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ドナルド.トランプ大統領は就任前、アメリカの有権者に100日間で達成する誓約を公表した。それらは腐敗を防ぐための措置、米国労働者を保護する行動、安全保障と法律の憲法規定を回復、及び議会と協力し法律を制定または撤廃することである。トランプ氏は100日間で10の法案を制定すると公約したが、一つも達成していない。今月末にその100 日目を迎える現在、彼はどれほどの公約を果たしただろうか? 折しも今日、経済成長は非常にスローであることを示唆するデーターが公表された。

トランプ氏のHPによるその誓約の概要は以下の通りである。 1. 腐敗を防ぐための措置:① 議会メンバーの任期に限度を定めるための憲法改正を行う。② 軍隊及び公共安全など一部の部署を除き、連邦労働者の雇用を凍結する。③ 新たに一つの規制を制定する度に現存する2つの規制を排除する。④ ホワイトハウス及び議会の役員がロビー活動することを5年間禁止する。⑤ 外国政府を代表してホワイトハウスの職人がロビー活動することを永久に禁じる。⑥ 外国のロビー活動家が米国の選挙に資金を集めることを完全に禁止する。

2. 米国労働者を保護する行動:① NAFTAから撤退または交渉を行う。② TPPから撤退する。③ 中国は通貨操作者であることを財務長官にラベルを付けるよう指示する。④ アメリカの労働者に不公平な影響を及ぼす外国取引の乱用を特定し、その乱用を直ちに終了するため米国及び国際法下の全ツールを使用するよう商務長官と米国貿易代表当局に指示する。⑤ 石油、天然ガス、クリーン.コールなど50兆ドル相当の雇用創出型の米国エネルギー生産制限を解除する。⑥ キーストーン.パイプラインのような重要なエネルギー.インフラ.プロジェクトの推進を許可する。⑦ 米国の気候変動プログラムに何十億ドルも支払うことを停止し、その資金をアメリカの水と環境インフラ整備に支出する。

3. 安全保障と法律の憲法規定を回復するための行動:① オバマ大統領によって発行された憲法違反の執行行為、覚書、大統領令を全てキャンセルする。② 推薦された20人の裁判官リストからスカリア判事の後継者を選択する。③ サンクチュアリー.シティへのすべての連邦資金を取り消す。④ 200万人以上の犯罪不法移民を強制送還し、外国へのビザを取り消す。⑤ テロの温床となっている地域からの移民を一時停止し、米国入国者のすべての審査を「極端な点検」下で実施する。

4. 議会と協力し法律を制定又は撤廃することを目指している課題は以下の通りである。それらは ① 中産階級の減税と税制の簡素化、② 企業が労働者を解雇することを防止するため、外国に移動し、外国で生産した製品を米国に出荷する企業に関税を課す、③ 米国のエネルギーとインフラの法律を制定、④ 学校の選択と教育機会法の制定、⑤ オバマケアの撤廃と代替え案の制定、⑥ 合理的な価格の子供及び老人の世話法の制定、⑦ 南部国境での壁建設と不法移民に対する法律の改正または制定、⑧ 地域社会安全性の回復法制定、⑨ 国土安全保障法の回復、⑩ ワシントンの富豪者を排除し、特別利益が政治に及ぼす影響を減少させるため、新しい倫理を改革する腐敗の浄化法を制定する。

連邦労働者雇用の凍結などを含む上記公約の幾つかはキャンセルされたが、トランプ氏は今日までに少なくとも30の大統領令に署名した。その大統領令の多くは上記公約に関連したものであり、上記最後の4.を除き、労働省、保険福祉省、内務省、教育省、その他の部署で議会の承認を必要とせず、簡素化と明確性を強調し、修正及び削減を行う行政的及び事務的な内容である。トランプ氏が署名した大統領令を分類すると、ほとんどオバマ政権下での法律又は規定を排除している内容が圧倒的である。27日のNPRによると、オバマ政権時代の規定を撤廃した内容は13件、人事任命に関する大統領令は5件、退役軍人に関する大統領令は4件、現存するプログラムを改定した内容は3件、イノベーションを奨励した内容は2件、オバマ大統領時代の政策をトランプ政権下で延長したものはわずか1件である。この1件はある状況で退役軍人がVAシステム外で健康管理を維持することを許可したオバマ時代の政策をトランプ政権が保持すると決定している。トランプ氏の100日間の公約で重要なことは上記4.の両院議会が通過した法律に署名することであるが、彼の公約の中で、議会を通して制定した法律は皆無である。トランプ氏の最も重要な成果は、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルが投票システムを容易にするため、ニュークリア.オプションを通してニール.ゴーサッチ判事を最高裁に送り出したことである。またトランプ氏の180度の転換は、 NAFTAからの撤退と中国を通過操作人と呼びことを撤回したことである。

ご承知の通り、トランプ氏のイスラム教国からの移民禁止及び不法移民を取り締まるためサンクチュアリー.シティに資金を停止することを目標にした大統領令は複数の裁判所によってブロックされた。また、上記の議会と協力して制定または撤廃することを目指した10課題の中で、オバマケアの撤廃と新たな医療保険改正法の制定は最も強調された最初の課題であった。下院議会は実際に代替え案を作成したが、投票さえ実施することは不可能であったため、トランプ氏はそれが非常に困難であることを知った。また、下院議会は投票さえ不可能であったその代替え案アメリカン.ヘルス.ケア.アクトを修正し、今週投票する予定であったが、予測通り、昨日これも投票できないと発表した。また、トランプ氏がキャンペーン中、繰り返し公約した壁建設の資金は、今回の継続決議予算案に含まれていないため、その準備も100日以内に達成することは不可能であった。9月までの予算案を完了していない議会両院は今朝、政府閉鎖を避けるため、わずか1週間議会に資金を提供する予算案を通過した。

加えて、トランプ氏は雇用拡大を強調し、特にエネルギー政策でオバマ政権の規制をほぼ全て撤廃することで経済を向上させることを目指しているが、28日に公表された経済報告は2014年以来スローであることを示唆した。米国商務省が今日公表した調査報告によると、国の国内総生産(GDP)は、2017年の最初の3ヶ月間で最もスローな年率0.7%の伸び率であった。これは、前四半期の大幅な減速であり、今年第1四半期は3年ぶりに消費者の支出がよりスローであることを示唆した。28日のブルンバーグの分析によると、経済学者の「予想中央値は1%上昇を要求していた」が、経済の最大部分を占める消費者支出は、2009年以来の最悪の業績であるわずか0.3%増となっただけである。成長率が持続的に3%から4%に達することを目指しているトランプ氏の目標に、経済学者は「一般的に懐疑的」である。アナリストの推計によると、2019年までの年間成長率はほぼ8年の成長期間の平均ペースを上回る2.2%から2.3%にとどまると予測している。今年第1四半期の数値は、必ずしもトランプ氏の政策に直接関係があると断定できないが、肯定的な兆候ではないと言われている。

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