アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2020 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images of White Nationalism and TrumpBy  Georgetown Security Studies Review

ドナルド.トランプが大統領に就任した過去2年間で、反ユダヤ主義に関する出来事は約40年以来大幅に増加している。全てのユダヤ人を殺害する意図があった27日のピッツバーグでの銃乱射による襲撃の数日前、トランプは彼自身をナショナリストであると宣言した。大統領がナショナリストであることを公言する場合、ナショナリストが心棒するナショナリズムはナチスに結びつき、それは愛国とは異なることを理解する必要がある。幾つかの理由により、ピッツバーグの事件後、ナショナリズム及びナショナリストの表現に否定的な連鎖反応がある。

先週土曜日ピッツバーグのユダヤ教会堂で11人を殺害した襲撃者は警察に「全てのユダヤ人が死んでほしかった」と語ったことが報告されているため、特にユダヤ人地域社会にショックを与えている。ホロコーストの生存者の幾人かは、公的スピーチを通して警告を促している。29日のニューヨーク.タイムスによると、退職した聖歌隊の先唱者で、ホロコーストの生存者であるピッツバーグのベス.シャロムのモシェ.タウベ(91歳)はその一人である。彼は「このような類いの邪悪は、世界にはまだ非常に多くの邪悪な人々がいると思えるホロコースト、及びどのように人々がこれほど残酷になれるのかを考えさせる」と語った。一方、反ユダヤ主義の専門家は、ユダヤ人が米国で前例のない受け入れをしていると同時に、ドナルド.トランプが大統領に選出されて以来「米国の風潮は2年間で益々敵対的になった」と述べた。加えて、ユダヤ人に対する攻撃はヨーロッパでも起きており、フランスやドイツで反ユダヤ主義の事件が頻発していることを指摘している。

反誹謗同盟(ADL)のデーターを応用したUSA Today によると、反ユダヤ主義の暴力事件は2016年にトランプが就任した後2017年には57%増加した。バラク.オバマ就任後のオバマ政権下では2010年を除き、2013年まで下降傾向であったが、2014年から徐々に上昇し始めた。しかし、驚くことに2016年の1,267件から2017年には1,986件まで大幅に増加した。この57%の増加はADLが記録を開始した1979年以来、最大の増加率である。また、ADLは中間選挙までに「ソーシャル.メディアに反ユダヤ主義のコンテンツ量が驚異的に増加したとの記録を今月公表した。同組織の二人の関係者は「ドナルド.トランプ大統領の選挙前には、国民の目に目立っていたユダヤ系アメリカ人にさえ、反ユダヤ人の嫌がらせや攻撃は稀であり、予期していなかった」と書いている。しかし「彼の選挙後、反ユダヤ主義は正常化し、嫌がらせは日常的に発生している。ユダヤ人の邪悪な秘密結社が世界の独裁制を取ったと主張する新世界秩序のような古くからの陰謀とナチス集団によるホロコーストのイメージに深く根ざしているいじめは衰弱する兆候は見えない」と述べている。

なぜ、トランプの最初の就任時期に反ユダヤ主義が増加したのか?2017年、白人民主主義及び反ユダヤ主義を唱えるアルト.ライト運動が台頭したことと一貫性がある。トランプはこのような少数派グループに支持された大統領である。彼は23日、上院共和党のテッド.クルーズを支援するためテキサス州ヒューストンでの集会で、グローバリストは世界が良くなることを望んでおり「率直に言って、国のことはさほど気にしない」と述べた。またこの機会にトランプは「私が何であるか知っているでしょう。私はナショナリスト(民族主義者)です」と宣言した。彼の群衆はUSAUSAを合唱し、会場が湧いた時、トランプは「その言葉を使ってください」と述べた。彼は明らかにナショナリストの方がグローバリストよりもっと国のためになると思っていることを示唆した。ここ数日トランプのナショナリスト宣言は改めて注目されている。

国のためになることを行い、国のことを深く思う個人を一般的にペイトリオット(愛国主義者)と呼ぶ。民族主義者と愛国主義者は同一視できない違いがある。民族主義者は国家への忠誠と献身を強調し、同盟国を含む他の国より自国を優先し、自国の文化や利益の促進を最も重視する人に言及する。愛国主義者は自国や国の指導者に対する忠誠を意味し、自分の国家またはそのリーダーの側にいる人物である。愛国主義者はナショナリスト(民族主義者)と同様ではない。自国を優先するという点において、トランプが自分をナショナリストと呼びことは一理あるが、そのナショナリズムは1910年代後半から1930年代初期までのナチスの台頭に一致している。社会科学図書館の記録によると、ナショナリズムは敵を作り出す要因になることを示唆している。社会科学の専門家は「ナショナリズムは、人々が感情を識別し、それに繋がり、体験することを前提としている。また、国との関係で(国民はしばしば国を愛し、時にはそれを憎む)」場合もあると述べている。また、ナチズムは「極端な形のナショナリズム」を表していた。ヒトラーは国民に「貴方の人生はあなたの全ての人々の人生の絆である」と説教した。また、国家は単に国民一人一人の力の根源ではなく「貴方の人生の根源」であると主張し、彼の人々にドイツへの深い依存を認める」よう要請した。つまり、アドルフ.ヒトラーの思想のルーツは「極端なナショナリズム」を強調し、ドイツの優位性を認めないヨーロッパ人を追放する考えがホロコーストに繋がった。

トランプは彼の最初の政策戦略家でナショナリストであり、グローバリストのエリートに批判的であったスティーブン(又はスティーブ).バノンに影響を受けた可能性がある。しかし、トランプは、ユダヤ人の地域社会が残酷な攻撃を受けている時期に、自分はナショナリストであると語ることは政治的、社会的にプラスにはならない。なぜなら、ナショナリズムは、2016年のキャンペーン以来、メキシコ移民を「強姦者」や「犯罪者」として攻撃し、イスラム教徒の移民を禁止する人種差別化された白人ナショナリズムを回想させるからである。また、トランプは昨年ヴァージニア州シャーロッツビルで、白人至上主義の集会に反対したデモ参加の一人が殺害された事件直後に、白人至上主義者も「非常に良い人々」であると語った為、国を分裂させる白人ナショナリズムを擁護したとして、多大な批判の要因になった。最近、大統領はナショナリスト宣告を撤回するべきであるとの指摘もある。この年に反ユダヤ主義に関する出来事が約40年以来57%も増加したとする記録は偶然だろうか?

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。