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今日東部時間午前10時から上院情報委員会で開催された元FBIディレクター、ジェイムス.コミによる宣誓下での証言には一部を除き新たな情報はなかった。しかし、コミが提供したトランプ大統領との会話を記録したメモに焦点を当て、パネルの質問には共通のパターンがあった。幾つかの点でコミはパネル.メンバーの疑問を明白にしたが、現在特別捜査官が調査を進めている課題に直結する質問には答えられないことを明白にした。公聴会の主なテーマはトランプが司法妨害を犯したかどうかがである。この日、3人の著名な超党派の議員はトランプとの会話において、コミに顕著なミスがあったことを連続的に指摘する場面があった。

コミは独立派であることで知られているが、ほぼ全ての民主党及び一部の共和党メンバーはコミのこれまでの奉仕、上院情報委員会の調査に対する協力、及び彼の「統合性と知性」に感謝を表明した。聴聞会の冒頭で、委員会副議長の下院民主党マーク.ワーナーは、ホワイトハウスは複数のメンバーがロシアの外交官と交流があったことを隠していたこと、トランプがコミに対して、ロシア関連の捜査を止めることを望んでいたこと、コミを解雇した翌日、トランプは多大な安堵があったことをロシアの外交官に語ったことなどの事実を明確にした上で、現行の調査はトランプが主張しているような「魔女狩り」ではないことを宣言した。また、ほぼ全てのパネル.メンバーは海外の敵国が高度な技術を駆使し、米国の選挙をハックキングしたことは米国の民主主義と信念を弱体化したことを認識している。

両党の複数の議員はトランプ及びコミ両氏が1月27日にホワイトハウスで食事をした際、ロシアとトランプ陣営の調査を止めること、及びFBIが調査している元安全保障顧問のマイケル.フリンに対する捜査を停止することを望んでいると語ったトランプに対して、貴方は大統領にこのような会話を持ち出すことが間違っている(または不適切である)と、なぜ言わなかったのかとの疑問を提起した。最初にこれを尋ねた人物はカリフォルニアの上院民主党議員ダイアン.フェインスタインであるが、彼女は2月14日大統領執務室でのトランプとの会合で「フリンは良い男性である。フリンの捜査を止めることを望んでいる」とトランプが述べたことに言及し「これは間違っているので、貴方とこの論議はできませんと、なぜ停止しなかったのですか」と聞いた。これに対し、コミは「それはとても良い質問です。多分、もし私がもっと強ければそうしたでしょう。私はその会話にとても唖然とし、私の応答はどうあるべきか考えていました」と語り、大統領に対して、そのような会話はすべきではないと気軽に言える雰囲気ではなかったことを示唆する説明を提供した。その後、メイン州の共和党スーザン.コリンズも表現を変え、同じ質問をし「このような類いの政府の政治的圧力からFBIは隔離されていることが基本的です」と指摘した。フロリダ州のマルコ.ルビオは 同じ質問を更に厳しく追及し「それは適切な要求ではないと、ホワイトハウスの弁護人に話しましたか?誰かが大統領にこれらのことをすることは出来ないと伝える必要があるでしょう」と疑問を提起した。コミは「しませんでした。その意識はありませんでした」と答えた。これは数時間の証言で、トランプとの会話での失敗が指摘された最も顕著な瞬間であった。

また、超党派の多数のメンバーはその会話を記録した理由について、トランプとの「会話のメモをなぜ取ったのか」と質問した。コミは「正直言って、私は彼が会話の性質について嘘を語るかもしれないと心配していました」と答えた。トランプが会話にはテープがあることをツイートで示唆した後、ロシアの選挙妨害を調査する特別捜査官の任命につながることを希望し5月15日の夜、目を覚まし「私たちの会話の裏付けがあるかもしれない。テープがあるかもしれないと思った」と語った。また「私の判断はそれを公開する必要があった」ため、コロンビア大学法律学部の教授である親しい友人にメモの内容を知らせ、それを「記者と共有するよう依頼した」と述べ、新たな情報を提供した。コミは「テープがあることを望みます」と言い、テープを提供することをトランプに促した。また、そのメモは司法省の特別捜査官であるロバート.ミュラーに引き渡したことを明白にした。コミはトランプによる彼に対する解雇もミュラーの捜査の一部であると語った。重要な共通の質問は「トランプは司法妨害を犯したと感じるか」どうかであったが、特別捜査官がその角度からも調査しているとして応答を避けた。しかし、その会話の中でフリンを自由にしてほしいと表明したトランプの発言に関して、多数のメンバーが質問した。コミは捜査を停止する提案的発言に「不穏」を感じたと述べ、別の質問者の同じ質問には「それは命令ではない」と思ったが「指示的であると解釈した」と語った。

更に、1月27日食事会の誘いは「貴方が始めたのですか」との質問に、コミは明白に「ノー」と答えた。上院情報委員会の共和党議長であるリチャード.バー は「共謀がある」と感じるかと聞いたが、これも同様の理由で答えられないと述べた。フェインスタインは「なぜ貴方は解雇されたと思いますか?ロシアの捜査が解雇の役割を果たしましたか?」と尋ねた時、コミは「イエス」と簡単明瞭に答え、ロシア関連の調査が多大なプレッシャーになっていることが解雇の理由であると語った。コミはこの証言で ① コミを解雇した理由についてトランプは「FBIを名誉毀損に値する嘘を語った」と述べた。また解雇の理由について、トランプは「彼が良い仕事をしていなかった。彼に対する確信を失った」と述べたが、コミは今日「それらは嘘であり、簡単明瞭です」と述べた。②トランプとの会話で彼は現在捜査下に置かれていないかどかを聞かれ、置かれていないと答えたことは事実である。コミは最初、FBIはトランプの行動を精査していたと認識していた。トランプの行動はFBIの調査の範囲内に入るが、彼は具体的には調査の対象になっていない。③トランプがマイケル.フリンを解雇した時、彼は国家安全保障顧問として、大統領及び重要な機密の情報にアクセス可能な状況で犯罪捜査下に置かれていたことを明確にした。

8日の公聴会でコミの証言から学んだ主要点は、⑴ コミが会話を記録した理由はトランプの嘘を予測し、自己防衛のために必要であると感じたからであり、トランプを信頼していなかったことを示唆した。⑵ メディアによって暴露されることを意図し、第三者にメモを共有したことは彼が望んだ通り、特別捜査官の任命に繋がった。⑶トランプがコミを解雇した理由は、ロシア及びトランプ陣営間で調整があったかどうかをコミが調査していたからであるが、解雇の理由にFBIを誹謗する顕著な嘘があった。⑷トランプがテープを所持し、それを公開することを望んでいることをアピールしたため、そのテープの存在の有無が明白ではないことを示唆した。⑸ コミはトランプがフリンに対する調査を打ち切ることを指揮したと信じている。⑹トランプは現在捜査のターゲットになっていないが、委員会議長リチャード. バーは歴史的に最大規模の調査であると述べ、副議長のマーク.ワーナーはこの調査は終わりには程遠いと宣言した。総体的に、コミの証言には誇張はなく、正直に淡々と語っている印象を受けた。最も強烈な印象は、 トランプが公然と虚偽を語る性質であることを遠慮なく表現したことであり、これは前例に見られない現象である。トランプの嘘の頻度とスケールの規模は大統領としては前代未聞であることを大多数が気づいているからである。

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