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上院及び下院別々の調査委員会、FBIを含む複数の米国諜報機関、及び特別検察官ロバート.ミュラーは大統領選を干渉したロシアとトランプ陣営との間に共謀または調整があったかどうかを調査しているが、その幅と深さのスケールは拡大している。ドナルド.トランプは彼が指名した情報当局者の上層部2名に共謀はないと公言するよう要請していた事が最近報告された。上院は財務省からトランプの財務情報を求め、憲法修正第5条を盾に上院の召喚を拒否したマイケル.フリンに対して、第5条適用不可能なビジネス関連に召喚を送った。長期的な戦いになることを悟り始めたホワイトハウスはトランプが弁護士を雇うことを考慮し始めたと公表した。加えて、FBIは顕著な情報を握っていると見ているジャレッド.クシュナーを重要な証人として注目し始めた。

FBI元ディレクターのジェイムス.コミは3月20日、下院情報委員会の公聴会でトランプとロシアとのリンクの可能性を調査していると証言した。その後、トランプはNational Intelligence (NI)ディレクターのダニエル.コーツ 及び   National Security Agency (NSA)ディレクターのマイケル.ロジャースに対して、ロシアとの共謀はないことを公的に否定するよう要請していたことが22日に判明した。オバマ政権下でロシア/トランプ関係調査の主要人物であったCIAの元ディレクター、ジョン.ブレナンは23日、下院情報永久選定委員会の宣誓下で証言を行い、ロシアはトランプ勝利のチャンスを増加するため違法を犯した多数の米国人とコンタクトがあった明白な証拠を見ていると述べた。下院委員会の複数の共和党メンバーはあらゆる角度からの質問を浴びせ「共謀はなかった」とブレナンに言わせる努力をしたが、ブレナンはこれまでに収集されている情報はその共謀があったかどうかの調査を進めるには十分であると主張した。ブレナンは、共和党の巧みな表現を繰り返し拒否し、CIAは法務執行の機関ではないため、その情報をFBIに手渡した為、共謀があったかどうかをFBIが調査するには十分な情報基盤があるとの証言の強調点を明白にした。その日の夕方、委員会はコーツ及びロジャースを召喚した。両氏はトランプから調整はなかったことを「公的に否定する」よう要請されたことは事実であると証言し、公的にそのようなことを語ることは「不適切な努力」であるとしてトランプの要請を却下したことを明白にした。両氏はこの要請をしたトランプと個別に会話しているため、委員会のメンバーの一人はコーツに対して、ロジャースとこの件で論議したかどうかを聞いた。コーツは約10秒間沈黙した後「現時点ではその質問に対する返答を保留させて頂きます」と述べた。

元ホワイトハウスの安全保障顧問マイケル.フリンは憲法修正第5条を盾に上院調査委員会の召喚を拒否しているため、23日上院委員会議長のリチャード.バー及び副議長マーク.ウォーナーの両氏は、議会ロビーでのインタビューで第5条はビジネスには適応しないため、フリンが経営する二つのビジネスに対して召喚状を発送したと語った。フリンは最もロシア政府と直接コンタクトがあり、直接及び間接的にロシアからお金を受理していると見られている。バー及び ウォーナーの両氏はフリンに送付した書類には調査に必要な書類のリストを添付したと語った。

加えて、納税申告書を提出していないトランプはロシア政府と深い関係がある複数の寡頭勢力者とビジネス関係があるため、上院情報委員会は先月トランプの財務状況が把握可能な情報を入手する動きを開始し、財務省下にあるフィンセン(FinCEN)と呼ばれる財務省金融犯罪執行機関に彼の財務書類を提供するよう要請した。しかし、プロセスが非常にスローであると報告された。最近ケーブル.ニュース番組で第一位にランクしたホスト、レイチョー.マドーとのインタビューに応じたフィンセンの元職人は、数日間で書類は準備できるはずであると語っているが、まだ書類を入手していないと数日前報告された。トランプに指名された財務長官スティーブン.マヌーチンはトランプが彼個人の財務情報提供を好まないことを理解していると言われているが、プロセスが遅れている理由は不明である。

24 日のCNNによると、トランプは弾劾に直面する可能性があることを予測し、「弾劾プロセスの研究」及び準備を開始した。トランプは、トランプ大学の訴訟で敗北した同じ弁護士を雇用することを検討しているようである。加えて、この調査に対抗するため、解雇したトランプ.キャンペーンの元マネージャーでキャンペーン中、暴力的な扱いを受けた女性記者に告訴されたことで論争的なコーリー.レヴァンドフスキーを再雇用することも検討しているが、クシュナー及びイバンカはその考えに反対している。クシュナーはFBIの調査の対象になったことが昨日から報道されている。FBIは財政的犯罪の角度から、クシュナーの証言を求めている。26日のロイターによると、クシュナー及びイバンカは26日のG7に参加しているトランプより先にワシントンDCに戻った。彼の弁護士は、クシュナーが調査に協力すると伝えている。

クシュナーはトランプの大統領就任前にロシア大使のエルゲイ. キスリャクに会っているだけでなく、昨年12月初期、ロシア政府が所有するロシア銀行VEBの会長セルゲイ.ゴルコフにも会っている。議会調査委員会は先月、クシュナーを召喚する予定であったが、その日程はまだ未定である。上院情報委員会の関心はクシュナー及びマイケル.フリン両氏に対して、トランプ政権がロシアに対する制裁を解禁した場合、トランンプ.タワー又はトランプの不動産、クシュナーの会社に投資することを論議したかどうかを質問する意図があると言われた。単に米国が制裁を課している国の銀行の代表者と会うことは法律違反ではないが、FBIがクシュナーに焦点を当て始めた理由は「彼のロシア人との交流の程度と性質のため」であると、この情報を25日最初に報じたワシントン.ポスト(WP)が説明した。

WP によると、FBI はクシュナーの証言を求めているだけであり、告訴可能なレベルまたは告訴を目的にしている訳ではないが、トランプの周辺で現在最も影響力のある人物はクシュナーである。クシュナーの弁護士の一人ジェイミー.ゴレリックは「クシュナー氏は以前から、彼が知っていることを議会と共有することに率先しています。他の調査でも連絡があれば同じことをします」と語った。元上級情報当局者は、12月の会合に加えて、FBI捜査官がワシントンのメイフラワー.ホテルを含め、2016年春にかけて、トランプの同僚とロシア人との間で初期の交流があった事を詳しく見ていたと語った。クシュナーとキスリャクは、トランプの顧問及び司法長官ジェフ.セッションズと一緒に、2016年4月メイフラワーのイベントに出席し、そこでのスピーチでトランプ候補者はロシアとより良好な関係を公約した。その機会にクシュナーとキスリャクが相呼応したかどうかは不明である。

ロシア及びトランプ関連調査は主に、 ① 米国の大統領選でトランプを有利にするため干渉したロシアにトランプ陣営が調整したか? ② 資金洗浄を含む財務的犯罪の可能性、 ③ 司法妨害の可能性、④ 国土安全保障違反などである。FBIはクシュナーに目を向け始めたが彼が何らかの犯罪を犯したことを意味していない。また、クシュナーはキャンペーンのマネージャーであったポール.マナフォート及び元安全保障顧問のマイケル.フリンとは異なるカテゴリーで調査の対象になっている。続々と公表される情報と並行し、ロシア及びトランプ関連調査は多方面からエスカレートしている。トランプ陣営の複数のメンバーは電話、メール、会合を通して、ロシア大使と接触があったが、それを報告していなかったことも疑惑を招く一因でもある。トランプ及び彼の現役/過去の側近は隠していることが多過ぎる為、メディアによる暴露を促進する要因になっているが、法律関係者は、隠す心理的理由を罪悪感の意識(Consciousness of guilt)と呼んでいる。政治歴史家のマイケル.ベシュロスはFBIがトランプに最も信頼されている義子息のクシュナーをトランプと戦わせることができるだろうかとの疑問を提起した。

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