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トランプ大統領は昨日FBIディレクターのジェイムス.コミを突然解雇したため、混乱、怒り、疑惑の渦を巻き起こし、非常に論争的な問題に発展している。今月から本格的なロシア関連の調査が始まり、コミは 3日に上院司法委員会の公聴会で証言したばかりである。報道関係者は解雇の理由を求めるため、ホワイトハウス関係者とインタビューを試みているが、民主党議員らの反応とは極端に異なるコメントが返ってくる状態である。しかし、偶然にしては絶妙なタイミングで、コミは2016年の大統領選に影響を与えたロシアとトランプ陣営が共謀したかどうかの調査に集中し始めたばかりであったため、解雇はその捜査を妨害するためであることを示唆する驚異的な事実が報告された。1974年、隠匿操作で弾劾に直面したリチャード.ニクソンのウォーターゲート.スキャンダルを回想させるほど、米国は民主主義の危機に直面している。

ヒラリー.クリントンは5月2 日、ニューヨークの女性国際フォーラムで大統領選に敗北した要因について、FBIディレクターが10月28日に新たなクリントンのメールを発見したことを議会に手紙で報告したこと、及びロシアにハッキングされた民主党キャンペーンのEメールがウキリークスに暴露されたことの二点を強調した。その翌日、上院司法委員会の公聴会でジェイムス.コミは、選挙前の微妙な時期に、なぜ議会に手紙を送ったことを公表したのかと聞かれ「話すか、隠すか」のどちらかの選択に迫られており、話すことを決意することは「軽度の吐き気」を感じたが、それが正しいことであると判断したからであると語った。

昨日午後、トランプ及び先日ロシア関連捜査から身を引いた司法長官ジェフ.セッションズのそれぞれの短い手紙に加えて、4月26日就任したばかりの副司法長官ロッド.ローゼンスタインによる解雇を正当化する理由を説明した書簡合計6ページの書類がコミに送られた。東部時間8時過ぎコミは自宅に向かって移動中であった。ローゼンスタインはその書簡で、コミには多数の不適切な言動があり、FBIディレクターとしての信頼性に欠けると批判している。主にクリントンのEメール捜査に関するコミの対処は間違っていると指摘した。特に、犯罪調査に関する記者会見を開くことは不適切であり、ディレクターは長年の原理を無視していると述べている。また3日の公聴会でコミが「隠す」という表現を使ったことは誤りであると指摘し「我々は何も隠していない」と反論している。今朝議会のフロアーで記者のインタビューに応じた副大統領マイク.ペンスを含むトランプの側近は、ジェイムス.コミが米国民の確信を失ったと主張している。

一方、コミは解雇される数日前にロシア関連調査にもっと資金を提供するよう要請したことを複数の議員が確認したとの驚異的な事実が報告された。偶然にしては絶妙なタイミングである為、コミの解雇は調査への弾圧であるか又は隠匿であるとの疑惑を強化させている。10日のニューヨーク.タイムスによると、先週ジェイムス.コミはトランプ陣営とロシア政府との共謀に関する調査のため同局にもっと資源を提供するよう司法省に要請した。コミは先週実際に、副司法長官ローゼンスタインとの会議でロシア関連の調査において、人材及び資金などの資源を大幅に増やすよう要求したことをイリノイ州の民主党米国上院議員リチャード.ダービンを含む4人の議会メンバーが確認した。ダービンは「ローゼンスタインが到着するとすぐに、調査のための追加資源の要求があり、その数日後に解雇されたと言われました。私はコミのトランプ陣営の捜査及び活動は非常に緊密であり、これ(解雇)は捜査を低迷させる努力だと思います」と語った。最近コミはロシア関連の捜査で議会のメンバーに会い、個々に意見を聞くなどその捜査に集中していたという。

トランプは今日、司法長官セッションズの勧告を受諾したと述べ、FBIディレクターは良い仕事をしていなかったとコメントした。この解雇にはセッションズが深く関与していることを示唆したが、トランプが解雇を命令したか又は勧告により最終的に決断したかのどちらかである。セッションズもトランプ陣営の一人として捜査の対象外ではないため、強力な調査妨害が感じられる。副司法長官の書簡は、クリントンEメール問題の対処が悪いことが解雇の一因であると述べているが、コミは犯罪容疑で起訴する類のものではないと1年前に結論を下している為、ローゼンスタインは何故今頃、それを持ち出しているのか?

民主党議員らは、FBIディレクターをトランプが解雇した直後、トランプとの利害関係がない「独立した特別検察官を雇用する時が来た」と主張した。彼らはトランプが必死になって、捜査を妨害又は何かを隠匿しようとしていると見ている。大統領選でクリントンの副大統領候補であったティム.ケインはトランプ個人の短い手紙の一部を引用し「三度の別々の機会において、私は調査下に置かれていないと貴方が私に伝えてくれたことには感謝している」と述べている箇所は、トランプ氏が「非常に神経質」になっており、調査に不安であることを示唆していると語った。隠匿であると見ている多数の民主党は、独立した調査グループを確保するまで戦う構えを見せている。上院少数派のリーダーであるチャック.シューマー、エリザベス.ウォーレン及び他複数の下院民主党議員は、ホワイトハウスは調査の主な対象になっているため、ホワイトハウスが FBIディレクターの後継者を指名することは、最早倫理的ではないとして、独立した検察官に調査を委任することをホワイトハウスが拒否した場合、米国民はトランプが捜査を妨害することで隠匿していると確信すると主張している。一方、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは独立した検察官に調査を依頼することを拒否している。

トランプ陣営とロシアの結びつきを調査している主要人物であったコミを解雇した翌日、ロシアの外務大臣セルゲイ.ラブロフと記者を締め出したドアの裏側で会談を行ったトランプの一連の行動は、自身の墓穴を掘っている印象を与えている。トランプに指名された多数の官僚は彼に忠実な傾向があるが、コミは特に目立った独立派で「オバマ大統領にトランプ.タワーは盗聴された」とのトランプの発言を公的に否定した。権威主義または独裁的素養がある指導者は自身にマイナス作用のある部下を解雇することは珍しくない。特にトランプは忠誠を強調し、政権官僚との関係を会社組織感覚で対処している側面もある。サリー.エイツ及びジェイムス.コミの解雇を含む一連の行動は、民主主義が危機に晒されていることを示唆している。1972年の再戦を援助するためキャンペーンの側近が犯した選挙違反を知っていながら隠匿したニクソンは弾劾を避けるため1974年に自らを辞職に追い込んだウォーターゲート.スキャンダルを回想させる。いずれにしても、トランプは「潜在的に政治生命にダメージを与える超党派の批判」を免れることは不可能である。議会の捜査は益々熱を帯びており、上院情報委員会は マイケル.フリンを証言者として召喚した。

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