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虚言者とその虚言について1990年代から20年以上研究し、嘘の心理学に関する著書を多数出版している社会科学者ベラ.デパァーウロは、ドナルド.トランプの嘘は「普通の人々より頻繁で悪質」であり、一般の人々に対する研究で利用するカテゴリーには適合しない「残虐的」性質があると述べている。複数の人々は、選挙当時からトランプは病的虚言者であると述べている。専門家はトランプに「社会病」的傾向があると見ているようである。

ワシントン.ポスト(WP)に8 日投稿したデパァーウロはバージニア大学の教授であった1990年代半ばの研究で、同僚と彼女は77人の大学生及び近辺の地域社会の70人に、彼らが言ったすべての嘘を1週間毎日続けて記録するよう要請した。この研究の参加者は個人の名前を記載せずその記録を提供した。彼女と同僚は、参加者の嘘つきの割合を計算し、それぞれの嘘をカテゴリー別に分類した。それらは嘘の利点、恥、責任、または他の望ましくない結果から自己を守るため、自己利点のための嘘とお世辞や誰かを保護するための善意からつく嘘の2種類に大別した。彼女の研究で、大学生たちは1日平均2回の嘘をつき、地域社会の人々は1日平均1回の嘘をついた。最近の調査は1,000人の米国成人は24時間前に1日平均1.65回の嘘を言ったことを明記した。著者は、参加者の60%は全く嘘を言っていないが、トップ5%の嘘つきはこの研究のすべての偽の半分近くを占めていた。学生の中で、最も多くの嘘つきは1日平均で6.6回の嘘を言った。地域社会の参加者の中で最大の嘘つきは、1日平均4.3回の嘘をついた。

デパァーウロによるとファクト.チェッカー(事実点検システム)の特徴は今年のトランプ大統領による全ての虚言、 誤情報及びフリップ.フロップ発言(風見鶏的に発言が変わる)を追跡している。誤情報及びフリップ.フロップを含めると「嘘の定義に一貫」している。彼女は「嘘は意図的に誰かを誤解させようとするたびに発生する」が、トランプの主張の場合、 虚偽または誤解を招くだけであるかを確認することは可能であり、大統領が意図していることではないと述べている。彼女はWPが11月中旬までに記録した400件の嘘を上記と同じ方法で分類した。デパァーウロによると、WPの集計でトランプは就任最初の298日間で1,628件の虚偽または誤解を招く主張またはフリップ.フロップを語った。これは1日あたり約6回であり、彼女の研究では平均よりはるかに高い。当然、記者たちはトランプの虚偽の声明に全てアクセスできない場合もある為「彼の実際の嘘の確率はほぼ確実にもっと高い」可能性があり「その率は加速している」という。10月上旬から開始された調査で「ポストの追跡は、トランプが我々の研究における最大の嘘つきを超過する著しい嘘を1日に9回言ったことを示した」と述べている。

彼女の研究に参加した大学生と地域社会のメンバーは、他人の関心より、自己利点または自分のために嘘をついている頻度が高い。彼らは、職場、市場、個人的な関係及び日常生活のあらゆる他の領域において、彼ら自身を有利にしようとするため嘘を語った。参加者は、他の人たちが望むものを援助するため、気分を良くさせるため、または恥や非難を与えないため親切な方法で嘘をつく頻度はもっと低い。参加者の約半数は彼らの嘘は自己都合のためであり、この類の嘘をついた大学生の率は46%、地域社会のメンバーは57%である。一方、親切な方法で嘘をついた人の率は学生が26%、地域社会のメンバーは24%である。他人を傷つけるか又は侮辱するような残酷な嘘はかなり低く、大学生はわずか0.8%、地域社会のメンバーは2.4%である。

デパァーウロは、参加者のそれぞれの嘘を単なる一つのカテゴリーに分類することは簡単であるが、トランプの場合、彼の虚偽発言の約24%は同時に幾つかの目的があると述べている。トランプの嘘の約65%は自己利益のためである。例えば「彼らは大きな減税を受けています。事実、我が国の歴史で最大の削減です」と減税政策についてアピールした。また、先月アジアを訪問した際、ベトナムで「数万人が通りに一列に並んでいました」 と嘘をついたと述べている。トランプの嘘の10%弱は有利、お世辞、または他の誰かを保護するためのものである。ラスベガスの大量殺戮事件後「ラスベガス警察が如何に速く発狂した襲撃者を発見し、さらなる殺害を阻止することができたことは奇跡である」との彼のツイートでの声明はその一例であると説明した。彼女は「最も広範な意味では、すべて嘘を究極的に自己利益のためであると解釈できるが、表面に現われた声明にこだわった」と述べている。

デパァーウロは、研究の参加者とは異なり、最も驚くべきトランプの嘘は「残虐性」があると指摘した。トランプの嘘の50%は、第三者を傷つけ、軽蔑する方法である。例えば、ジョン.ブレナン、ジェイムス.クラッパー、ジェイムス.コミなど、すべての経歴ある諜報又は法執行機関の役人は「政治的ハック」であると宣言した。彼は「ブロードウェイでいいかげんなマイケル.ムーア.ショーは完全な爆弾であり、閉鎖を強いられた」と主張した。トランプの嘘は1つのカテゴリーのみに分類不可能であり「トランプは他の人を軽視し、自分自身を強調するために典型的な嘘をつきます」と述べた。その例に「上院議員のボブ.コーカーは、テネシー州での再選のため彼を支持するように私に懇願しました。 私は『ノー』と言ったので、彼は脱退した。(私の支持なしでは勝てないと言った)」と説明した。最後に、デパァーウロは「非常に多くの嘘、非常に多くのことに意味のある嘘を言うことで、トランプは人間の社会的相互作用と人間の礼儀の最も基本的な規範に違反しています」と述べている。

昨年の選挙キャンペーン中「トランプは病的虚言者(英語でパソロジカル.ライヤー: Pathological liar)である」と最初に述べた人物は、当時2016年大統領選の候補者の一人であったバーニー.サンダースである。トランプはキャンペーン当時「テッド.クルーズの父はジョンF.ケネディの暗殺に関与した」と述べた。その後、テッド.クルーズも同じ表現でトランプを批判した。それ以来、トランプに対するこの表現は頻繁に多数の人々に利用されている。幾つかの辞書によると、パソロジカル.ライヤーには精神病、反社会的、自己愛、人格障害などの症状があるが、パソロジカル.ライヤーには他の障害の特徴がない場合もあるため、病的な嘘を診断することは難しいと言われている。ハーバード大学の精神科医ランス.ドーズは、ドナルド.トランプは極端な反社会的態度や行動、良心の欠如のある人格障害のある「社会病」者であり、「非常に病気の個人」であると述べている。一部の批評家はトランプの言動は自我のためであると指摘している通り、激しいエゴのため「攻撃されると10倍の攻撃を返す」とメラニアが述べたような性格が「残虐性」のある虚言に繋がっているようである。

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