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トランプ大統領不在のホワイトハウスで恒例の記者夕食会が開催されている時、トランプ氏は ペンシルベニア州の集会で彼らの支持者と就任100日を祝った。彼のキャンペーンの会場には多数の空席があったが、収容できないほど満員であると誇張する一方で、メディアは不正直であると批判した。トランプ氏の情報源である保守派フォックス.ニュースは、最近スキャンダルが多く、女性蔑視と人種差別でグループからの告訴に直面している。昨日、ワシントントンD.Cを含め、全米で気候変動の抗議デモが一日中開催された。トランプ氏100日記念に見られた複数の主要行事は米国が劇的なほど分裂化していることを反映している。

東部時間午後8時から開催されたホワイトハウスのパーティ会場の記者夕食会は例年とは全く異なる雰囲気であった。トランプ氏はメディアを嫌悪しているため、トランプ氏、彼の家族、及びホワイトハウスの側近は誰一人参加しなかったようである。大統領のジョーク.スピーチを聞く機会はなかったが、政治風刺ニュース番組The Daily Showのコメディアンの一人でイスラム系アメリカ人のハッサン.ミナージはジョーク.スピーチで会場を笑いに巻き込んだ主な立役者であった。最初の自己紹介の段階で、彼は「9年連続して、イスラム教徒がこの舞台に立つことを誰が思っていたでしょうか、ベイビィ」と語ると会場は笑いに包まれた。オバマ前大統領に対する一部の人種差別者は、オバマ氏をイスラム教徒であると主張していた為、8年間、記者夕食会の舞台に上がった前大統領と9年目はイスラム教徒のミナージが舞台に立ったことを暗示したジョークである。

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この記者夕食会にはリベラル及び保守派のニュース番組のホストも多数参加していたが、トランプ氏がひいきにしているフォックス.ニュース関係者も参加していた。フォック.スニュースの元CEOロジャー. アイルス(右下)は昨年、性的虐待により複数の女性ニュース.キャスターに告訴された後解雇された。今月、最長のキャリアと人気を誇るビル.オライリー(左)も多数の女性に対する性的虐待が発覚したことで先週解雇された。人種差別の苦情により、現役及び元フォックス.ニュース11人の従業員は先週、同局に対してニューヨークで集団訴訟を提起した。フォックス.ニュースは、保守派視聴者が求めるニュースを取り上げることで巨額の富を築いてきたが、女性蔑視、人種差別の文化があるとして現在注目されている。多数のメディアはトランプ氏の主なツイートの情報源は、最近社風文化の疑問が問われ始めているフォックス.ニュースから来ていることを確認している。トランプ氏は長年、本人に都合の悪いニュースが報じられると必ず「フェイク.ニュースである」との決まり文句を主張することで、彼の支持者とメディアの間にバリケードを張る戦術を利用している。これは一種の心理的なプロジェクションであるが、 カリフォルニア州の下院民主党議員アダム.シフは先月トランプ氏が「フェイク」と述べた時は警戒する必要があると述べた。

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トランプ氏はキャンペーンから今日に至るまで、フォックス.ニュースを除くほぼ全てのメディアを前代未聞のスケールと頻度で攻撃している。昨夜、記者夕食会に参加した複数のマスコミ関係者は日頃からメディアを批判しているトランプ氏に対抗する機会を得た。ノンフィクション作家、1971年以来ワシントン.ポストの調査ジャーナリスト、及び 集編主幹であるボブ.ウッドワード(1943年3月 )は「記者、特にいわゆる主流メディアは、定期的な攻撃を受けています。大統領、メディアは偽のニュースではありません。我々は先に進みますので、それをテーブルから取り除きましょう」とトランプ氏に語りかけた。ホワイトハウス通信協会の会長であるジェフ.メーソンは「我々は大統領が使っている表現を無視することはできません。我々はフェイク.ニュースではありません。私たちはニュース組織に失敗していません。私たちはアメリカ人の敵ではありません」と切実に語った。トランプ氏とメディアとの関係はほとんど改善されていないことを示唆した。

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一方、昨日東部時間午後8時過ぎからペンシルベニア州のハリスバーグでキャンペーン.スタイルの集会を開催したトランプ氏は彼の支持者と共に就任100日の記念を祝った。会場には多数の空席があったと報告されたが、トランプ氏は従来の集会の規模より「もっと大きい」と自慢し、会場に入るため多数の人々が外側で待っていると虚後の主張をしたと報告された。また、ペンシルベニアの各地でも気候変動のデモ抗議が開催されたため、彼の集会では会場の近辺で 活動をしていた抗議者に怒声を浴びされる場面もあった。トランプ氏は、トランプ政権がこの国の「偉大な市民」のために日々努力し「我々は次から次に約束を守っています」と語った。また、「今頃はハリウッドの俳優たちとワシントンのメディアは首都圏のホテルのボール.ルームでお互いに慰めあっています」と述べ、メデイアは「とても不正直な人々です」と批判した。トランプ氏は最高裁にニール.ゴーサッチ判事が承認された事、大統領令により、多数の犯罪者である不法移民は強制送還された事、及びキーストン.パイプラインを認可した事などの業績を語り、今後「我々は国境に壁を建設するので心配する必要はない」と壁建設を望む彼の支持者を激励した。

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トランプ氏が大統領選に勝利した後、ほとんどの主要都市を含む全米及び世界の各地で何らかのデモ抗議が頻繁に開催されているが、最大の懸念の一つは気候変動であり、昨日同様に大規模な集会が各地で開催された。29日のニューヨーク.タイムスによると、昨日「街頭に溢れた何万人ものデモ抗議者は地球温暖化の気候について、地球と政治の両方に警告を鳴らすため、トランプ政権による環境への危険な攻撃に対して警戒」した。ワシントンD.Cでは、元副大統領で地球温暖化の先駆者であるアル.ゴアを含む政界人、ハリウッドの有名人、 及び大手企業の代表者が参加した。しかし、デモ抗議の主な主役は気候変動の影響を最も受けやすい移民、先住民、労働者、沿岸付近の住人や子供たちなど一般の人々である。抗議者たちはキャピタル.ヒルの麓からホワイトハウスに向かって行進し、群衆はホワイトハウスの前で「トランプ政権の気候変動否定者の声を象徴的に捨て去ることを目的とした集団轟音」を浴びせた。D.Cで毎週の行事になっているデモ抗議の参加者は「抵抗はここに残り、貴方の100日目を歓迎します」と唱えた。ワシントンでの気候変動行進、及びトランプ氏の100日目を迎えるこの日に全米で何百もの小規模なイベントが企画された。これらのデモンストレーションはトランプ政権が、前大統領の「最も意欲的な環境対策を後退させ、政府の非行動が海面上昇と暴風の荒れ狂う時代に世界を突進させるとの恐れを再燃させている」ことを表明した。また、草の根ネットを通して気候変動と並んで、人種、性別、経済的不平等など、伝統的な社会正義の問題にも対処する為である。

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