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Image result for images of Trump/Putin conference on July 16, 2018By Houston Chronicle

16日ヘルシンキで開催された米ソ首脳会談は衝撃的な前代未聞の展開になった。トランプ大統領は米国の情報社会を見捨て、ロシアの大統領ウラジミールプーチン側に立った。2018年の中間選挙も関与する動きがあると見られている敵国と手を握り、米国の安全保障を危機に晒したトランプの行動は米国に多大なショックを与え、その反響は劇的である。両首脳による合同記者会見でのトランプの発言は壊滅的であり、不可解であり、情報関係者、両党の指導者及び議員らはその深い失望を表明している。

トランプ大統領は、プレッシャーを受けていた為、予測通りプーチンに2016年の大統領選に干渉したかを直接尋ねたが、プーチンは「強固に力強く」否定した。トランプはほとんど反論することはなく、既にトランプ.キャンペーンの関係者及びロシア人26の合計32人が告訴されているにも関わらず、常日頃から「ウィッチ.ハント」と呼んでいた為、完全にプーチンの側に立つ姿勢を示したと報告された。プーチンはロシアが米国の選挙に干渉した証拠はないと主張した為、2016年の米国情報当局の報告に懐疑的であったトランプは、情報局がトランプに望んでいたようなプーチンに「立ち向かう」構えはなく、むしろ同意した為、大統領選の勝利を援助したプーチンに「今、お礼をしている」これは「プーチンが望んでいたことである」と言われている。

通訳2名のみが同室を許可された約2時間の一対一の会談後、両首脳は合同記者会見を開催した。その記者会見で、トランプは選挙干渉を完全に否定したプーチンに対抗するどころか、特別捜査官ロバート.ミュラーの調査は米国ロシア間の関係に「否定的な影響」を与えたとして、ロシア関連調査は「我々の国の災害」であると述べた。また、トランプ.キャンペーンは「共謀ゼロ」であると述べ、干渉と共謀の違いを混同するコメントをした。この記者会見で、米国側の記者の一人がトランプに「米国の情報組織またはプーチンのどちらを信じるか」と聞いた時、トランプは「彼らは、それはロシアだと思うと言いました。私にはプーチン大統領がいます。彼は、それはロシアではないと言ったばかりです」と答え、「私はこれを言います。なぜ、そうなるのか理由がわからないです。私は情報部の人々に大きな自信を持っているが、プーチン大統領は今日、非常に強く力強く否定したと伝えたいです」と語った。トランプは、プーチンを見ながら「ロシアは選挙プロセスも含めて、米国の国内事情に干渉していないし、これからもしません」と執拗にプーチンを擁護した。

このトランプの発言は、現役および過去の情報社会のメンバーに多大なショックを与え、彼らは即時の声明を公表した。また、癌療養中の米国共和党上院議員ジョン.マケイン、下院議長ポール.ライアン、上院共和党議員マルコ.ルビオ、ボブ.コーカー、ジェフ.フレイクを含む多数の共和党に加えて、上院少数派民主党リーダーのチャック.シューマー及び下院民主党リーダーのナンシー.ペロシらは全て公式声明を発表し、多数の専門家はニュース番組のインタビューで、同様の驚きを表明した。批評家はほぼ全て、米国大統領がジャーナリスト、反政府活動家などを殺害するプーチンと手を組む一方で、世界一と言われる高度な諜報技術を誇る米国情報機関の調査結果と、先週ロシア政府関係者12人が民主党全国委員会をハックし、複数の情報を盗み出版した罪状で告訴されたにも関わらず、トランプは米国選挙干渉を否定したロシア側に立ったとして、唖然とするショックを表明している。

元CIAディレクターのジョン. ブレナンは「ヘルシンキでのドナルド.トランプの記者会見は「高い犯罪と軽犯罪」の閾値を上回っている。それは反逆罪になるには何の不足もない。トランプ氏のコメントは軽蔑的なほど愚かであり、彼は完全にプーチンのポケットにいます。共和党の愛国者:貴方はどこにいますか」とツイートした。16日のタイムス誌によると、ジョン.マケインは「記憶に残っているアメリカの大統領の中で最も恥ずべきパフォーマンスの1つである」と述べた。マケインはその声明で「トランプ大統領の無認識、エゴイズム、偽の同値性、独裁者に対する共感がもたらした損害を計算することは困難である。しかし、ヘルシンキでの首脳会談は悲惨なミスであったことは明らかである。トランプ大統領はプーチン大統領に立ち向かうことができなかっただけでなく、望んでいませんでした。自由な記者会見の公平な質問に対して、独裁者を防衛することを意識的に選択し、彼とプーチンは同じ脚本から話しているようであり、世界にプロパガンダと嘘を煽るためプーチン大統領に競合のないプラットフォームを与えました」と述べた。下院議長ポール.ライアンは「大統領はロシアが私たちの味方ではないことを認めなければならない」と述べ、ロシアは「我々の最も基本的な価値観や理想に敵対している」と批判した。

選挙をハッキングしたロシアを擁護し、米国を批判したトランプの態度に呆れた民主党のリーダーらはキャピタル.ヒルでの記者会見で、プーチンがトランプの個人的情報を握っている可能性があることを示唆した。ペロシは声明のなかで「プーチンを前にしたトランプ大統領の弱さは恥であり、ロシアは個人的、財政的、政治的な大統領の何かを保持していることを証明している。これはアメリカにとって、プーチンが引き続きターゲットにする全ての西欧の民主主義にとって悲しい一日です」と述べた。シューマーは「今、一つの不吉な質問はホワイトハウスにぶら下がっています。米国の利益よりロシアの利益を優先したトランプ大統領の可能な原因は何でしょうか?何百万人ものアメリカ人は、この危険な行動の唯一可能な説明がトランプ大統領を傷つける情報をプーチン大統領が保持している可能性に疑問を抱き続けるでしょう」と述べた。つまり、民主党リーダーらは、プーチンはトランプに今回初めて、ブラックメールを突きつけた可能性があり、それ以外の理由を考えられないと述べている。

トランプの今日の態度は予期した通りであり、特に驚くべきことではないが、マケインが指摘した通り、トランプは常に自身のエゴを最も優先している。ロシアによる2016年の米国選挙干渉を認めた場合、自分自身を非合法的な大統領であると認めたことになるからである。それが徹底した拒否に繋がっている一つの理由である。トランプ・プーチン両氏はいずれも記者会見で成功した会談であったと述べたが、両氏の表情はいずれも妙にひきつっており、民主党リーダーが憶測したように、トランプはプーチンに何かを恐れているような印象も与えた。

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