アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2018 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images of long table Trump with Democrats and Republican DACA debates on Jan. 9, 2018

ロシアは今年の中間選挙及び2020年の米国大統領選に干渉するとの懸念が拡大しているにも関わらず、ドナルド.トランプは米国の安全保障対策を講じる意図は全くないと見られている。その懸念に基づき、上院議会民主党は10日プーチンが民主主義を崩壊する国際的努力をしている証拠を文書化した本格的な調査記録を公表した。トランプは安全保障に関連性のある移民法に一貫性がなく、今日下院議会が通過した国家安全保障局(NSA)の監視プログラムである外国情報監視法(FISA)についても全く理解しておらず、FOXニュースの批判的コメントを引用したメッセージを今朝ツイートし、反対を表明した。その後2時間以内に、その主張を180度転換したメッセージをツイートした為、驚異的な混乱と矛盾があることを示唆した。

10日上院民主党が公表したロシアの民主主義に関するプーチンの非相称急襲及びヨーロッパ:米国国土安全保障への含意と題する206ページの報告書は「ウラジミール.プーチン大統領の政権は長年、ヨーロッパとアメリカの民主主義及び法律を崩壊させようとしている。プーチン大統領のクレムリンは軍事侵攻、サイバー攻撃、虚偽情報、過激派の政治団体への支援、エネルギー資源の武器化、組織犯罪、汚職などの非相称的な兵器を使用している。クレムリンはこれらの道具の使用に洗練し、これらの攻撃はヨーロッパ全体でその規模と複雑性が増している。米国がこの脅威に緊急に対処しない場合、モスクワの政権はさらに大胆になるだろう。2018年と2020年の米国の選挙に対する攻撃も含めて、世界の民主主義に対抗するための兵器を開発し、改良し続ける」と警告している。

また、幾つかのヨーロッパ諸国はロシア政府の行動を抑止し、社会的回復力を構築するための効果的な対策をいくつか開発している。米国はその対応を構築するため、これらの国の教訓を検討するべきであると指摘している。例えば、⑴ 英国はロシア政府が民主主義に干渉していることを公的に批判し、サイバー.セキュリティと選挙プロセスを強化する動きを開始した。⑵ ドイツは強い警告、無条件による政党間の合意、及び政府と政治キャンペー間の緊密なサイバー協力によって、国民選挙に干渉するクレムリンに対する先制手段を講じた。⑶ スペインは自国で資金洗浄及び他の犯罪に従事するロシア基盤の犯罪組織を取り締まる事を欧州に実施させている。⑷ フランスは政府、政治家、メディア関係者間で、クレムリンのサイバー.ハッキングや誹謗キャンペーンの影響を鈍らせる為の強力な協力関係を育成している。⑸ 北欧諸国は批判的思考やメディアの読み書きを教えることに重点を置き、政府、市民社会、メディア、及び民間部門が関与し、プーチンの悪い影響力のある作戦に対して「社会全体」のアプローチを大幅に採用した。⑹ バルト諸国はロシアの悪意ある治安サービス活動、サイバー攻撃及び虚偽の情報に対する防御の強化、ロシアへの依存を減らすためのエネルギー供給の多様化に関する情報を一般国民に十分伝達している。

この研究文書はロシアが約20か国で民主主義を攻撃していることを明白にしているが、トランプは安全保障問題を完全に無視し、クレムリンに対して強く抵抗していないため、1960年代の冷戦以来、初めて米国の安全保障が脅かされていることを懸念している。また、西洋諸国の民主主義崩壊を試みるクレムリンの戦略はソーシャル.メディアを利用し、虚偽ニュース、極右派政党のネットワーク、及びその運動を拡大し、軍隊による侵略、及びエネルギー資源を武器として利用することであると指摘している。

両院の民主党及び上院共和党議員の一部は、将来の選挙で再度ロシアの攻撃を防ぐための対策が全くないこと、トランプがそのことに無関心であることの懸念を表明している。トランプは従来の大統領とは異なり、安全保障が何であるかさえ理解していないだけでなく、絶望的なほど、彼自身の政策が全くないか、又は一貫性がない事を益々明白にしている。例えば、9日トランプはホワイトハウスで民主党10人及び共和党15人の代表者による超党派の協議を行い、ダカ(DACA)を含む移民法について約90分間の論議を行った。ある時点で、上院民主党議員ダイアン.フェインスタインは、DACAのクリーン法案(壁及び国境安全保障条項などを含まない無条件)を支持するかと聞かれ、トランプはすぐ肯定的に支持することを示唆しため、トランプから左側の二番目に座っていた下院議会多数派リーダーのケビン.マッカーシーは慌ててその会話を阻止し「大統領、貴方は明確にする必要があります。フェインスタイン上院議員が求めているのは、2年後に再度ここに戻る必要がないことです。私たちがDACAだけについて話す時、安全保障が必要です」と説明した。トランプは「私は彼女がそれを言っていると思う」と反応した為、マッカーシーは再度「彼女は何か違うことを言っていると思います」と答えた。フェインスタインは「意味ある包括的移民改革があれば、本当に安全保障について論じる必要がある」と述べた。しかし、トランプはある時点で国境には壁が必要であると主張し、最後には、議会が協議し両党が合意した法案には署名すると述べ、ツイートや集会では壁がない場合DACAもないとの強固な姿勢を変え、再度柔軟な姿勢を示した。これはトランプがDACAを含む移民法に関して彼自身が政策を持っていないため、論議に混乱し矛盾がある印象を与えた。

加えて、下院議会は今日午後、外国諜報監視法(FISA)の幾つかを更新するための法案を256対164票の圧倒的支持で通過した。最初1978年に制定されたFISAはスパイまたはテロの疑いのある外国人と外国人代理者との間で「外国諜報情報」の物理的および電子的監視と収集のための手続きを規定する米国連邦法である。トランプは今朝4時33分のツイートで「下院は今日、議論の余地のあるFISA法に投票する。これは、前政権と他の政権でトランプ.キャンペーンをひどく監視し、 信憑性のない偽のドシエ(書類)の助けを借りて悪用するために使用されている法律です?」とツイートした。これはフォックス.ニュースのヘッドラインを引用したメッセージである。しかし、午前6時14分には「そう言ったことで、私は就任以来アンマスキングのプロセスの修正を個人的に指示しており、今日の投票は外国の土地で悪い外国人の監視に関するものです。それは必要です! スマートになりなさい」とツイートした。トランプはFISAが何であるか、投票の目的が何であるかを理解する前にツイートに飛びつき、その後誰かに指摘された後、驚異的に最初の立場を180度転換するメッセージを送ったことを示唆した。

トランプはプーチンによる西洋諸国に対する民主主義破壊の努力がある事に気付かず、2016年の選挙に干渉したロシアに関する諜報機関の報告、及びロシア関連調査を現在も「ウィッチ.ハント」と呼び、トランプ陣営との共謀はないと頻繁に主張している。昨年後半、ロシア調査に関して特別捜査官ロバート.ミュラーとのインタビューに100%応じると述べていたが、ここ数日共謀はない為、会う必要さえないと述べている。安全保障に関して、トランプは圧倒的に多数の議員の懸念とは遥かに認識と次元が異なっている。トランプの発言が極端に異なる傾向は過去1年間で頻繁に観察されているため特に新たな兆候ではないが、トランプは思考が支離滅裂であるか、または専門家が疑っているような精神健康上に問題があるかのいずれかの特徴が最近 益々顕著になっている。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。