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幾つかの州では11月の中間選挙に向けて、高校生を含む若い世代の投票登録を促す運動が展開されている。複数の機関のデーターは過去8年間で見られなかった若者の選挙意識が変わっていることを示唆している。最近の様々な報告は、中間選挙では民主党が少なくとも下院議会で多数派を取り戻すと予測しているが、通常、投票に参加しない若い世代の投票登録が増加している傾向は何を示唆している?

アメリカ合衆国選挙プロジェクト、フロリダ州務省の選挙当局、ハーバード.ケネディ.スクール政治学研究所、及び他の研究組織の統計とインタビューに基づく20日のニューヨーク.タイムスの調査報告によると、幾つかの州で若い世代の投票登録者が増加している。幾つかのグループはアリゾナ州を含む10州の接戦州で、通常投票に無関心な18歳から35歳の有権者を対象に投票登録を援助する運動を展開している。フロリダ州ではフロリダ地域での8,450人を含めて全体で36,789人の投票者登録を実施したと報告されている。他のグループは10州および200の高校で、三年前に登録を開始して以来、41,000人の学生が登録した。このグループはテキスト.メッセージを利用して投票を促している。また、バージニア州を含む多数の州知事も最近彼らの州で投票登録を促進する運動に参加している。

フロリダ州では26歳以下の登録率は1月から2月には20%であったが、3月には30%に増加したものの4月には25%に減少した。同州のパークランドで17人の高校生が死亡したブラワード郡では1月から2月には16%であったが、3月に46%に増加した。ノース.キャロライナ州では25歳以下の登録率は1月から2月には30%であったが、3月から4月には40%に増加した。ペンシルベニア州では1月から2月には40%であったが、3月から4月には45%に増加した。フロリダ州の新登録者の党派別による統計は下記の通りである。

党派別 25歳以下 25歳以上
民主党 33% 27%
共和党 21% 29%
無所属 46% 44%

過去の記録では30歳以下の人口層が中間選挙に参加する率はわずか20%であったが、今年若い世代の有権者は2016年の27%から今年春には36%に増加した。カリフォルニア州サクラメントの政治データー会社の報告では、18歳から21歳の若い世代は今年最初の三ヶ月間で65,000人が登録した。その数は2014年および2016年より増えている。しかし、同州は投票者人口が増えているため、若い世代の登録の割合は2014年の19%に比較して今年の選挙サイクルでその割合は6%ポイント減少した。

しかし、ハーバード.ケネディ.スクールの調査は、投票の意欲が旺盛な若い層が増加している現状下で、11月の中間選挙(議会選挙)は民主党に有利であることを示唆している。例えば、18歳から29歳までの50%は「民主党に投票する」と述べている。残りの50%は共和党および無党派のいずれかであるが、無党派は最終的に共和党または民主党の候補者に投票するため、若い世代の投票率は共和党より民主党が高い可能性がある。この世代の37%は「絶対に投票する」と述べており、この傾向は今後益々増加すると専門家は予測している。例年の中間選挙の傾向から判断すると、37%は高い率であり、その中で51%は必ず投票すると述べている民主党支持者である。

フロリダ州パークランドの高校で2月14日に発生した銃乱射の襲撃で17人が死亡した事件後、銃規制を求める高校生の政治参加は全国に拡大している。18日午前中、テキサス州サンタ.フェ高校で発生した同様の事件で10人が死亡したため、前政権の教育省長官は、議会が銃規制を制定するまで、学生は休学するべきであると主張した。今日、犠牲者の身元が確認されている同州での銃の暴力事件も、若い活動家の銃規制運動に油を注ぐ可能性が高くなると専門家は予測している。また、党派的なゲリーマンダリング(選挙区割)も論争的な問題の一つであるが、ミシガン州で組織化された超党派のボランティア活動家らは、ソーシャル.メディアを利用し、州の不公平な選挙区割を終えるため100 日間で  425,000の署名を集めた。若いアメリカ人の政治的関与を研究しているグループの関係者は「若い人たちが彼らの行動主義と同時に投票することを考えている時、実際には過去8年間には見られなかった何かが起こっている。彼らは通常直接的なインパクトに焦点を当てており、なぜ投票するのか、懐疑的な傾向があった」が、今年はもっと選挙に参加するべきであるとの意識が高くなっているため、事実上、特に投票に関心が薄かった若い人たちに機会を与えているとコメントしている。

専門家はこの傾向も今年の選挙で民主党に有利な風潮であると分析している。昨年から今年にかけて、連邦および州議会での特別選挙で民主党が圧倒的に勝利している事実、一般的に女性は民主党に投票する傾向があるが、最近の予備選では多数の女性が勝利していること、州での選挙では民主党の投票参加率が増加していることに加えて、若い世代の投票登録が増加し、大多数が民主党に投票すると宣告していることなど、11月の中間選挙では民主党が下院議会をリードする広範な風潮があることが今年の顕著なトレンドである。

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