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Image result for image of U.S Congress and leaders both sides after Mueller's reportBy  Reuters UK

24日、司法省長官ウイリアム.バァーは2016年の大統領選に干渉したロシアにトランプ.キャンペーンが共謀したかどうかを発見できなかったとのミュラーの機密報告を要約した短い文書を議会に提供した。その後、上院議会共和党のリーダー、ミッチ.マコーネルは珍しくツイートし、ロシアの選挙干渉に関してはトランプ大統領との明らかな違いを示唆したが、ミュラーのオリジナルの報告を一般公開することに反対している。公開された4ページの手紙は新たな疑問を提起したとして、懐疑的になっている民主党および一般公開を拒否する共和党リーダーらとの間で現在喧騒的な状況になっており、新たな混沌を生み出している。

24日、司法省長官からの手紙での報告を受けた議会は、共和党が勝利を宣言し、民主党は原文を入手する奮闘を開始した。下院議会共和党の少数派リーダー、ケビン.マッカシーは「事件は終わりました」と述べ、勝利宣言を行った。上院議会の共和党多数派リーダーであるミッチ.マコーネルは、その声明文をツイートに公開した。その文書によると、「特別顧問弁護士ロバート.ミュラーの結論は、大統領のキャンペーンが2016年大統領選に影響を与えたロシアの努力に共謀または調整はなかったとする大統領の直話を明確にしています。しかし、我々の民主主義を干渉するロシアの現行の努力は危険で不穏であり、ロシアの活動に関してはもっと良く理解するための我々の努力に貢献する特別顧問を歓迎します。そして、私は外国の干渉で我々の民主的機関に対する脅威に上院情報選定委員会が引き続き対処することを期待します」と述べている。マコーネルは最後にミュラーの機密報告と合わせて、可能な限りもっと多くの情報を引き続き再吟味する司法省長官に感謝すると述べている。この声明は、17の情報機関がサイバー攻撃とソーシャル.メディアを利用したロシアが2016年の大統領選に干渉したとする調査結果を否定したトランプとは明白に異なる立場を明らかにしている。トランプはロシアが米国を含む民主主義西洋諸国の選挙に干渉していることを明確するための声明文を公表していない事に加えて、その事実を否定しているロシア側を一貫して味方している。

24日夕方公開された司法長官ウイリアム.バァーの4ページの手紙は、かなり長文であると言われているミュラーの機密報告のオリジナルを要約している。長官は、2016年の米国大統領選挙へのロシアの干渉に関するミュラーの機密報告が二つに別れており、一つは「選挙に影響を与えるためのロシアの努力を概説し、それらの努力に関連するロシア政府関係者によって犯された犯罪」についての詳細を記述している。次に、アメリカ人がロシアと調整したかどうかについての捜査において、特別顧問と彼のチームの調査で、トランプ.キャンペーンまたはそれに関連する人物が、2016年の米国大統領選挙に影響を与えるための努力において、「ロシア政府と共謀または調整を行ったかどうかを発見しなかった」とミュラーは結論を出したと述べている。バァー長官は最初のページで、特別顧問の調査には、約40名のFBI捜査官、情報分析担当者、法医学会計士、およびその他の専門職員のチームによって支援された19人の弁護士が雇用され、ミュラーは2,800件以上の召喚状を発行し、約500件の捜査令状を執行し、230件を超える通信記録を取得し、約50件の文書記録の使用許可の命令を発行し、証拠を求めるため外国政政府に13件の要請を行い、約500人の証人にインタビューを行ったと説明している。

また、バァー長官は、司法妨害の問題について「徹底的な事実調査」を行った後、特別顧問は訴追および辞退の決定に対処する司法省の基準下で、その行為を評価するかどうかを検討したが、最終的に伝統的な検察判決を下さないことを決定した。従って、特別顧問は、調査した大統領の行為が妨害を構成しているかどうかについて、何らかの理由で結論に至っていない。その代わりに、調査されたそれぞれの関連行動について、報告書は質問の両側に証拠を提示し、特別顧問が考える法の「困難な問題」と、大統領の行動と意図を妨害として見なすことができるかどうかに関する事実を未解決のまま残している。特別顧問は「この報告は大統領が犯罪を犯したと結論付けるものではないが、彼が無実であるとも決定していない」とのミュラーの報告を引用している。

一方、大統領には誰でも解雇できる憲法上の権限があると主張しているトランプは、彼の言動が捜査を拡大した要因になったことを省みず、更にアメリカを泥沼に引きずるような暗い発言をした。彼は25日、調査に怒りを表明し、特定の人物またはグループを指定しなかったものの、 この捜査を引きずった誰かは「悪人」であり「反逆的」な行動を取った政敵に対する調査を行うと宣言した。ホワイトハウスと議会共和党のリーダー達は、下院情報委員会の民主党委員長アダム.シフがトランプ.キャンペーンとロシアとの共謀の証拠を見ていると述べたことがあった為、委員長を辞退するべきであると攻撃した。民主党下院議長ナンシー.ペロシはその主張を強く却下した。一方、下院司法委員会および監視委員会の民主党両委員長は、非常に「多くの疑問を残している」として、25日に文書で4月2日までにミュラーの完全な報告を提供するよう要請した。上院少数派の民主党リーダー、チャック.シューマーはミュラーの報告を一般公開するための決議案に投票することを提案したが、マコーネルはこれを拒絶した。

要するに、2017年5月にトランプ大統領が当時FBIディレクターのジェイム.コミを解雇して以来、彼は司法妨害の調査の対象になったが、バァーの要約によると、ミュラーがその結論には達しなかったことを説明し、その決定は司法省に委ねることを示唆した。ミュラーはトランプによる司法妨害と見なされる可能性のある様々な行動を提示し、それを合算するかどうかを第三者に判断させる決定をしたようである。それは、トランプに指名された司法省の長官ウィルアム.バァーの手に委ねられる結果になることを意味する。この混乱に加えて、ミュラーの機密報告を要約した司法長官の手紙は簡素すぎるため、混乱を招く結果となり、それに満足している共和党は勝利を宣言し、不満を持つ民主党は、オリジナルの報告を入手することを押し出している。ミュラーはロシアが選挙に干渉したことを報告した米国情報機関の記録が正しかったことを証明したが、トランプおよび彼のキンペーンによる共謀は見られないとの結論に一部の人々、特にトランプの支持基盤は安堵したと思われる。しかし、キャピタル.ヒルの議会では益々混沌たる状況になっている為、この紛争はまだ終わっていないことを示唆した。

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