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Image result for images of Travel ban on June 29, 2017

イスラム教6か国からの米国入国を禁止するトランプ大統領の旅行禁止令を部分的に許可した26日の最高裁の判定による効力は今夜から発揮している。誰が入国できるのかを具体的に決定した国務省によると、その親族の定義には祖母や祖父を含む多数の血族は含まれていない。これは非常に混乱の要因になるため、空港では1月末に起きた類似の問題が発生する懸念が提起された。既に、複数の専門家はそのガイドラインの非合理性を批判し、移民擁護団体は空港での準備を進めているが、驚異的な家族定義は何を意味しているだろうか?

圧倒的にイスラム教徒国であるイラン、イエメン、シリア、リビア、スーダン、ソマリアからの旅行者を90日間、及び難民を120日間禁止する3月6日のトランプ署名の一部大統領令は29日午後8時に有効になる。この国からの旅行者が許可されるカテゴリーは ① 米国市民、② 永住権保持者、③ 公式認可を得た学生及び大学教授などを含めて、国務省が「親族」と定義する ④ 父母(義理の両親を含む)及び子供(成人の娘及び息子)、⑤ 配偶者、⑥ 婚約者、⑦ 義理の娘及び息子、⑧ 異父母兄弟.姉妹及び義兄弟.姉妹である。その「親族」の定義に含まれていないグループは ① 祖父母、② 孫、③ 叔母.叔父、④ 姪.甥、⑤ いとこ、⑥ 義理の兄弟.姉妹、⑦ その他の延長家族である。

29日のワシントン.ポストによると、昨日世界中の領事館職員にケーブルで送られた上記国務省のガイドラインは 「親族」の定義である両親、妻、子供、成人の息子及び娘、義理の娘及び息子、義理の家族がボナ. ファイド.リレイションとして米国での入国を認められている。加えて、米国企業への就職、米国の大学で勉強、または講義するため米国に入国する人々も認められている。また、その関係者は通常の過程で作成された公式書類の提示が要求される。この決定は難民にも影響を及ぼすが、今年度、最大50,000人の難民受け入れは28日の時点で49,008人が認可されたことでほぼ達成された。

これらの驚異的な定義に基づき施行されるトランプの旅行禁止令は混沌が予測される。木曜日の夜、ダラス空港にモニターを送ることを計画しているイスラム提唱の法律責任者ジョナサン.スミスは「祖父母、いとこ、その他の親族を排除する親族の定義は常識に反している」と述べた。移民法に関する専門家であるコーネル大学法律学校のスティーブン.イェールローア教授は、全難民の半分以上は米国に家族関係がないと述べた。彼は「国務省はテロリズム懸念のため、ビザ申請者に対して、ケース.バイ.ケースでの査定を行うべきであり、無実の人々がこの国に来ることを妨げる過度のカテゴリーを課すべきではない」と指摘した。難民インターナショナルの責任者であるエリック.シュワルツは難民の手続きには百人百様のステップがあると語り「この執行命令の結果、彼らの生活は保留になります。この国で成功するための希望と機会を提供する代わりに追い払っています」と批判した。アムネスティ.インターナショナルは、旅行禁止の実施状況を監視するため、ニューヨーク、ワシントン、ロスアンゼルスの空港に観察者を送ることを計画していると述べた。アムネスティ.インターナショナルUSAのキャンペーン.ディレクターであるナウエン.シャーはこの制限を終えるよう議会に求める声明で「この定義に基づき家族を引き離すことは単に無情である。これは更に、トランプのイスラム教徒禁止の冷淡で差別的な性質を証明している」と述べている。

これらの反応は予測したとおりである。今日、複数のテレビ.ニュースは国務省によるこれらの親族の定義を紹介したが、祖父母及びその他の家族を除外した前代未聞の非人道的措置に唖然とした。国務省が即時批判を浴びる結果になっている事実は必然的である。なぜなら、入国が禁止される範囲は想像以上に広範であり、その中には多数の真実の血族が除外されているため、可能な限り多数のイスラム系旅行者の入国を阻止している印象がある。最高裁の判定に決定的なミスがあったことも一因である。その最大のミスは詳細かつ具体的なボナ.ファイド.リレイション (真実の関係)を定義しなかったため、その状況は最初からイスラム教6か国全ての人々を禁止する意図があったトランプ政権に都合良く機能しているようである。全面的に禁止することを支持した超保守派三人の最高裁判事の中で、クレアランス.トーマスは、多大な訴訟に発展すると警告したが、その可能性は高くなることを示唆した。

複数の移民擁護組織が空港を監視する計画を公表している理由の一つは、過度に攻撃的で一貫性に欠ける最初の旅行禁止を施行する前に、空港関係者に十分な時間的余裕を与えていないからではないかと思われる。従って、訓練を受けていないか又は慣れていない移民局の職員と旅行者との間で面倒な問題が発生する可能性もあるが、現在まだ顕著な問題は報告されていない。今日から施行されている旅行禁止令の落とし穴は、対象者にとって、わずか90日または120日間であると安心できないことである。10月最高裁で公聴会を行うことが約束されているため、トランプはこれが成功した場合、さらに更新する可能性がある。本来、これらの期間を定めた理由はトランプ政権が何らかの方法を検討するためであり、最初の大統領令を1月27日に発行して以来、既にその期間を大幅に超過している。アムネスティは「差別的な性質」があると指摘したが、この批判を否定するなら、この一定の期間に彼らの国から入国しているテロリストによる攻撃が発生しない限り更新するべきではない。しかし、あっという間に過ぎる90日後、更新を主張する予感または懸念がある。

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