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Image result for images of Putin, Trump, and MattisBy   Fox 32 Chicago

トランプ大統領は国防総省の長官ジェイムス.マティスの辞職提出文書がメディアに公開されたことに怒り、来年2月28日の予定から二ヶ月早い1月1日に退去するよう促したことが報告された。トランプとマティスは全く異なる人格であり、完全に正反対の世界観を持っていると比較されている。シリア政策を含むトランプのほぼ全ての外交政策は、大統領選の勝利を援助したロシアの大統領ウラジミール.プーチンの政策および見解とほぼ同じであるため、プーチンに肩入れしているのか疑問が提起されている。2016年大統領選の討論会で、ヒラリー.クリントンはトランプが勝利した場合、ロシアの大統領プーチンの操り人形になると警告した。就任以来、トランプの外交政策はほぼ全て、この時の彼女の警告を連想させる状況である。

先週辞職を公表したマティスは引き継ぎのため、2月28日で任期を終えることを表明していたが、23日トランプは突然 同省の副長官パトリック.シャナハンを国防長官代理として、指名するため1月1日に退去するようマティスに促したと報告された。その決定は、単にメディアの報道に怒ったからであると二人の政権の役員はワシントン.ポストに語った。上級管理職員は、トランプが永久的な交代のために広範囲の調査を行うことを計画しており、行政外の候補者に興味があると語った。その幹部職員によると、トランプは否定的なニュース報道に反応し、「広範に尊敬されている」元将軍マティスに対して「報復するため」急遽マティスを撤退させる決断した。別の関係者は、トランプと他の顧問たちは、マティスが大統領について否定的な報道をしたそのキャンペーンの「一部である事には懐疑的である」と述べた。顧問らの意見とは異なり、マティスに対して立腹しているため、トランプはマティスの辞職日程を早急に二ヶ月間早めたということらしい。

両氏は最初から極端に異なる世界観および気質であったことは、誰の目にも明らかであり、約2年間続いたことが不思議なほどである。マティスが辞職を公表した20日、ニューヨーカーは「最初からマティスと彼のボスであるトランプ大統領はほぼ完全に逆である」と述べている。トランプは「怠け者で自滅的であり、何かを考えている時はほぼ完全に自分自身のことである」と述べた。44年の軍事活動に奉仕してきた「マティスは対照的に国と彼の理想への忠誠心によって動かされている自制心を絵に描いたような人です」と述べている。また「彼の上司が彼自身の快楽主義を啓示している時、マティスはアフガニスタンとイラクの戦場で、ローマのストイックであるマルクス.アウレリウスの瞑想のコピーを持っていた」という。更に「最も重要なこと」は、 外交における「アメリカの適切な役割」について、二人の「見解は大幅に異なる」と指摘した。マティスは、米国は「世界の警官」としてではなく、様々な失敗と不正のため、第二次世界大戦後に築かれた「国際秩序の柱として、平和、民主主義、そして 歴史的に先例のない繁栄を築いた」と信じている。一方「歴史を知らない」トランプは、NATO、国連、世界貿易機関への国際的貢献において、アメリカの「コストと負担」だけを見ている。トランプが最初にマティスを国防長官として指名したことは、ある意味で、それは「彼の無知への功績」でありながらも「本当に素晴らしいことであった」と評価した。マティスは上院議会の98 対1の投票で承認された後、彼の初年度は、米国が堅実であり続けるため、パニックに陥るような最悪の状況を防ぐため多くの仕事に奉仕した。

2016年10月19日、ほぼ最後の大統領討論会でクリントンは、トランプは「プーチンの操り人形になる」と述べたが、その予測がまんざらではないと思える現状を見ている。今年7月、一部のメディアはクリントンが述べたことは正しいと伝えるほど、過去2年間で、外交政策および同盟国に対するトランプの対処と言動は、全てプーチンが望んでいることばかりである。例えば、トランプは時折NATOを攻撃していた。2016年7月20日、ニューヨーク.タイムスでのインタビューで、NATOに新規参加しているバルト諸国を脅かしているロシアの活動について聞かれた時もロシアを批判せず、そのような国がロシアに攻撃されたとしても彼らが米国に対する義務を果たしていないと判断した場合、援助しないと述べた。また、選挙当時から執拗にNATOは米国に借りがあると言い続け、NATOの軍事的目的とワシントン条約5条を理解していないと思われる発言を繰り返している。彼は、NATOは時代遅れであると述べ、数ヶ月後にその言葉を撤回したこともあるが、トランプはロシアのプーチンを代弁していると思われるような言動を繰り返している。一般的にNATOを弱体化することはロシアの優先課題であると言われている。2017年5月トランプ大統領は、制裁下に置かれているロシアの外相セルゲイ.ラブロフおよび米国へのロシア大使セルゲイ.キスリャクをホワイトハウスに招待し、大統領執務室でイスラエル源からの機密情報を漏らしたと伝えられた。この態度は米国の利益より、ロシアの利益を重視していると批判された。2014年にはクレミアを併合したロシアは引き続きウクライナで攻撃を続けているが、トランプはこれに対して沈黙を守り続けている。今年7月16日、ヘルシンキでの合同記者会見で、自国の情報社会の報告より、ロシア側に立ったトランプは米国に多大なショックを与え、その批判の波動はしばらく続いた。

シリアから米軍を撤退し、アフガニスタンからの撤退も準備するようトランプに命令されたマティスは激しい論議の末、20日辞職を決定したことが既に知られている。トランプに対するメディアの報道に激怒したトランプはマティスがメディアと共謀し、大統領の立場を意図的に悪くしたと勘違いしていることを政権の役員が報告した。トランプは、引き継ぎの重要性を無視し、軍隊の経験が一切ないシャナハンを国防長官代理に指名すると公表した。トランプはシリアからの米軍撤退の決定にロシアは怒っていると語ったが、プーチンはトランプに感謝したと伝えられた。20日のニューヨーク.タイムスによると、年次記者会見中、プーチンはトランプのその決定を「正しい」と賞賛した。イスラム国家(ISIL又はISIS)がシリアで敗北したことに広く同意し「ISILに対する勝利に関しては、全体として米国大統領に賛成です」と述べという。ロシア国際問題評議会の中東問題専門家であるユーリ.バーミンは 「ISISは敗北していない」ことをプーチンは知っているはずであるとし「米軍が戦うためにそこにいなければ、誰がそうするでしょうか? それは必然的にロシアでしょう」と語った。また「米軍がシリアに在留していない場合、ロシアの貿易相手であるアサド大統領の友人ではなく、シリアの反政府軍を支持しているトルコとの問題を引き起こす可能性がある」ことも含めて、他多数の問題を引き起こす危険性があると指摘した。米軍がシリアに駐留しないことを望んでいるのはロシアであり、トランプはそのロシアに協力しようとしている。

報道のタイミングだけで判断すると、トランプの決定は彼独自のものであるような印象があるが、軍隊の決定はマティスも含めて、ほとんど国防総省下の多数の軍人に任せているというのが現実である。超党派で大統領とは「完全に逆である」マティスがなぜ採用されたのか、大きな疑問である。軍事関連の決定を国防総省に任せた場合、何らかの大きな問題に直面した時、その責任をマティスに転嫁しやすくなる側面もある。そのような状況下で、なぜトランプはシリアでのISISとの戦いは終わったと考えたのか?トランプはシリア政策においても、他の同盟国の意思を無視し、プーチンに感謝されるための決断を押し通したのか?トランプの全ての外交政策は、我々が気づかないところでプーチンに影響されている可能性があるのか?そのような疑問も提起される場合がある。2016年の大統領を干渉したロシアに関連する調査から始まった捜査は、現在少なくとも17の事件でトランプおよび彼の組織が捜査の対象になっている。そのような現状はトランプがマティスのような人物とは完全に異なるとの見解を超えたレベルであることを示唆している。ヘルシンキでのプーチンとの合同記者会見から約一週間後に公表された世論調査で、大多数の国民はトランプがロシアに有害な秘密情報を握られていると感じていることを示唆した。トランプはプーチンの操り人形になると警告したクリントンは、このような状況を予測していたのだろうか?いずれにしても、専門家はトランプがプーチンと危険な世界観を共有していると見ている。

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