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Image result for images of concealed gun vs AR-15トランプ大統領は14日に発生した銃乱射による大量殺戮事件の犠牲者の家族を昨日招待し、彼らの体験または意見を聞く会合を開催した。学生及び成人を含めて 30人以上が参加していた会合は必ずしも銃規制を支持する人達ばかりではなかった。その中で、銃購入の適正最低年齢を上げると銃の購入をもっと容易にするとの意見もあった。また、教師であるゲストの一人は訓練を受けた教師が銃を教室で携帯した場合、学校をもっと安全にすると語った。トランプは22日、銃をもっと購入しやすくするため最低年齢を上げること、及び教師がコンシール銃を携帯する論争的な発想に同意したことを示唆するツイートを公表した。今日午後、銃法の改正法案を議会に押し出すことを表明している。

教師も教室で銃を保持または携帯することで、もっと学校を安全にするとの論議は既に早くから全米ライフル協会 (NRA)が提案している。銃が多いほどもっと米国を安全にするとの発想はまさに銃製造会社を代表するNRAの基本戦略であるが、米国の現状を他の先進国と比較した場合、それは誤信であることを証明している。昨日ホワイトハウスに招待されたユタ州の男性教師ケーシー.ハンセンは、銃を隠して保持することは武装した侵入者が教室に入った場合、隅に隠れるより「もっと解決する」と述べた。トランプはハンセンの意見に同意し、学校の教師に武器がない場合、警察が現場に到着する間に多数の人々が射殺されるが、教師が武器を保持している場合、襲撃を早く終える可能性があると述べた。また、一般的な学校は「無銃地帯」であり、銃弾は襲撃された側だけが受けるため無銃地帯の学校はターゲットになりやすいと語り、携帯コンシール銃(隠して保持する銃)は機能すると述べた。トランプは22日早朝のツイートで「潜在的に精神異常者の襲撃者が即時に発射することが可能な非常に武器に才能のある教師が多数いることを知っている場合、その学校を攻撃することは決してない。臆病者はそこに行かない。それは問題解決である。(襲撃される側も)攻撃的でなければならず、防衛だけでは機能しない」と主張した。これはトランプが学校の教師による武器保持を強く考慮していることを示唆している。

しかし、これまでの記録によると、大量殺戮に利用されている銃はほとんどAR-15を含むアサルト銃が圧倒的に多いため、携帯可能なコンシール銃に比較すると、銃のサイズや 弾薬の容量など規模が異なるため狂気じみた発想であるとの批判もある。170万人のアメリカ協会連盟の大統領ランディ.ウェンガルテンは、教師に武装させるとは「恐ろしい考え」であると述べ、教育者の拳銃は攻撃者が頻繁に利用する「アサルト.スタイルの武器とは一致しない」と述べ「解決策は、これらの軍事兵器を持ってはならない人々に軍事兵器を禁止することである」と語った。また、学校を拠点とする法執行官に訓練を提供する全米学校資源機関(NASRO)は、教師を武装させることには反対であると述べた。法執行官に提供された広範な訓練を受けていない教師は、特に学生である加害者の命を奪うことには精神的に準備ができていない可能性が高いと述べた。基本的に制服の法執行官以外の人々、特に教師を武装させ、訓練を受けさせることには多大なプレッシャーの要因になることも含めて、多数の危険性があると指摘している。

銃規制の声が響いている現在、今日トランプは米国の銃法を改正することを議会に推し進めると述べた。トランプはホワイトハウスでの声明で、バンプ.ストックを禁止すること、銃購入適正年齢を引き上げる(例18歳から21歳)ことでAR-15のような一定のライフルを購入することを容易にしながら、精神保健を含む包括的なバックグランド.チェックを制定することなどを提案した。特に、強いバックグランド.チェックの推進はオバマ政権の時から提唱されていたが、共和党が強固に反対したため成功しなかった。トランプは「子供達を守ることほど重要なことは何もない」とし、過去の政権が達成出来なかった銃法の改正を行うことを意欲的に語った。

しかし、議会の共和党リーダーがこの動きを歓迎するかどうか不明である。下院議員のポール.ライアン及び上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは、14日フロリダ州パークランドの高校で17人が虐殺された事件以来、銃による暴力を減らすための法律制定に関して、議会で何ができるかについてはほとんど語っていない。マコーネルはNRAから多額の寄付を受けている主要人物の一人である。総体的に多数の議員はNRAとの利害関係により、銃の問題について常識的な解決法の論議さえ避ける政治的腐敗の構造に慣れている。しかし、トランプの銃法の主張には一貫性がないため、議会との論議は困難であることも一因である。購入年齢を引き上げることや強いバックグランド.チェックは銃規制の類であるが、学校の教師がコンシール銃を保持することを奨励することは、銃規制の正反対の立場である。加えて、今日トランプが述べたことが明日どのように変わるか誰も予測できないため、彼が議会に一貫した銃法の改正を提案することが可能であるのかどうか不明である。

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