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連邦政府が2018年11月に公表した報告によると、米国の男性の寿命は76歳で、女性の場合 81歳である。米国の2017年の総体的な寿命は78.6歳まで減少した。寿命の低下は、自殺や薬物乱用での死亡増加が主要因である。また、米国の悲劇の一つである20代から30代の若い世代の死亡率が増加していることが寿命の低下に起因している。

疾病対策予防センター(CDC)によると、米国での2017年の最大10の死因は、心臓病、癌、腎臓疾患、脳卒中、糖尿病、自殺、アルツハイマー病、インフルエンザ/肺炎、慢性下気道疾患、意図しない外傷など2016年と同じであるが、その中で、癌の死亡率だけが2017年に減少した。一方、自殺、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー病、インフルエンザ/肺炎、慢性下気道疾患、意図しない外傷など、7つの分野で死亡の増加が見られた。根本的な要因は、最大の死因である心臓病による死亡率が減少したことである。過去数年間、心臓病による死亡は他の種類の死亡の増加を相殺するのに十分であったが、現在は同じ状況ではないと報告されている。

年齢別による死亡率は、10万人の標準人口当たりの死亡数で2016年の728.8から2017年には731.9まで0.4%増加した。男性の寿命は、2016年の76.1歳から2017年には 76 歳にわずかながら減少した。女性の寿命は2016年および2017年に 81歳で変化はなかった。年齢別の死亡率は、25〜34歳、35〜44歳の人口層、85歳以上の年齢層で増加し、45〜54歳の年齢層では減少した。2017年10万人当たりの乳児死亡数579.3人による乳児死亡率は、2016年の死亡率と変化はなかった。年齢層別の死亡率の前年比差は以下チャートの通りである。

年齢別 2016年 2017年
15〜24 74.9 74.0
25〜34 129.0 132,8
35〜44 192.2 195.2
45〜54 405.5 401.5
55〜64 883.8 885.8
65〜74 1,788.6 1790.9
75〜84 4,474.8 4,472.6
85歳以上 13,392.1 13,573.6

CDCによると、2017年の米国の死亡者数は全体的に280万人を超え、前年よりも7万人近く増加した。政府が1900年代初期に死亡数を記録し始めて以来、それは1年で最も多い死亡数である。その増加は、米国の人口増加と高齢化を部分的に反映している。しかし、平均寿命の計算に最も大きな影響を与えているのは、若い年齢層の死亡である。CDCのディレクター、ロバート.レッドフィールド 博士は、その声明文の中で「最新のCDCデータによれば、米国の平均寿命は過去数年間で低下しています。悲劇的に、この厄介な傾向は主に薬物の過剰摂取と自殺による死亡によって引き起こされています」と述べている。また、寿命はこの時点での米国の全体的な健康状態を描写していると指摘している。更に、頻繁に「予防可能な状態で、あまりにも多くのアメリカ人があまりにも早く死亡している」ことは深刻な状況であると警告した。

米国政府の記録によると、昨年の自殺死亡率は少なくとも50年間で最高に達した。自殺数は10歳およびそれ以上の年齢層で 2016年の約45,000人から、一年後には約3,000人増加した。 CDCの1900年から2016年までの記録によると、米国の寿命は2014年まで増加傾向を示しているが、その後低下し始めた。

男女平均 男性平均 女性平均
1900 47.3 46.3 48.3
2000 76.8 74.1 79.3
2008 78.2 75.6 80.6
2010 78.7 76.2 81.0
2012 78.8 76.4 81.2
2014 78.9 76.5 81.3
2015 78.7 76.3 81.1
2016 78.6 76.1 81.1

第一次世界大戦中1918年には近代史上最悪のインフルエンザの流行で、多数の米国兵士を含めて約100万人のアメリカ人が死亡したと言われているが、正確な数値は不明である。1900年は近代史の中で米国の寿命が最も短いが、50年後には全体的寿命は68歳まで伸びている。この記録は、米国人の 寿命が2015年からわずかながら低下し初めていることを示唆している。女性の寿命には2015年と2016年に変化はないものの、CDCは2018年11月の報告で、2017年の寿命は2016年に比較して幾分低下傾向があると伝えている。

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