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特別捜査官ロバート.ミュラーの調査結果が概略的に報告された後、トランプ大統領は怒りを込めて民主党を罰することを示唆した。そのひとつは政治的な罰則として、2020年大統領選の課題であることを示唆した。そのトランプの報復課題は2018年の中間選挙で最も重要な課題として、繰り返し世論が明白にした医療保険である。トランプは再選の挑戦課題として、前大統領バラク.オバマが署名したオバマケアと呼ばれるアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)を完全に撤廃することを公表した為、民主党は完全なミュラーの機密報告の入手を追求しながら、オバマケアを保護する為の医療保険政策に集中するよう呼びかけた。トランプ政権は既に裁判所に対してACAを廃棄するよう要請した。2020年の大統領選で、オバマケアが最重要課題になる場合、幾つかの側面で民主党に有利になる可能性がある。

トランプ政権は25日 ニューオーリンズの米国控訴裁判所に対し、補助金や保険会社が既往症の病状がある米国人に対する差別を防ぐ一般的な規則も含めて、ACA全体を撤廃するよう求めるため書類を提出した。この行動は、ミュラーの機密報告の要約が司法省によって公開された為、民主党に対する報復を示唆する怒りを表明した後の行動である。トランプ政権は「2020年の選挙運動の最前線にオアバマケアの問題を提起することを約束するための変化として、ACA全体が違憲であるとする立場を更に強化」している。トランプ政権はオバマケアのバックボーンである強制加入部分を排除したが、議会は全面撤廃には成功していなかった為、この法律を弱体化するためのサボタージュを行なったが、全面的な廃止を裁判所に求めた行動は今回が初めてである。トランプ政権のこの行動は、再度議会がオバマケアを撤廃するための法案通過の必要性に追い込まれる為、60回以上撤廃を試み、失敗した共和党は再度チャンスに直面している。しかし、一般的な米国市民は他の適切な医療保険の選択肢を提供しない限り容認しないため、再度同じ失敗の繰り返しになり、2020年の大統領選で再選に直面する多くの共和党議員、特に上院議員を脅威に晒すことになる。

一方、民主党を罰する意図に基づくトランプ政権のACA全体の撤廃の目標は、実際には民主党には有利な挑戦になるが、米国民から医療保険を取り上げることは、彼の再選には効果的な戦略ではなさそうである。下院議長ナンシー.ペロシは25日夜の声明で「今夜、トランプ政権は連邦裁判所で、既存の病状で生きているアメリカ人のための保護を破壊することを試みるだけでなく、アメリカの人々のヘルスケアに全面戦争を宣言することを決定しました」と述べた。上院少数派リーダーのチャック.シューマーは26日上院議会のフロアーで、政権の決定は共和党にとって、ミュラーの調査の終焉から享受する政治的「利益」よりも「はるかに有害なものになります。トランプ政権による動きは、アメリカの家族の顔を平手打ちするものです」と記者団に語った。

ACAを全面廃止するとどうなるか?何よりも何千万人もの米国人にとっては、健康上の問題で壊滅的な状況になる。まず、共和党州さえ恩恵を受けている低所得層が利用しているメディケイド拡大は停止されるため、数百万人が受けているメディケイドの助成金は利用不可能になる。医療保険会社は2010年3月にACAが制定される前の規定に戻るため、この法律下で最も人気がある二つの利点は消えることになる。この法律の最大のプラス要素は、既往症を患う米国人も医療保険にアクセスすることが可能であるが、ACAが全面撤廃された場合、保険を購入する余裕がない病弱な米国人は治療を受けることが不可能になる。また、26歳未満の若い世代は、両親の保険計画に加わることができるが、トランプは若い世代からその利点を奪うことなる。2015年のデーターを利用したカイザー.ファミリー財団によると、18〜64歳の成人の5,200万人(27%)は、ACAが制定される前に個人市場で保険加入が拒否された既往症に苦しむ米国人である。また、非高齢女性(30%)および男性(24%)は、保険加入が拒否される既往症に苦しんでいる。その割合は年齢によって異なり、18〜24歳では15%であるが、60〜64歳では47%で、無視できない高さである。

この数値は、2020年に再選を目指すトランプが、ACAの全面廃止を課題にすることが米国民に有害であるだけでなく、政治的にもマイナスであることを意味する。なぜなら、非高齢者で保険加入が拒否される既往症がある人口層は、共和党州で多い。例えば、ケンタッキー、アラバマ、ミシシッピー、およびウェスト.バージニア州では約33%またはそれ以上であり、ワシントンDC、コロラド、ニュー ジャージー、ユタ、アラスカ、およびミネソタなどのような独立系またはリベラル系の地区も多い州では23%またはそれ以下である。また、非高齢者で保険加入が拒否される既往症のある人口層が多い地域は、共和党州であるテネシーのキングスポート、サウス.キャロライナ州のフィレンツェの34%、カンザス州のトピーカで32%とその割合が高い。

従って、ACAの全面廃止は、トランプにとって再選に勝利するための懸命な戦略ではない。他の選択肢がない状態で、現存する医療保険法を廃止することはトランプの一部の支持者、穏健派の共和党、独立派、及び大半の民主党を怒らせる結果になる。ACAの全面廃止を裁判所に求めた結果、トランプ政権は最終的に米国最高裁で争う可能性があるかもしれないが、首席判事のジョン.ロバーツは、過去に二回オバマケアを救済した歴史があることを銘記する必要がある。両党は 2020年の緊迫した課題として、今年下半期からの討論会でACAに関する論争を展開する可能性がある。その前に、民主党の目標は特別捜査官ロバート.ミュラーの完全な調査結果を入手し、一般公開することである。25日CNNが公表した世論調査によると、87%のアメリカ人は調査結果の内容に関わらず、ミュラーの完全な報告書を公開するべきだと述べ、民主党の 95%、独立系有権者の88%、共和党の80%が真実を知ることを望んでいる。従って、民主党のリーダーらの行動は世論に矛盾していないことを示唆している。

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