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Image result for images of Robert Mueller on May 29, 2019By    Chicago Tribune

2017年5月、2016年の選挙に干渉したロシアとトランプ.キャンペーンとの間で陰謀または共謀がなかったかどうかを調査するため、雇用された特別捜査官ロバート.ミュラーは29日、司法省下で設置された彼の事務所を閉鎖し、再度一般の弁護士に戻ると公表した。現在トランプに対する弾劾を求める声が拡大している現状下で、ミュラーは彼の調査の本質と幾つかの重要な点を明白に説明した。ミュラーの衝撃的なスピーチは何を示唆している?

ミュラーのスピーチを掲載したニューヨーク.タイムスによると、2年前、法務長官代理は彼に特別顧問弁護士を務めるよう依頼し、特別顧問弁護士事務所を創設した。彼の任命は2016年の大統領選挙におけるロシアの干渉を調査する事であり、それにはロシア政府とトランプ.キャンペーンに関連した個人の結びつきや調整を調査することが含まれていた。ミュラーはスピーチの最初に、その調査は完了した為、特別顧問弁護士事務所を正式に閉鎖し、司法省を辞任し、私生活に戻ると報告した。彼は448ページの報告書が全ての結論であり、それ意外に公的に話すことはないと述べた。また、ロシアとトランプ.キャンペーンの個人とのリンクを調査したミュラーは「起訴状で大陪審が主張したように、ロシア軍の一部であるロシア諜報官は、私たちの政治システムに対して、計画された攻撃を開始しました。起訴状は、彼らがクリントン.キャンペーンによって使用されたコンピュータとネットワークに侵入するため、洗練されたサイバー技術を使用したと主張しています。 彼らは個人情報を盗み、虚偽のオンライン.アイデンティティおよびウキリークス組織を通してその情報を公表しました」と語った。また「調査の対象がその調査を妨害し、調査官に嘘をついている時、それは真実を見いだし、悪意のある人に説明責任を負わせるという彼らの政府の努力の核心にあるものです」と述べた。

ミュラーは彼の調査「報告について一言述べましょう」と前置きし、報告書は「二つの部分があり、調査を求められた2つの主な問題に対処しています。報告書の最初の巻は選挙に影響を与えるためにロシアから発せられた多数の努力を詳述しています。この巻には、この活動に対するトランプ.キャンペーンの反応についての議論と、より広範な陰謀を告発する証拠が不十分であるという私たちの結論が含まれています。そして、第2巻では、報告は大統領が関与した私たちの司法捜査の妨害の結果と分析を説明しています」と語った。その調査の結果「大統領が明らかに犯罪を犯していないという自信を持っていたならば、私たちはそう言ったでしょう。しかし、大統領が犯罪を犯したのかどうかについては判断しませんでした」と述べた。

次に、ミュラーは「私たちの報告書の第2巻の紹介で、その決定を説明しています。それは長年の司法省の方針下で、大統領の在任中、連邦犯罪で起訴することはできないと説明しています。それは違憲です。告訴が封印され、世間の見解から隠されていたとしても、それも禁止されています。特別顧問事務所は司法省の一部であり、規則により、その部門の方針に拘束されていました。従って、大統領の犯罪を告訴することは、私たちが考慮できる選択肢ではありませんでした」と説明した。従って「私たちは、大統領が犯罪を犯したかどうかについて、どちらにしても決断に達することはないと結論しました。 それが同事務所の最終的な立場であり、大統領に関するその他の結論や仮説についてはコメントしません」と述べた。

ほぼ最後の段階で、ミュラーは、議会証言の可能性の有無について言及し「私が証言することができるかどうか、またはさらに話すべきかどうか私に忠言した人はいません。この事務所からのいかなる証言も我々の報告を超えることはありません。これには、調査結果と分析、および決定した理由が含まれています。私たちはそれらの言葉を慎重に選びました。その仕事はそれ自体を物語っています」と述べ、既に「公開された報告書を超えた情報を提供することはない」ことを明白にした。最後に、ミュラーはこの2年間の調査に協力した弁護士、F.B. Iエージェント、アナリスト、専門スタッフ、特別顧問弁護士事務所で2年近く過ごした個人の協力と彼らの誠実な仕事に感謝を表明し、「私たちの選挙を妨害するため、複数の体系的な努力があったという事が私たちの起訴の中心的な主張であり、その主張はすべてのアメリカ人の注目に値します」と述べた。

初めて沈黙を破ったミュラーの公的スピーチは、彼の報告書が証言であると明言したため、議会の前で証言することがあっても、報告書を超えた新たな情報を提供することはないと警告した。しかし、大半の国民は多量の報告書を読まないため、最終的に議会はミュラーを公聴会に召喚する可能性がある。注目すべき点は、4月に司法長官ウィリアム.バァーが、「ミュラーは犯罪があるとは決定しなかった」と報告した彼のニュアンスとは異なっていることである。つまり、トランプが司法妨害を犯したかどうかの決定をしなかった理由は、司法省が現役の大統領を起訴できないとの方針を定めているため、犯罪を犯したとの結論を下すことは意味がなかったとミュラーは説明している。彼は「憲法は、座っている大統領を不正行為であると正式に非難するためには、刑事司法制度以外の手続きを要求しています」と語り、トランプが犯罪を犯したかどうかを追求するのは司法省ではなく議会であると示唆した。つまり、ミュラーの調査結果を簡略的に報告したバァーは、ミュラーが司法省にその決定を委ねたと語った為、これも誤情報であったことを明らかにした。実際には、司法省下の人物は大統領を起訴できないため、その結論を下すことが出来るのは議会のみであると暗示した。加えて、米国大統領選のロシア干渉は、非常に組織化され、洗練されており、米国全ての国民はその事実を知る必要があると強調したことである。沈黙を破ったミュラーの爆発的なスピーチは、議会が引き続きトランプ大統領に対する調査を可能にし、弾劾の機会を与えていることを示唆した。下院議会のリーダー達は29日、弾劾を含む全てのオプションがテーブルに上がったことを明白に表明した。トランプ大統領は繰り返し「共謀はない、妨害はない」とアピールしているが、そのような単純な解釈は微塵も含まれていないことをミュラーは明白にしている。

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