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トランプ大統領と北朝鮮の総書記キム.ジョンウンの非核化サミットは12日シンガポールで行われた。なぜ、シンガポールが選択されたのか一瞬疑問に思ったが、両氏の会談を成功させるため意外な人物による動きがあったことが今日報告されている。北朝鮮政府はトランプの娘婿ジャレッド.クッシュナーと話をすることを望んでいたと初めて報告された。非核化サミットの最初の仲介はクッシュナーに接触したアメリカ人投資家であることが判明しているが、これは何を意味している?

17日のニューヨーク.タイムスによると、昨年夏からシンガポールに住むアメリカ人ビジネスマンは、トランプとジョンウンとの会談の機会を設けるため、秘密の通信経路を求め、クッシュナーにコンタクトを取った。その人物は金融関連のビジネスマンであるガブリエル.シュルツである。彼は北朝鮮の最高幹部が、軍事的対立の脅威を与えていたトランプ大統領とジョンウンの会談を数カ月間模索していたことを説明した。シンガポール在住のシュルツは孤立した状態でビジネス.チャンスを築くため旅行し、北朝鮮の連絡網を構築した。平壌の当局者は、北朝鮮はクシュナーが大統領の家族の一員として、大統領に最も影響力のある人物であると判断していたことを明らかにした。

先週初めて、トランプとジョンウンの会談が行われる前に「利益思考の起業化」であるクシュナーとシュルツの秘密の会合があった。数年前、アジアでビジネス取引を検討していた時、トランプの家族に初めて出会ったシュルツは、昨年北朝鮮の核兵器問題に対処する方法についてトランプ政権下の一部のメンバーは先制的な軍事攻撃を主張することもあり、政権内で分裂している時、ホワイトハウスに歩み寄った。同時に韓国大統領ムン.ジェインは、米国と北朝鮮の首脳会談を行うための仲介役として重要な役割を果たした。韓国大統領の不屈な努力は広範に認められているが、昨年の夏に構築されたシュルツとクシュナーの秘密のチャネルは実質的に「何か価値のあるものを生み出すことがあったかどうかほとんど明らかではない」ことに加えて、首脳会談の結果は、具体性がなく曖昧である点が指摘された。

実務的な側面で両国の非核化サミットを実現する努力をした人物は当時、CIAのディレクターであったマイク.ポンペオであり、彼は北朝鮮を訪問し、キム.ジョンウンにも会っている。クシュナーは北朝鮮との役員との秘密のチャネルによる交渉には「直接的な役目」を果たすことはなく、シュルツの歩み寄りがあったことをポンペオに通知し、CIAが協議を担当するよう要請した。なぜ、クシュナーが国務省ではなくCIAに連絡したのか、なぜ彼が直接、その役目を果たさなかったのか説明可能な明白な理由は不明である。しかし、当時国務長官であったレックス.ティラーソンと大統領の関係は崩壊していたこと、クシュナーに国土安全保障のクリアランスが不十分である状況があった。しかし、シュルツとクシュナー間の会合は短期的に多少の関与があり、これが初めてではない。

鉱山で数十億ドルの利益を得たシュルツは、米国と北朝鮮との関係が解凍することは潜在的に有利であると考えている。彼の会社SGI フロンティア.キャピタルは、エチオピア、モンゴル、および他の国々で、いわゆるフロンティア市場に投資するハイリスク戦略を採用している。オバマ政権が2016年に新たな経済制裁を課す前、彼は北朝鮮で幾つかの小取引を行った。2013年、彼はファイナンシャル.タイムスに「機会は私たちの快適ゾーンの端に見つかったと本当に信じています。私は自分のビジネスの性質や個人的な関係については話しません」と述べた。米国と北朝鮮との会談の仲介役を務めた人物は彼が初めてではなく、昨年北朝鮮とのコネクションがあるとして10人以上国務省への申し出があったという。過去3つの政権下で、北朝鮮は仲介を介した通信経路から、米国大統領との外交を成立させる動きがあった。今年3 月31日に辞職する前、ティラーソン国務長官はキムとの交渉を試みたが、トランプは「時間の無駄」であるとして、その努力を否定した。ティラーソンの後継者となったポンペイは今年2回北朝鮮を訪問し情報当局者らと会った。

秘密の通信経路を確立しようとするクシュナーの努力はこれが初めてではない。2017年初期、クシュナーは中国政府とトランプとの関係を築くため、ワシントン駐在の中国大使クイ.タンカイとの個人的な通信経路を開設したがトランプが台湾大統領と話した後、不安定なスタートを切った。クシュナーとタンカイはフロリダ州パームビーチにあるトランプの個人財産であるマー.ア.ラゴで4月トランプは中国の指導者習近平と2日間の会談を行った。この会合の重要な役割を果たしたと見られたクシュナーは、中国の財閥グループとの家族ビジネスに関して、批判があった後、後退した。彼の姉はクシュナー家の不動産プロジェクトに投資する中国人にアメリカのビザを優先取得するという計画を進めていた。

北朝鮮政府による米国との交渉の試みの歴史から見ると、非核化サミットの仲介が米国の投資家から来ていたことは驚くことではないとタイムスは指摘している。なぜなら、トランプとキムとの関係も同様に「ビジネス上の立場である」からだ。先週、サミットが開催されたシンガポールで、トランプ政権は「豪華なホテルやマンション」など近代的な設備と高度技術に満たされた北朝鮮の未来を描写した米国政府作成の4分間映画を公開した。それはキムが核兵器を諦めず世界から孤立し戦争に進むか、又は豊かで平和な未来に進むかのいずれかであるとし、トランプは「不動産の観点から考えてみてください」と述べ、ビジネス思考の強い大統領の外交政策を投資家が仲介することには何の抵抗がないことを示唆した。

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