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米国最高裁は今日、オバマ時代のダカ(DACA)として知られるドリーマー.プログラムに挑戦したアリゾナ州を拒否し、引き続きドリーマーが保護を受ける状況を維持した。同州はオバマ政権下で2012年にDACAプログラムが設定された時から、この受益者に対して、運転免許さえ拒否した唯一の州である。今日、最高裁は下級裁判所の決定に挑戦した同州の上訴を拒否した。トランプ政権のDACA廃止の努力は成功していない。一方、不法移民に強固なトランプ政権の移民政策はカナダを劇的に変えているとの報告もある。

子供の頃不法移民の成人に連れてこられた子供たちを強制送還から保護するため、オバマ大統領が2012年に行政命令により制定した DACAプログラムは、特定の資格者に運転免許、労働許可、滞在許可を授与している。トランプ政権下で、強制送還を受けた人々がいるため、現在このプログラム受益者の正確な数は不明であるが、推定70万から80万人である。不法移民を保護するオバマ政権のプログラムに反対していたアリゾナ州は米国最高裁に上訴していたが、最高裁は同州の挑戦を拒否したことが今日判明した。19日ロイターの独占記事によると、米国 最高裁は引き続きドリーマーに運転免許証を提供することをアリゾナ州に要求し、オバマ時代のプログラムに対する同州の挑戦を拒否し、数十万の青少年を保護する決定をした。下級裁判所はアリゾナ州がDACA下の受益者に運転免許証を否定することを禁止したため、同州は最高裁に上訴していた。

昨年9月トランプ政権はこのプログラムを強制的に廃止し、今年3月5日までに議会がドリーマーに対する何らかの法律を制定しない場合、DACAプログラムを完全に終えると宣言していた。その後、訴訟に発展したため、幾つかの地方控訴裁判所の判事らはトランプのこの措置に全国的差止命令を下していた。トランプ政権の動きに対抗したサンフランシスコの米地方裁判所のウィリアム.アルサップ判事は1 月9日トランプ政権は既存のDACA申請の更新を継続しなければならないと判定した。別の連邦裁判所も同様の差し止め命令を下した。アリゾナはこれらの全国的差止命令に挑戦していた一部州であるが、判事らはトランプ政権にDACAプログラムを維持するよう要求していた。その後、国土安全保証省は裁判所の命令に従っていると報告された。

2012年オバマ政権でDACAプログラムが設定された後、当時アリゾナ州共和党知事のジャン.ブリューワーは州政府職員に対し、このプログラムの受益者が州で運転免許証及び他の公的給付を取得できないように指示した。アリゾナ州で運転免許証を取得するためには「非市民は有効な連邦就労許可証のような合衆国の滞在が認可されていることを証明しなければならない」とし、同州はDACAの受益者が取得した運転免許は受け入れないと決定した。DACA受益者に対して、運転免許さえ拒否した州はアリゾナだけである。アメリカ市民自由連合は運転免許を取得できないDACA受給者を代表し、同州を告訴していた。昨年、サンフランシスコ第9回米国巡回控訴裁判所は、アリゾナ州のそのような政策を打破した。アリゾナ州は「DACAは米国議会の法律及び公式機関の規定で制定されたプロセスではなく、国土安全保障省のメモで設定され、運転免許を規制する州法に取って代わることはできない」と主張し最高裁に上訴したが、最高裁はアリゾナの上訴を拒絶した。従って、最高裁は下級裁判所の決定を尊重することを示唆したため、アリゾナはDACA受益者に対して運転免許の申請を拒否することは不当である。

DACAプログラムの例に見られる通り、トランプ政権下で移民法は大幅に変化し、国境での不法移民の取り締まりは非常に厳しくなっている。昨年8月頃からトランプ政権の不法移民に対する厳しい取り締まりは同盟国のカナダに影響を及ぼすと予測または懸念されていた。特にイスラム教国及びその他特定の国からの移民を制限し、難民及び亡命者を減少させているため、このような国からの移民及び亡命者は米国を恐れてカナダに流れているという報告がある。カナダ当局が昨年9月中旬に公表した移民、難民、市民権によるカナダの新統計を記録したグローバル.メールによると、 2008年と2009年の記録的なピークであった36,000と33,000以来、2017年8月にはカナダでは27,440件の亡命申請が提出されている。これはカナダで亡命を求めている件数は2009年以降、高いレベルであるという。

また、米国の国境を越える不法移民の数は減少していると報告されている一方で、カナダの国境を越えている不法移民の数もここ14か月で増えているという。カナダの移民データの見直しについて、ソーシャル.サービス提供者及び政府関係者とインタビューしたロイターは、過去14ヶ月間トランプ政権による「不法移民に対する取り締まりやトルコ、シリア、ハイチ、ナイジェリア、サルバドルからの移民に対する一時的な法的地位剥奪の動きは劇的な変化であり、カナダの難民制度に幅広い影響を及ぼしている」と指摘した。昨年、これらの国からの移民が亡命を求めて不法に国境を越え、カナダに逃亡している多くの人々は「トランプが彼らを母国に追放する事を恐れている」と報告されている。 ジャスティン.トルドー首相下のカナダは、このような移民及び難民問題に対して、米国の現政権よりもっと人道的であり、受け入れる準備があると伝えている。

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