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暗雲が立ち込めていた政府閉鎖の危機は今日ほぼ解消している。トランプ大統領は昨夜、壁建設資金の調達要請を9月まで延期することを保守派メディアの集会で表明したと報告された。大多数の議員は彼の壁建設計画に同意していないことを気付いたためであると思われる。状況が変わってきたが、問題は継続決議 (CR)法案と呼ばれる予算法案に共和党がアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)またはオバマケアの助成金を含むかどうかである。最新の世論調査は60%以上の国民がオバマケアを保持し改善することを希望している。加えて、幾つかの要因により今回のCR法案の戦いは民主党が勝利する可能性がある。

圧倒的多数の医療業界及び保険会社はCR予算案にオバマケアの助成金を含むことを要請している。これを含まない場合、民主党全員はその法案に投票しないため、上院議会少数派リーダーのチャック.シューマーは、政府閉鎖の責任は議会を支配する共和党が背負うと既に警告している。加えて、25日に公表されたワシントン.ポスト及びABCニュースの合同世論調査はオバマケアを保持し、改善することを61%の国民が希望している。一方、撤廃及び代替え法案を制定することを希望する率はわずか37%である。また、79%は現存する健康保険法を可能な限りうまく機能させることを希望し、オバマケアを可能な限り早く失敗させるよう望んでいる率はわずか13%である。共和党の長年の目標であったオバマケアの撤廃は益々非現実的になっていることを示唆している。

つまり、ほぼ10人中8人は現在の補助金で支えられている強制加入システムを支持しており、7年前の状況とは驚異的な変化が見られる。国民は、助成金の意義を理解し始めているようである。カイザー.ファミリー財団は25日、この助成金がない場合、米国民の医療費はもっと高くなると指摘した。カイザーの研究によると「 毎月の支払いがより高い税額控除の連邦政府への増加費用は、費用分担金の削減支払いを抹消する節約よりも実際には 23%もっと多くなると推定している。2018年度には、連邦政府の費用は23億ドルの純増になる」と述べている。つまり、トランプ氏が2018年に保険会社に支払うオバマケアの補助金100億ドルを停止した場合、予想される連邦政府の月々の医療費は極端に高騰するため純額23億ドルの支出を追加することになると説明している。

上記複数の理由に加えて、議会は定期的に行政に対して予算案を制定している。これはコンティニュアス.リゾルーション(Continuous Resolution)と呼ばれている連続決議法案であり、現存する連邦政府の全てのプログラムに資金調達することがCR法案の意義である。従って、オバマケアの助成金を除外することは事実上不可能である。その主要因はオバマケアを撤廃する法律及び通過可能な代替え案が存在しないことである。前回、下院議長のポール.ライアンはこれ以上優れた代替え案を考案することは不可能であると述べた。そのような最良の代替え案にさえ、下院議会で十分な投票を得ることができなかったため放棄した。その後メディアは、共和党はオバマケアの撤廃と代替えを「諦めた」と表現したため、トランプ 及びライアン両氏はまだ「諦めていない」と反発し、引き続き改善案に取り組む茶番劇を見せていたが、トランプ氏は今週から税制改革に目を向けている。代替え案なしにオバマケアの助成金を除外した法案に投票する試みは前回と同じ失敗を繰り返すはめになる。

そのような無謀な行為があった場合、共和党はその原因結果による厳しい代価を支払うことになる。約8年間、代替え案がなく撤廃を主張し続けた共和党は、今年地元でのタウンホール集会で多数の国民の怒りに直面したが、次回はそれ以上に激しい批判を受けるはずである。特に2018年の議会選挙は直接その国民の怒りが反映すると思われる。仮にオバマケアの助成金を除去した法案が共和党多数派の議会で通過しトランプ氏が署名した場合、カイザーの推定通り、多数の国民は医療保険を失うため、彼は2020年に再選される見通しはほぼゼロになる。従って、トランプ及びライアン両氏はオバマケアの助成金には非常に慎重に対応する必要がある。いずれにしても、複数のメディアは今日午後、トランプ氏が要請した壁建設の資金は予算に含まれていないことを確認した為、政府閉鎖の暗雲は解消した。しかし、民主党は全ての国民を保護するため十分な健康保険の助成金が含まれていることを希望し、防衛費と国内プログラムの予算率のバランスが適切であるかどうかを懸念している。

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