アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2017 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images of Trump in trouble

多数の米国上院共和党議員は、伝統的な保守派の原理を守るため、及び他幾つかの理由に基づき、トランプ大統領から完全に孤立する意向を表明した。その主な要因は日々危機に直面していること、優先課題を達成できないこと、予算案、北米自由貿易協定(NAFTA) 、ロシア制裁 、パリ気候変動協定など多数の国内外政策でトランプとの不一致があること、記録的に支持率の低い大統領であることなどが挙げられる。大統領との不一致を表明している共和党議員の一部は、強固な決意を表明し、ホワイトハウスに挑戦状を突きつけている。

遂にトランプ大統領から孤立することを表明し始めた彼らにとって、FBIディレクターのジェイムス.コミに対する突然の解雇及び脅迫じみた秘密テープのツイートは耐え難い一線を超えたことを明白にしている。 11月の選挙でトランプが勝利した当時、上院議会多数派リーダーのミッチ.マコーネルは、共和党議員は保守的な議題に素早く移行できるという大きな希望を表明し「私たちはほとんど常に熱心な支持者になるだろう」と 語った。しかし、上院共和党議員は最近になってから懸念を表明し始めた。14日のニューヨーク.タイムスによると、オハイオ州の民主党上院議員シェルド.ブラウンは 「彼らは益々懸念していると個人的に言っているのを聞いています」と語った。議会とホワイトハウスが同じ党であれば、通常議員は「明確かつ調整されたビジョン、寛容な議員との忍耐、メッセージの反復」を通して、優先課題の立法を達成することをかなり期待するが、トランプ氏には毎日危機から危機を見ていると表明した。医療保険の法案に取り組んでいるメイン州共和党上院議員スーザン.コリンズは、先週木曜日の夜、テレビのインタビューで「ワシントンでは、ほとんど毎日のように危機的な激変が起こっているようだ」と述べた。

多数の共和党上院議員はトランプからの孤立を表明しているが、その最大の理由は アフォーダブル.ケア.アクトの撤廃、税制改革など、共和党の立法上の優先事項をほとんど達成していないことである。トランプは今月、共和党の法案をより簡単に達成するため、上院は投票などの「規定を変更すべきだ」と提案したが、さすがのマコーネルも「その考えを強く拒否」した。また、上院議会はロシア制裁を解禁する方向性はないため、コミを解雇した翌日、ロシアの外務大臣セルゲイ.ラブロフと秘密の会談を行ったトランプに対抗するため「超党派の解禁措置を推進することで大統領を挫折」させた。また、共和党は国境に沿った壁建設の資金を含めない9月までの継続決議(CR)予算法案を今月初旬に通過したことで「トランプの優先事項の多くを拒絶」した。

加えて、2018年「潜在的に厳しい再選に直面」している上院共和党議員、特にネバダ州のディーン.ヘラーとアリゾナ州のジェフ.フレーク両氏は、彼らの政治的展望を引きずっているトランプとその政権を「臆面もなく」批判している。特にトランプの米国民の支持率は記録的に低く、14日に公表されたNBC/WSJの世論調査によると、大統領の仕事を支持する率はわずか39%で 先月より減少した。コミの解雇を支持した率はわずか29%で、反対は38%、意見のない率は32%であった。興味深いことに、78%の国民はロシア関連の調査を議会外の機関に委ねることを好んでいる。

多数の上院共和党議員は民主党の同僚に「もう十分である」と伝えているが、その結果はどうなるだろうか?彼らは今後もCR予算法案において、引き続きトランプ氏が要請している壁建設資金を拒否し、薬物治療プログラムの多大な削減を拒絶する。オハイオ州の上院共和党議員ロブ.ポートマン及びオピオイド死者数が多いウェスト.バージニア州共和党のシェリー.カピト上院議員はトランプ政権が薬物中毒と戦うことを願い、現実的な予算を提案することを政府に求める新たな計画を発表した。もし、政権がそれを実施しない場合、彼女は「提案された削減を拒否するため、歳出委員会と上院同僚の超党派グループをリードする」とホワイトハウスの予算担当者ジョン.マルバニーに宛てた手紙で警告した。

アリゾナ州の共和党上院議員ジョン.マケインは「NAFTAを取り消した場合、自国の経済に有害である」と指摘した。フレークは「メキシコとの貿易関係は、経済面だけでなく安全保障面でも肯定的である」と述べ、メキシコと米国当局は麻薬密売の取り締まりに相互協力が可能であることにも言及した。また、ウクライナ及びシリアでの行動、2016年米国大統領選の干渉があるロシアに対する制裁解禁を議会が認可することを「トランプ氏は期待してはならない」と警告した。テネシー州の共和党上院議員で、現在上院外交委員会の議長であるボブ.コーカーは「私の意識は、議会はロシアに対する制裁措置を講じるつもりである」と指摘し、その法案に取り組んでいる最中であり、ロシア制裁を引き上げるどころか、むしろ強化することを表明した。また、気候変動科学否定者の一人であるオクラホマ州の共和党上院議員ジム.インホフは「トランプの最も熱心な後援者の幾人かは将来、緊張に直面するだろう」と予測し「大統領に反対する時があるだろう」と語った。彼は、トランプ政権がパリの気候変動協定を維持した場合「私たちは率直に話すだろう」と述べた。

上院民主党は多数の課題で共和党と協力しあえる可能性があることを示唆した。加えて、根拠のない感情で行動し、次々に民主的規範を破り、権力を乱用し、三権分立のチェックとバランスを無視し、マー.ア.ラゴ及びトランプ.ホテルなど、大統領の立場でビジネス上の利益を得ているトランプに対して、日常的に危機感を抱く超党派の議員が増えている。一方、上院多数派リーダーのマコーネル及び下院議長ポール.ライアンは、最近の一連の騒ぎに無言であった。この両氏は、まだ彼らの多数の議題にトランプが署名するまで、彼を追放する計画はないため、トランプとの孤立を表明している他の議員らの関係を複雑化させる可能性がある。しかし、法案通過を達成できないため、多数の上院共和党議員は既に限界に達している為、両院リーダーが彼らに参加するのも時間の問題である。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。