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Image result for images of net neutrality rules Obama vs TrumpBy   USA Today

トランプ政権は昨年、前オバマ政権のネット.ニュートラリティ規定を撤廃した。インターネット企業は、この撤廃は消費者がインターネット利用に高い支払いをする可能性があるとして、反対していた。トランプ政権は告訴されており、その裁判において、控訴裁判所はオバマ政権時代の規定を保持した。しかし、トランプ政権はその判定を覆すよう米国最高裁に請願していたが、5日最高裁はその要請を拒否した。トランプ大統領に指名された論争的な新判事ブレット.カヴァナフは、政権の要請に関与しない選択をした。5日の最高裁の決定は何を示唆している?

米国最高裁は今日、2015年のオバマ政権のネット.ニュートラリティ(中立性)規定を保持することを決定した米国コロンビア特別区控訴裁判所の判定を却下するよう要請したトランプ政権の請願を拒絶した。最高裁の強固な保守派判事であるクレアランス.トーマス、サミエル.アリート、2017年トランプ大統領最初の指名者であるニール.ゴーサッチの3人はトランプ政権の要請を考慮し、この規定を保持した控訴裁判所の決定を却下することを望んだ。驚くことに、トランプの指名により、複数の女性による性的暴行の論争的な経過を経て上院議会での任命プロセスを通過し、結局、最高裁入りしたカヴァナフは、最高裁首席判事ジョン.ロバーツと共に、トランプ政権のこの請願も含めて、利益相反の理由に基づき、幾つかの判例から身を引いたと伝えられた。

トランプ政権の連邦通信委員会(FCC )は2017年12月、党派ラインの3対2でその規定を廃止し、今年5月中旬、6月にネット.ニュートラリティ規定の有効期限は切れると述べていた。FCCのこの行動はトランプ政権の規制緩和哲学を反映していた。FCCのアジット.パイ委員長は「ブロードバンド.プロバイダーがより多様なサービスを提供できるため、この変更は消費者に利益をもたらす」と主張した。今年6月以降から、ネット.ニュートラリティ規定は無効になっていた。多数の州はオバマ時代のネット中立性規定が廃止されたため、州で独自にネット.ニュートラリティ規定を制定し始めた。

5日のロイターによると、実際にはそのような州も影響を受けていた。トランプ下の司法省は、来年1月に施行される予定であるカリフォルニア州のネット中立法を阻止するための訴訟を提起した。カリフォルニア州は、裁判の係争中、法律の施行を延期することを10月に合意していた。規定の撤廃を支持するグループは、オバマ政権下の不必要な規定は電気通信産業と自由市場に有害であるとして反対していた。ネット中立性規制の廃止を支持する企業は主にATTVerizonComcastのような通信企業である。一方、ネット.ニュートラリティ規定を支持する側は、インターネット.サービス. プロバイダーが全てのコンテンツを同等に扱い、幾つかのデジタル.コンテンツ.プロバイダーを優先することを阻止することが可能になるとして、規定の撤廃に反対していた。また、特定のウェッブ.サイトやアプリの読み込み速度が操作される可能性があることを懸念した。FacebookGoogleAmazonAlphabet Incのようなインターネット企業は規定の廃止はコストの上昇につながると懸念した。

トランプ政権は最高裁に「歴史を消す」よう嘆願し、透明性のあるインターネット政策を支持した「控訴裁判所の判決を除去する」ことを請願したが、今日、最高裁はその請願を拒否した。最高裁の5日のこの決定はその「政策が再導入された場合、将来の法的紛争でネット中立性規定支持者を援助する」ことを可能にする。つまり、最高裁のトランプ政権に対する拒絶は、特別区控訴裁判所の判定を維持したことを意味する。しかし、多数の州が様々な理由に基づき法的に挑戦する限り、この問題は再浮上する可能性がある。しかし、6日の中間選挙及び2020年の大統領選で、民主党が勝利した場合、再度ネット中立性規制が廃止される可能性はほとんどない。いずれにしても、通常、最高裁は二つの下級裁判所がそれぞれ異なる決定を下した場合、多大な論争に発展するため、介入する可能性が高いが、5日のケースは珍しい。

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