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歴代の大統領は、大統領後継者に手紙を残す伝統がある。トランプ大統領の就任式から7か月以上が経過した今日、オバマ前大統領がトランプ大統領に残したその手紙を独占的に入手したCNNは3日、それを出版した。偶然、今日トランプ政権の司法省は、バラク.オバマがトランプ.タワーをワイヤータッピング(盗聴)した証拠は全くないことを明白にした。この二つの報告は、その前大統領の意思と現役大統領との言動が驚くほど対照的であることを示唆している。

通常、歴代の大統領は彼らの後継者に対して 一言のアドバイスまたは何らかのメッセージを伝える目的で、短い手紙を大統領執務室の机の引き出しに残す習慣がある。CNNによると、オバマ前大統領が残した手紙は歴代の大統領の中で最も長い。トランプは機会がある度にその手紙を政権関係者、第三者及び記者など見せていた。CNNの記者は手紙のコピーを独占的に取得する稀な機会があり、今日出版した。オバマ前大統領はこの手紙で4つのアドバイスをした。その一つは、勤労な子供と家族のためのはしごを築くこと、次に世界における米国のリーダーシップ、3つ目は民主的な制度と伝統を残すこと、最後に緊急で責任を伴うことに時間をかけることなどの重要性を強調した。末尾に、オバマ夫妻はトランプ夫妻を可能な限り援助する意思があり、成功を祈っていることを伝えた。トランプ大統領は就任式後その手紙を読み、オバマ大統領にお礼の一言を直接伝えるため電話をかけたが、オバマ夫妻はカリフォルニアでの休暇旅行中であり、両氏が直接電話で語る機会はなかった。

就任後間もなく、トランプは途絶えることのないトランプ陣営とロシア関連の調査に悩まされるようになった。また、公的場所で安全保障に関する会話まで個人電話を通して平然と語ることで、安全保障の概念が全くない側面を露骨に表明した。その一方で、彼は就任直後から頻繁に情報漏れがあると苦情を述べ始めた。3月4日トランプは「ひどい!勝利直前にオバマはトランプ.タワーで私をワイヤータップしていたことが分かった。何も発見されるようなことはない。これはマッカーシー主義だ!」と非常に喧騒的なツイートを公表した。根拠のないトランプ主張に対して、元FBIディレクターのジェイムス.コミ及び関係者はその証拠の裏付けがないと反論したがトランプは、その後も「どのくらいの期間盗聴されているのか」と疑問視し、これは「ウォーターゲートである」と妄想的な主張を繰り返した。最終的に調査をすると述べ、司法省に調査を命じた。司法省は遂に昨日夕方、その調査報告で「オバマは盗聴していない」との結論を下し、FBI及び司法省下の国家安全部門はいずれも「証拠はない」と公的に発表した。

オバマ前大統領が残した約280単語の歴史的手紙(対訳)は、両大統領との間には限りない隔たりがあることを示唆している。それは「オバマの方が遥かに世界の舞台でも優れていた」と評価している上院共和党議員ジョン.マケインを含む共和党主流派はトランプが共和党を破壊していると批判し、彼と距離を置くようになっている明白な現実を浮き彫りにしている。大統領としての多様な適性に欠けるだけでなく、7か月以上の連続的異様な言動は、前大統領が手紙で伝えようとしたその努力があまりにも空しいことを物語っている。

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