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上院共和党の2名は昨日合法的移民を制限する法案を紹介した。トランプ大統領はこのオーストラリアのポイント.システムに類似した合法的移民法案を支持している。その法案の概要及びオーストラリアのポイント.システムはどうなっている? 

現在、米国の合法的移民は圧倒的に米国人との結婚及び家族との結合によるものである。新たなReforming American Immigration for Strong Employment Act:RAISE(強い雇用のアメリカ移民改正法)の提唱者である上院共和党のトム.コットン(左:アーカンソー)及びディビッド.パーデュー(右:ジョージア)は、その家族の結合より高度熟練者を重視している。合法移民の適正資格の判断は米国の福祉に頼る必要がない経済力、教育のレベル、米国の経済に貢献できる技術力、英語を含む言語能力を基準にしている。従って、法案の主要点は ① 毎年外国人に授与されるグリーンカードの数を制限する。② 英語を話し、財政的に問題がなく、米国での仕事に役立つスキルのある人にグリーンカードを優先する。③ 米国への難民数を毎年5万人に半減する。④ 応募者から無作為にグリーンカードを提供していたシステムを排除する。従来、年間100万人が合法的移民として認可されていたが、⑤ 共和党の目標は40%以上から50%に削減し10年後には約500,000が減少するため、多大なインパクトが予測される。

パーデューは昨日、ホワイトハウスの記者会見で「現在の合法的移民法は機能しません。アメリカの競争力を維持し、今日の経済のニューズを満たしていません」と述べた。コットンは低技能の移民は賃金を押し下げていると主張した。トランプは、永住権取得者に関する50年以来の、劇的変化を目指すコットン及びパーデューによるオーストラリアの合法移民法に似た法案を支持すると表明した。オーストラリアの合法移民システムは1990年代半から、家族の結合を離れて、熟練した移民に焦点を当てるようになった。同国の経済に役立つ技術力、語学力、独立可能な経済力、年齢などによるポイント.システム(採点制度)を基準にしている。例えば、独立した熟練ビザ申請者には60ポイントが必要である。25歳から32歳であれば30ポイントを獲得することが可能であり、応募者が高齢であるほど獲得ポイントは減少する。英語能力が備わっているだけでは0点であるが、堪能者は10点、非常に優秀な英語力がある人は20点を獲得する。8〜10年間オーストラリア国外での熟練職務経験者は15ポイントまでの価値がある。オーストラリアで認められた博士号取得者は20点、学士号取得者は15点、熟練パートナーは5点を獲得する。

しかし、難民及びその他の人道的プログラム下での移民にはポイント制度を適用していない。オーストラリアの移民システムが非常に優れている訳ではない。このような「ポイント.システムは制限が厳しく思いやりに欠ける」などの欠点がある。この制度下でオーストラリアが直面している批判は国が受け入れる「難民の数が少ない」ことである。オーストラリア首相は今年、熟練移民がオーストラリアで仕事を見つけることを困難にし、市民権の獲得に障壁を設ける新しい規則を導入した。

要するに、コットン及びパーデューの法案は、永住権申請者の優先資格を家族との結合より熟練労働者を重視し、永住権資格者の受け入れを大幅に減少することを目的にしている。加えて、 難民受け入れ数も大幅に削減することが主要点である。この法案の支持者、特にホワイトハウスの大統領顧問の一人であるスティーブン.ミラーは、昨日午後からの記者会見でこのような移民改正はトランプの公約だったと述べ、労働者、米国の納税者、米国の経済を保護し「我々の市民、住民、労働者のニーズを優先させる」と述べた。サウス.キャロライナ州の上院議員リンジィ.グレイアムは、彼の出身州サウス.キャロライナは、農業及び観光産業に従事する労働者が多いため、そのような低スキルの労働者を排除する法案が制定された場合、彼の州の経済に「壊滅的」な影響があると述べ、この法案を支持していないことを示唆する反応を示した。改正法案の通過にはフィリバスターを克服するために必要な60票が必要であるため、通過は困難である可能性が高い。

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