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Image result for images of Trump with Merkel at 20G summit on July 6, 2017

G20サミットはドイツで2番目に大きい都市(人口約175万)ハンブルクで 7月7日から8日に開催される。今日トランプ大統領は、大規模な抗議活動及び大勢の警察との衝突があり、混沌たる最中にハンブルクに到着し、アンゲラ.メルケル首相と幾つかの議題について論議した。主要課題は主に気候変動や貿易であるが、これらの課題ではトランプは孤立する可能性があると予測された。貿易に関しては日本とヨーロッパが先導しているが、これらは何を意味している? 歴史的側面からG20はなぜ重要なのか? 今年の課題は何か? 何が注目点か?

G20サミット(首脳会議)は最初ドイツとカナダが主催した1999年以来、重要な国際イベントになっている。ドイツは2004年にも主催したが、ハンブルクでの開催は今年が初めてである。ご承知の通り、G20サミットは20か国のグループである世界有数の先進国と新興国を結ぶ国際フォーラムであるが、このグループは、世界GDPの85%、世界人口の75%を占めている。G20は最初1976年に米国、英国、イタリア、カナダ、ドイツ、フランス、日本、ロシアの大経済8か国でスタートした。2014年クリミアを併合したロシアが除外されて以来、G7と呼ばれようになった。G20はこのG7に加えて、ロシア、オーストラリア、韓国、インド、メキシコ、ブラジルを含む合計20か国/地域から構成されている。G20は経済恐慌に直面した2007年以降、特にグローバル経済、食物の安全性、ツーリズム、高齢化社会の問題、化石燃料減少に向けての努力、難民問題、テロリズムなどを含む多岐の課題に多様な範囲での同意を見ている。

今年、ドイツの首相メルケルが先導する G20サミットで一般及びメディアの主な関心は主にアンゲラ.メルケル首相とトランプ大統領、プーチン大統領とトランプ大統領との相互作用である。また、ハンブルクでは近年最大規模のデモ抗議があった。現地取材中の記者の報告によると、当地時間夜11時過ぎ抗議活動が静まる頃までに攻撃的な警察に抵抗した活動家との間で数回衝突があった。12,000人以上の抗議者はトランプに向けた怒りも含めて、様々な話題に対して抗議した。 6日のロイターによると、トランプ米大統領は、気候政策及び反資本主義勢力のプロテストが経済大国G20の首脳会議を「 混乱させると脅かしている」木曜日の盛んな抗議活動の最中ハンブルクに到着した。抗議グループの一部は「地獄へようこそ」のサインを掲げて(下記写真)首脳陣を出迎えた。

Image result for images of protests in Hamburg in Germany on July 6, 2017

今年議長国であるドイツが提起する課題は貿易、気候変動、雇用、開発政策、移民と難民、テロ対策など世界的に重要な問題である。特に気候変動は最優先課題である。トランプは5月末のG7と同様、気候変動や貿易の課題で孤立する可能性がある。メルケル首相は、「我々はG20首脳会議で多国間関係を強化する意志で結束している。我々はオープンな社会、特に開放的な貿易の流れを必要としている」と述べた。ドイツ政府の広報担当者はメルケルとトランプ両氏はG20サミットのテーマである北朝鮮、中東、東ウクライナの紛争について議論したと述べた。トランプは6月1日、2015年のパリ協定から離脱したが、幸い他の国は離脱していないため、投資家が懸念したようなドミノ効果は起きていない。メルケルは主な議題の一つとして20か国のリーダーと気候変動について団結し、19の締約国は、別個に気候およびエネルギー行動計画を支持し行動することを求めている。

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6日のワシントン.ポストによると、米国と貿易協定に至っていない日本は、欧州連合(EU)との「歴史的な新たな協定を締結する」ための積極的な行動を取った。日本とEUの首脳は木曜日、世界経済の30%近く、世界人口の10%及び世界貿易の40%を補う大々的な貿易協定に関する合意を発表した。この発表は、保護政策を好むトランプ大統領と欧州連合(EU)を離れることを昨年決定した英国に対する「計算された叱責」であると思われる。安倍晋三首相は6日の記者会見で「保護主義の風潮で、日本とEUは自由貿易の旗を掲げるだろう」と述べた。欧州委員会の委員長ジャン-クロード.ユンケルは、この協定は、「世界からの撤退は、ビジネスにとっても、世界経済にとっても、労働者にとっても良くないことを示している。我々が懸念している限り、保護主義には保護はない」と述べた。この取引では、豚肉、ワイン、チーズ、自動車など幅広い品目に「貿易障壁が緩和される」メリットがある。また、この協定はいわゆる「地理的表示」と呼ばれ、シャンペーンやパーメザン(粉末チーズ)のような特定の地域だけで生産されることでアイデンティティを保護するものもある。ユンケルは「この協定下で、日本への欧州輸出の90%以上はもっと自由な条件になる」と述べた。しかし、「この協定は、日本と欧州の主要市場で相対的に高価になり、競争力が弱くなるため、これらの製品のアメリカ生産者にとっては大きな打撃になる」と見られている。

今日、メルケル首相はトランプ大統領との論議で、気候変動の課題を避けたことを示唆した。しかし、トランプは1月の就任から3日目にTPPからの撤退を宣言する大統領令に署名したため、国際舞台で、貿易協定をリードすることは不可能である。阿部首相は6日、引き続き米国なしに他の11か国と来週交渉を行い、「TPPの重要性をトランプに説得し続ける」と述べた。今日公表された日本とEUの貿易協定は2019年早期までに効力を発揮することを目指している。明日(金曜日)のG20サミットはトランプ及びプーチン両氏の最初の会談が圧倒的に注目されると予測されている。

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