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2016年大統領選のキャンペーン中、総体的に有権者は彼らの経済向上を最も重視した。ドナルド.トランプは彼の主な経済政策として大幅な減税及び連邦政府の負債減少を強調し、彼の支持者はこれらの公約を支持した。石炭生産を増加することで、衰退した鉱夫の雇用を取り戻すと公約したため石炭産業の労働者に支持された。また、鉄鋼輸入品に関税を課す保護主義政策を掲げたため、米国の鉄鋼産業及びその労働者に支持された。ブルーカラー労働者に悪影響があると信じたトランプの支持者に対して、北米自由貿易協定(NAFTA)の廃棄を公約したが、最近再交渉の計画を発表した。就任から200日を迎えるトランプ大統領の主な経済政策における公約の現状は何を示唆している?

トランプは議会が8月の休暇に入る前までに税制改革を行うと公表していたが、これはまだ実行されていない。ホワイトハウスの元報道官であったショーン.スパイサーは4月これを確実に実施すると述べていた。加えて、トランプはキャンペーン中、アメリカの連邦負債を大幅に削減することを公約したが、最近ホワイトハウスの予算管理局長ミック.ムルヴァニーは4月12日、CNBCのホストであるジョン.ハーウッドとのインタビューで「誇張だったと考えることはかなり安全です。4年間で20兆ドルもの借金を返済することはできないでしょう」と語った。

気候変動の科学を「悪ふざけ」と呼ぶトランプは石炭使用の減少を目指すグローバルの風潮に反して、石炭堀削の拡大を目指している。トランプ政権はオバマ政権下で保護されている連邦土地を石炭堀削に利用することを奨励し、同省は鉱夫の雇用が衰退している地域の石炭産業の現状調査に乗り出した。西部地域にあるその連邦土地の規模は、国土面積が日本より幾分大きいカリフォルニア州の約6倍である。オバマ政権下の内務省は気候変動の環境に対する二次的結果を懸念し、このような土地での石炭堀削を一時的に禁止していた。しかし最近、内務省は現在米国がモニュメントとして保護している歴史跡や荒野を減少し、利益増加の機会を拡大する計画を策定している。エネルギー省EIAが一週間ごとに更新する統計によると、石炭の生産は今年7月と昨年7月の同じ時期に比較して事実上増加している。

2016年7月から、今年の同時期までに石炭生産が増加した州はアラバマ(17.7%)、アリゾナ(18%)、コロラド(22.2%)、イリノイ(9.5%)、インディアナ(14.3%)、カンザス(8.9%)、ケンタッキー(1.1%)、ルイジアナ(22.4%)、メリーランド(17.1%)、ミシシッピー(9.7%)、ミズリー(33.8%)、モンタナ(7.7%)、ノース.ダコタ(12.4%)、ペンシルベニア(19.7%)、テキサス(9.4%)、ユタ(11.4%)、バージニア(16.6%)、ウェスト.バージニア(19.3%、ワイオミング(20.6%)の19州である。*(%)の数値は2016 年 7月29日から 2017年 7月 29日までの1年間の伸び率である。非共和党州の下線を除いて、ほとんど共和党州で石炭生産が増加している。米国の石炭総生産は同期間で2016年の391,508,000トン(約3,500億Kg)から2017年には449,691,000トン(約4,900億Kg)に増加した。

これとは対照的に鉄鋼業界はジレンマに直面している。7日のニューヨーク.タイムスによると、米国の鉄鋼労働者たちは鉄鋼輸入品に関税を課すとの公約の達成を待っていることに疲れている。米国鉄鋼労組の総裁レオ.ジェラードは、鉄鋼業界の予測が遅れているとの見通しに「業界に与える影響のためにイライラしている。それは悪化する危機を作り出している」と述べた。安価輸入が国家の安全保障上の脅威に晒されていることを受け、商務省は6月末までに鉄鋼関税の勧告を大統領に報告する予定であったが、鉄鋼を購入する産業は鉄製品の関税に反対し、他の国が報復を脅かした為このプロセスは停滞した。トランプは最近、鉄鋼の取り扱いは「もはや最重要課題ではない」と述べ、商務長官のウィルバー.ロスは、先月の要旨説明で議会メンバーに「決定はもはや差し迫っていない」との合図を送った。この結果、トランプの公約を信じて彼に投票した鉄鋼業界は失望を表明している。米国鉄鋼生産者の状況が悪化する可能性を懸念しているジェラードは「外国の競合企業は関税を見込んで鉄鋼製品を米国市場に流していた」と語った。幾つかはトランプに投票した米国一部で発生している。ピッツバーグに拠点を置くジェラードは「これは産業界の中心地の衰退である。多くのメンバーが大統領を支持したのは彼が鉄鋼と製造について語ったからである」と述べた。

トランプはキャンペーン中NAFTAが米国にとって不公平であるため廃棄すると公約した。今年早々トランプはNAFTAの現状を批判したため、カナダ首相ジャスティン.トルドー及び一部の米国企業は断念した。就任後強い反対に直面し、徐々に再交渉すると主張するようになった。トランプ政権は先月17日、貿易協定の再交渉の目標を公表した。17ページの文書で、貿易機関はメキシコとの米国貿易赤字を縮小し、合意に基づき製品の輸入資材量を制限し、貿易救済措置を検討するため論争的なメカニズムを排除する計画を概説した。ホワイトハウスの明確な目標は米国がNAFTA諸国との貿易赤字を縮小することである。トランプは、米国は輸出する事より、貿易相手国からもっと多く輸入しているため「経済システム崩壊の兆し」として、二国間の取引に赤字が生じると頻繁に否定的な発言をしていた。しかし、複数の経済学者はその措置は誤解を招く可能性があると指摘し、議会両党のメンバーは異なる反応を示している現在、そのプロセスはまだ開始されていない。現行の貿易法は米国がカナダとメキシコとの協議を開始する少なくとも30日前に「具体的目標の詳細且つ包括的な要約」を公表することを要求している。政権は可能な限り早い8月16日までに交渉を開始できると述べている。

石炭生産の増加は直接気候変動のエネルギー政策に関連するが、トランプ政権下で大多数の共和党州は石炭生産の増加傾向があるため、この課題は党派的であることを示唆している。石炭生産増加の統計は、トランプ大統領がこの分野での公約を果たしていることを明白にしている。トランプは就任直後、オバマ政権のクリーン.エネルギー政策を次から次に排除することを命令する大統領令に署名したが、その影響はこの数値が反映している。200日を迎えるトランプ政権下で、唯一活性化している分野は石炭堀削であり、国内経済で重要な減税及び負債減少の対策には現在のところ全く前進がないようである。加えて、トランプはキャンペーン中NAFTAを廃棄すると公約していた為、再交渉の発表はその公約が180度転換した。長年続いている国際貿易協定で、自動車産業、農業、その他恩恵を受けている部門からの圧力があるため停止することは非常に困難であることを示唆している。

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