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Image result for Images of Trump two Russian official at White House on May 10, 2017

FBIディレクターのジェイムス.コミを9日に解雇した翌日、トランプ大統領はロシア外相のセルゲイ. ラブロフ及び米国駐在のロシア大使セルゲイ.キスリャクをホワイトハウスに招待した。 トランプはNATOの同盟国にさえ共有されていなかった高度機密情報を米国が敵国であると見ているロシアに漏らしたことが昨日夕方判明した。今日、その機密情報は米国の一同盟国から提供されたものであることが報告された。次から次に驚異的な出来事が報告されている現在、ダメージの調整に奔走しているホワイトハウスは土台が崩れ始めているように見える。トランプは新たなプレッシャーに直面しているが、彼の行為は何を意味する?

このエピソードを最初に報告した15日のワシントン.ポスト(WP)によると、トランプは高度機密情報を語ったことを匿名の役員が報告した。トランプは 「航空機でのラップトップ.コンピュー使用に関連するイスラム国家(ISIS)のテロ脅威の詳細を説明し始めた」という。重要な同盟国のスパイ活動を通して米国が学んだテロ脅威の側面について論議した彼は、具体的な情報収集法を明らかにしていない。彼はISISがどのように特定の策略の要素を追求しているか、様々な状況下でそのような攻撃がどれほどの害を及ぼす可能性があるかを説明した。最も驚くことに、トランプは米国諜報機関が脅威を発見したイスラム圏の領土にある都市を明らかにしたと役員は語った。

CIA とNSAはコメントを避けたが、当局者はトランプによる機密情報の取り扱い及び潜在的な結果を把握する彼の能力に懸念を表明した。ISISに関する重要な洞察を提供した情報の暴露は、米国とその同盟国が今後の脅威を検出する能力を妨げる可能性があると彼らは述べた。米国元高官は「それはまったく衝撃的です」と述べ「ロシアと情報を共有した為、この問題のためにすべてが曇っている」と表明した。トランプは「非常に無謀」であるように見え、特に諜報と国家安全保障に関して、彼が対処する事柄の重大性を把握していない。トランプの安全保障チームのメンバーと緊密に協力した元米国テロ対策担当官は「この流れは非常に敏感であることは誰もが知っており、ロシアとこのレベルの粒度で共有するという考え方は厄介である」と匿名で語り、繊細な情報についての懸念を表明した。

更に、ロシアはその詳細な情報を利用して、米国同盟国または米国の諜報能力を特定するのに役立つため、場所の特定に関する情報をロシアに漏らしたことは特に問題である。また、モスクワはその情報源を特定し、恐らくそれを混乱させることに強い関心を持つとの懸念を表明した。米国及びロシアはいずれもISISを敵であると見ている為、テロ脅威に関する情報の共有を限定している。しかし、モスクワはバッシャール.アサドを支援しているため、シリアに軍事及び人員を配備しているが、米国はアサドに対して異なる議題を持っている。米国当局は「ロシアが我々の情報源と技術を特定する可能性がある」との懸念を表明した。ロシアに関する高度情報を扱った元情報当局者は、トランプが与えた手掛かりについて「ロシアのスパイ.サービスが理解することは難しいと思わない」と述べた。複数の役員はイラクとシリアに関する「繊細な情報を保護するワシントンの無能力さに苛立ちを表明している」と述べた。

米国当局は、NATOの同盟国にその情報を提供していなかった為、彼らの認識なしにロシアに提供したことを同盟国が知った場合、同盟関係を破壊する結果になると懸念している。トランプはイラクやシリアでの軍事作戦や治安を強化するための他の措置など、米国が脅威に対抗するための戦略についても暴露した。ホワイトハウスの上級関係者はトランプが行き過ぎた発言をし、潜在的に反作用がある情報を暴露したことを即時に認識した。国土安全保障とテロ対策の大統領補佐官であるトーマス.ボッサートは同盟国との情報共有契約に最も直接関わるCIAとNSAのディレクターを呼び出した。しかし、昨日夕方WPが最初に報告した直後、ホワイトハウスの副国土安全顧問のディナ.パウエルはこの報道を「虚偽」と呼び「大統領は両国が直面している共通の脅威について論議しただけです」とトランプを擁護した。しかし、それにも関わらず、職員はなぜCIAとNSAに警告する必要があると感じたのか説明することができなかったとWPは指摘した。

16日のニューヨーク.タイムスによると、トランプがロシアと共有した機密情報はイスラエルから提供されたものである。イスラエルは米国の最も重要な同盟国であり、中東の主要な情報収集国の一つである。トランプがイスラエルの最も微妙な情報をロシアに誇示したことは両国の関係を損なう一因になる。また、その情報はロシアと密接な関係があり、中東における主なイスラエルの脅威であるイランにも引き渡される可能性があることを提起した。ロシア大使キスリャク及びロシア外相ラブロスとの会談で、 ISISテロリストの策略についてトランプが語った米国保持の詳細な情報の一部は、少なくともイスラエル人から提供されたと当局者は述べた。また、イスラエルはトランプが議論したその情報の取り扱いに注意するよう警告していた。

コミとの秘密会話のテープを提供するよう議会に要求されているトランプは、次にロシアに機密情報を暴露した説明を求められる新たなプレッシャーに直面している。彼は今日ロシアと情報を共有する「絶対的な権利」があると主張した。基本的に、大統領は機密情報を非機密化する権限があるが、このケースは幾つかの問題がある。例えば、⑴ ロシアは同盟国ではなく、長年敵国と見なされている事に加えて、米国の安全保障を弱体化する目的で大統領選に介入したため、捜査の対象になっている。 ⑵トランプはイスラエルとの一定の条件下でその機密情報を受けた為、その公約に違反し、敵国に機密情報を漏らす行為は法律違反である可能性がある。⑶ 同盟国との信頼関係を著しく危険に晒している。16日のロイターによると、NATOの元英国大使アダム.トムソンは「これが本当に起きたのであれば、残念なエピソードだ」と語り、他の同盟国は米国からの情報提供の協力を最も必要としている為、NATOに先に報告するべきであったと指摘した。多数の同盟国は米国を信頼できないとして、彼らの情報を共有しない結果になる危険性がある。⑷トランプが漏らしたその情報はシリアに駐在しているロシア諜報当局に渡り、他の目的にも利用される可能性がある。複数の超党派の議員は「多大な危惧である」と表現し、総体的に米国の安全保障を非常に危機に晒したと批判した。

2名のロシア外交官との秘密の会合でトランプが最も米国を侮辱した行為は、会合のいかなる部分でも米国メディア関係者を完全に締め出し、ロシアのカメラマンを許可したことである。後日紹介されたトランプと二人の外交官の写真はロシアが公開したものである。これは、どのような角度から判断しても不自然であり非民主的である。米国議会はトランプの危険で無謀な言動に日々危機感を募らせているため、一部の上院共和党議員はトランプと距離を置くようになった。ボブ.コーカーは「明らかに、彼らは今急速な螺旋降下の状況にあり、今何が起こっているのか把握する方法を探す必要がある」と述べ「規律の欠如が原因である混沌は厄介な環境を作り出している」と指摘した。今日も司法妨害に関する新たな情報が浮上し、日々驚異的な情報が公開されているが、そのスピードは急増しているようである。

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