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カリフォルニア州の連邦地方裁判所は、トランプ政権下の移民法に協力しないサンクチュアリー.シティ(聖域都市)の政府当局に対して、資金停止執行を認可したトランプ氏の大統領令に予備的差し止め命令を発行した。裁判所の決定は、全米のサンクチュアリー.シティに適応する。判事はこの大統領令が恐怖を煽り「統合失調症的アプローチ 」であると批判した。最近の連続的な大統領令の執行に対する裁判所の命令は、再度チェックとバランスに欠け、憲法を熟知している専門家がホワイトハウスに存在しないことを示唆している。

トランプ氏は1月25日、不法移民の取り締まりを含めて、米国内の公共安全を強化する大統領令に署名した。しかし、 サンフランシスコ及びサンタ.クレラ群の政府当局はトランプ政権を告訴していた。カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のウィリアム.オリック判事は、昨日この大統領令を一時停止する予備的差し止め命令を発行した。大統領令はサンクチュアリー.シティに連邦政府が資金を停止する条項が含まれている行政命令であるが、トランプ政権の移民法に協力しないサンクチュアリー.シティを保持する州にその連邦政府の資金を停止することを謳ったものである。オリック判事はこの大統領令は大雑把で「曖昧」であると述べ、トランプ政権の解釈に矛盾があることを指摘した。またこの大統領令に対して、サンフランシスコ及びサンタ.クレラ群は告訴の潜在的メリットがあると指摘した。政府の弁護士は、連邦政府の職員はまだ資金を保留していないため、大統領令に過剰反応していると反論した。オリック判事は、大統領及び司法長官のジェフ.セッションズは移民当局に協力しないサンクチュアリー.シティ管轄政府の重要なプログラムに必要な資金を停止するとの恐怖を与え、大統領令の不確実性はそのプログラムを提供する計画や予算編成などの行政管理を妨害していると指摘した。

オリック判事は、恐怖を与えているこの大統領令が脅しであることの証拠として、実際にトランプ氏及びホワイトハウスの報道官ション.スパイサーの表現を引用した。26日のワシントン.ポストによると、判事は彼の判定において、トランプ氏とフォックス.ニュースの元ホストであったビル.オライリーとの2月のインタビューで、トランプ氏の優先課題である移民政策を無視しようとする聖域都市を含む地域社会に対して使用する大統領令は「武器 」であると言ったと指摘した。また、スパイサーはサンクチュアリー.シティが存続する郡やその他の機関は連邦政府の資金を得ない」と言ったと指摘した。そのような発言の引用は「ホワイトハウスにとって良い兆候ではない」ことを示唆した。

ニューヨーク.タイムスによると、オリック判事は「この命令(大統領令)への「統合失調症的アプローチ」の結果は「最悪の恐怖」を煽り、郡は「命令下での執行をかなり恐れている」と書いた。また判事は「憲法は議会に連邦財布を与えているので、大統領は連邦資金の新しい条件を地方自治体に課すことはできない」と記述している。オリック判事は 2012年の判例で「政府はオバマ大統領のアフォーダブル.ケア.アクトに従うことを州に強制するためメディケイドの資金を保留することはできない」と判定した米国最高裁の「非常に異なる党派的紛争の判例」を引用し、「最高裁は連邦政府が連邦プログラムを管理することを州に強制することはできないと判定した」と書いた。また、オリック判事は「連邦政府の権力を制限する憲法修正第10条は連邦資金が問題となっている政策に関連していることを要求しているため、例えば、住宅資金を移民法に結合することはできない」と指摘した。

トランプ政権に対するサンフランシスコ及びサンタ.クレラ群の告訴は1月25日のトランプ氏が署名した大統領令の一部に関与している。オリック判事はトランプ政権が移民当局との協力を制限する聖域都市管轄区から連邦資金を停止することはできないと判定した。従って、オリック判事の決定は結果的に健康管理及び他多数のプログラムに有効活用されている資金を停止するトランプ政権の執行を大幅に阻止したことを意味する。司法省の弁護士はトランプ政権に対する告訴は、まだ何も執行されていないので時期早計であると反論した。同日に公開された大統領令のサンクチュアリー.シティに関する記載はトランプ政権が何を禁止し、何を要求しているのか不明であり、非合憲的なほど曖昧であることは確かである。オリック判事の判定で注目すべき点は、憲法は議会に資金及び支出の権力を与えていることを指摘したことである。トランプ及びセッションズ両氏には連邦政府のお金を保留する権限はないが、疑問はこの基本的なチェックとバランスの原理がなぜ再度無視されているのかという点である。オリック判事は告訴した2つの都市当局にメリットがあると述べ、この点での論争で有益であることを示唆した。

 

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