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5 月9日トランプ大統領はFBIディレクター、ジェイムス.コミを解雇したが、これは就任後の最も危険な決定として、論争的な問題に発展している。コミの解雇はヒラリー.クリントンのEメールに関する取り扱いが本当の理由ではなく、コミに対して怒っていたからであると報じられた。加えて、トランプは就任一週間後、個人的にコミに会い忠誠を尽くすかどうかを聞いたと報道されたため、益々疑惑はエスカレートしている。トランプは11日NBCニュースの独占インタビューで、解雇は自分の決定であると述べたが、解雇の動機は何か、及び忠誠を求める会話があったかどうかについて矛盾する情報が錯綜している。論争の焦点はトランプ氏が弾劾可能な司法妨害を犯したかどうかである。

トランプはコミを解雇した翌日、公的にディレクターが良い仕事をしていなかったと述べた。しかし、トランプはコミに対して怒っていたと伝えられた。10日に多数のメディアがそれぞれ報じた解雇の理由を概説すると、⑴ コミはオバマ大統領がトランプ.タワーを盗聴したとのトランプの主張を否定した。⑵ 5月3日に開催された上院司法委員会の公聴会で証言する内容について事前に報告してほしいとの要請をコミは拒否した。⑶ コミは情報漏れについて調査している様子がなかった。⑷ トランプ陣営は米国大統領選に干渉したロシアとの調整に関与していないと公的に表明しなかった事に怒っていた。これらが全て解雇に繋がった。盗聴については、コミが公的に否定する前に、幾人かの諜報関係者、議会メンバー、批評家、専門家はそのような証拠はないと断言していた為、これは精神医療専門家が観察している通り、妄想的な発想である。また、上院委員会の公聴会では、質問によって回答しない場合も多々あるが、証言内容を事前通知するよう要求することは前代未聞である。上記4について、ロシア選挙干渉の調査は政治的な問題ではなく、超党派の多数の議員が懸念している国土安全保障の問題であることをトランプ氏は理解していない。

11日NBCニュースのホストであるレスター.ホルツとの約30分の独占インタビューで、トランプ氏は司法省副長官ロッド.ローゼンスタインの勧告を受ける前でさえ、コミ氏を解雇するつもりだったと述べた。トランプは「実際、私がそれをしようと決心した時、トランプとロシアに関するこのロシアの事は作り上げられた話であると私は自分自身に言いました」と語った。 コミの解雇は司法省の勧告が先ではなく、彼が解雇の正当性を文書化するよう命令したことを印象付けた。また、ホルツは「それぞれ別々の機会に3回貴方はロシア関連の調査の対象にはなっていないと手紙に書いていますが、どのような方法でそれを知りましたか」と聞かれ、トランプは「私は実際に彼に聞きました」と答え、一度は一緒に食事をした機会に、他の二回はお互いがそれぞれ別の機会に一度ずつ電話で話した時に聞いたと答えた。また「私は可能であれば、私が調査下にいるかどうかを話してくださいと言いました。彼は、貴方は調査下にいませんと言いました」と語った。トランプは「私は調査下にいないことを知っています」と述べた。また、このインタビューでトランプはロシアが米国の選挙に干渉した件に関する完全な調査を支持し「絶対に正しく」調査することを望んでいると語った。

複数の法律専門家は「FBIの調査の焦点になっているかもしれない誰かが、自分が調査の対象になっているかをFBIの監督者に直接尋ねることは非常に珍しいことである。大統領の行動は不適切である」とNBCニュースに語った。ホルツは「彼がロシア調査の為、コミに怒っていたか」どうかをトランプに尋ねた。トランプはこの質問に直接答えず「私はただ有能な誰かを望んでいるだけです。私はFBIの大ファンです。FBIが好きです」と答えた。トランプは、コミにトランプ.キャンペーンのFBI調査を中止するよう圧力をかけたことは一度もなく「私は、選挙がロシアに関係している問題があるかどうかを知りたいです」と主張した。ホルツは「コミを解雇することで、彼の後継者に解雇メッセージを送ろうとしていたのか」と聞いた。トランプは「私はしていません。もしロシアが何かをしたら、私はそれを知りたいです」と答え「私のキャンペーンとロシア人との共謀」はないと述べた。

トランプがコミに個人的に会ったとの新たな事実に対して、政治的利益関係を求めたかどうか強い関心が寄せられている。11日のニューヨーク.タイムスによると、トランプ大統領就任わずか7日後の 1月 27日、F.B.I. ディレクターのジェイムス.コミは大統領と1対1の夕食のためにホワイトハウスに呼び出されたと同僚に語った。彼らは食べながら、両氏は少し選挙と就任式の群衆の規模について会話し、大統領はその後コミ氏が彼に忠誠を約束するかどうかについて話題を変えた。コミはそのような約束はできないと断ったが、その代わり他の人達に詳しく話し、トランプにいつも彼に正直であると言ったが、彼は伝統的な政治的センスでは「信頼できるものではなかった」と話した。

ホワイトハウスはこの説明は正しくないと主張した。また、トランプは木曜日のNBCとのインタビューで、ディレクターが懇談会を依頼し、忠誠心の話題は決してなかったとの全く異なる夕食会話の説明をした。コミの同僚は「コミ氏の説明ではトランプ氏の最初の質問に対する彼の答えは、明らかに大統領を満足させるものではなかった」と述べ、その夕食会の後半で、トランプ氏はコミ氏に「彼の忠誠が必要である」と再度述べた。会話の説明によれば、コミ氏は再度、彼に「正直」に接すると答え、忠誠を約束しなかった。しかし、トランプ氏は「正直な忠誠心」になるかどうかを彼に押した。コミは「あなたはそれを持つでしょう」と答えたと彼の同僚に語った。NYTは「キャリアを通して、トランプ氏は彼のために働く人々からの忠誠心を重要な優先事項とし、しばしば信頼性が低いと考える従業員を退去させました」と書いている。また、コミは在職中、公的に議論しないという条件で、トランプ氏への忠誠の約束を拒否したことを彼の周辺の幾人かに詳細に語った。しかし、その話しを聞いた同僚らはコミが解雇された現在「匿名の条件で自由に議論することができると感じている」と伝えている。

コミの解雇騒動を受けて、昨日上院情報委員会はNSA, CIA, FBI, NIを含む6人の上級高官を急遽公聴会に召喚した。この公聴会で、委員会のメンバーは外国政府による選挙の関与は懸念が増大していると表明した。しかもコミを解雇した翌日、ロシアの外務大臣及びロシア大使を招待し、ロシアのカメラマンのみが会談の部屋に入ることを許可されたという異常な事態が起きている。委員会のメンバーの一人は、今回ロシアは米国の選挙の関与に成功しているため、2020年の選挙にも干渉するだろうと予測した。ホワイトハウスの副報道官サラ.ハッカビーは、コミはFBI職員の間でも信頼性を失ったと述べたが、コミ解雇直後から FBIディレクター代理を務めているアンドリュー.マッガビーは、宣誓下でサラの発言と180度異なる証言をした。 NYTによると、マッガビーはコミ氏がFBIの支持を失ったとのサラの主張を拒否し「大多数のFBI従業員はコミ.ディレクターと深く肯定的なつながりを持っていました」と述べ、「大統領の主な弁護」に反論した。また「コミ.ディレクターはFBIの広範な支持があり、今もそうです」と11日の公聴会で語った。

複数の専門家はコミに対する解雇を含む一連のトランプの行動は司法妨害であり、それは弾劾可能な違反であると述べている。10日、MSNBCのホスト、レイチョー.マドーとのインタビューで元ニューヨーク.タイムス紙の記者ピューリッツァー賞とナショナル.ブック賞の作家及びThe History of CIAの著者であるティム.ワイナーは、安全保障の側面での調査を集中的に実施することを目指していたジェイムス.コミを突然解雇した大統領は「弾劾可能な司法妨害を犯した」と指摘した。11日、同局でのインタビューに答えたハーバード大学の憲法学者ローレンス.トライブは証拠を隠すため、法的調査を阻止するため、証言する証人に圧力をかけるため自己の権力を乱用した場合、その大統領を追放することが可能であると述べた。また、個人的に食事を共にし、忠誠心を要求することは賄賂または脅迫になると説明し、それが得られなかった為、解雇した場合、それは犯罪である。また、調査妨害のためFBIディレクターを解雇及び腐敗した外国権力を支持することなどは弾劾可能な司法妨害であると語った。

ホワイトハウスは予想外に厳しい反響に直面し、トランプ氏は窮地に追い込まれているようである。一方、コミ氏は沈黙を守っている。コミが去った後、FBI本部は多大な失望と混乱が生じ、コミは同僚に宛てた手紙に解雇されることは予期していたと伝えたと言われている。彼は クリントンのメール調査の取り扱いについて拙い部分もあったが、統合性のある誠実な人柄であるとの評価もある。FBIディレクター代理のマッガビーの証言はその評判と一貫性がある。文書で解雇の正当性を説明した副長官ローゼンスタインは、コミを解雇するなら辞職すると主張したとの報道を否定したが、これも情報に一貫性がない。トランプは最初、司法省の勧告を受けたとアピールしたが、実際にはロシアの調査が完全に消えることを望み、コミがその調査を拡大する意図があったことを知った時、彼はコミを「敵である」と勘違いしたことが突然の解雇につながった可能性が高い。サリー.エイツの最初の上院司法委員会での公聴会は最初3 月 28日に予定されていたが、当時複数の情報筋はトランプが「阻止しようとした」と報じた。一連のトランプの言動に関する分析は「潜在的に政治的干渉」であるとの分析もある。米国民は真実を求めているため、タウンホール集会では一部の参加者がロシアとトランプ陣営関連の調査を独立した機関に委託することを要求し始めた。

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