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Related imageアゾジカルボンアミドADA)   By   Wakeup-world.com

ヨーロッパで禁止されている添加物や化学品が米国では大幅に使用されている事実は既に報告されている。健康に関連する非常に興味深い課題であるが、具体的にどのような食品にどのような有害な化学物質が含まれているのか?なぜ、米国はそれを禁止しないのか?食品安全擁護団体は我々が普段食べている食品に含まれる特定の添加物の安全性についてどのように述べているだろうか?ヨーロッパと米国はどのような点で違いがあるのか?

ヨーロッパで禁止されている食品で、米国で禁止されていないそれらの食品を食べることの意味は何か? これは、最も重要な疑問である。専門家の意見に基づいて、その疑問の解明に努めるニューヨーク.タイムスの記者ロニ. カリーン.ラビンによると、欧州連合は、アメリカ製のパン、クッキー、清涼飲料、その他の加工食品にまだ使用されている癌に関連する多くの食品添加物を禁止しているかまたは厳しく制限している。加えて、ヨーロッパは米国の家畜に使用されている幾つかの薬品の使用を禁止しており、遺伝子組み換え食品の栽培と輸入を制限している。食品安全擁護団体の公益科学センターの科学者リサ.レファルトは「場合によっては、食品加工会社はヨーロッパで販売する食品を再処方するでしょう」が、米国では添加物を含む製品を販売し続けていると述べている。以下のリストは、欧州連合(EU)で制限されているが米国で 許可されている食品添加物の代表的な例である。

臭素酸カリウムとアゾジカルボンアミド(ADA):一般に焼き菓子に添加されているが、どちらもその添加は必須ではない。それらは癌を引き起こす可能性があるため、ヨーロッパでは両方とも禁止されている。近年、アメリカの幾つかのチェーン店のレストランは消費者の圧力に応じ、それらを食品から取り除いている。臭素酸カリウムは、パン、パン生地、クッキー、菓子生地、ピザ生地などに使用される小麦粉に使用されることが多い。国際癌研究機関はそれを人間に発癌物質の可能性があると考えており、公益科学センターは米国食品医薬品局(FDA)に約20年前に禁止するよう請願した。FDAは、発がん性食品添加物に関する修正法案が可決される前から臭素酸カリウムは使用されており、量を制限すれば安全であると述べている。

BHABHT:風味増強剤および防腐剤であるBHAおよびBHTはヨーロッパでは厳しく規制されているが、米国では食品に広く使用されている。BHTに関する証拠は混在しているが、BHAは「合理的に予想される 」人間に対する発がん性物質として、発がん物質に関する米国政府の報告書に記載されている。

臭素化植物油(BVO):BVOはマウンテンデューのような柑橘系風味のソフト.ドリンクや、成分の分離を防ぐためのスポーツ.ドリンクに使用されているが、ヨーロッパでは禁止されている。それは臭素、臭素系難燃剤に含まれる元素を含んでおり、研究では、それが体に蓄積することを示し、潜在的に記憶喪失、皮膚、神経の問題につながることを示唆する。FDAの女性広報担当者は、限られた量であるなら安全であると述べ、「BVOの安全性についての問題を提起する新しい安全性研究が利用可能」になった場合、何らかの行動があると語った。

食用染料の黄色5号と6号及び赤色染料40: これらの染料が含まれている食品をヨーロッパで販売することは可能であるが、それらの製品には着色剤が「子供の活動や注意に悪影響を及ぼす可能性がある」という警告を表示することを義務づけている。しかし、米国ではそのような警告表示は要求されていない。これは、欧州と米国が非常に異なる一例であることを示唆している。公益科学センターは2008年に染料を禁止するようFDAに請願した。消費者はラベルの成分リストを読むことで染料を避けようと試みることができるが「キャンディーやアイシング、シリアルだけではなく、マスタードやケチャップ、マシュマァロー、チョコレート、フルーツが含まれる朝食用のバーなど、考えられないほど多くのものに使用されています」と食品安全科学者のレファルトは述べた。黄色染料5号は飲料水、デザート、加工野菜、薬品などに広く使われており、痒みやじんましんを引き起こす可能性がある。FDAは「食品染料に対する反応は稀である」と主張している。

ラクトパミン(家畜用医薬品):欧州連合は健康上の懸念を理由に、米国の家畜に使用されるいくつかの薬物を禁止している。米国の乳製品産業が牛乳生産量を増やすために使用する牛成長ホルモンもその一つである。また、EUは屠殺前に豚、牛、七面鳥の体重を増加させるために米国で使用されている薬剤ラクトパミンは「人間の健康へのリスクを排除できない」として、その使用を許可していないが、FDAの広報担当者は、この薬品は安全だと述べた。

合成成長ホルモンのrBGHrBST:ビジネス.インサイダーによると、牛肉に使用されている合成成長ホルモンのrBGHとrBSTは1993年にFDAによって、牛への使用が承認され、その後、見直しを行っていない。これらのホルモンを注射された乳牛は、重大な健康上の問題および出生障害に悩まされている。治療を目的として牛に抗生物質を投与する場合もあるが、ホルモンを注射された牛、抗生物質を投与された牛に関して、消費者に対する製品のラベル表示を義務づけていない。欧州委員会は1981年に家畜へのホルモン投与を禁止し、それらを引き続き許可していない。これは、欧州と米国の安全基準が非常に異なる別の例である。

家禽や水などに含まれるヒ素:土壌や水に自然に含まれ、植物に吸収される可能性があるヒ素は毒性物質である。現在FDAによって審査中であり、癌や心臓病など、砒素への長期曝露が引き起こす危険性があることが認識されている。ヒ素は世界保健機関の公衆衛生上の懸念の上位10の化学物質の1つである。米国でさえ、ヒ素で汚染された飲料水、汚染された灌漑水による作物、および汚染された水で調理された食品は、魚、貝、肉、家禽、乳製品、シリアルのすべての食物中にヒ素源を作り出す可能性がある。EUや日本およびその他の国はヒ素が含まれている家畜飼料を禁止したが、FDAは家禽やその他の食品に含まれる少量のヒ素を擁護している。

低脂肪のチップ類に利用されているオレストラ(Olestra):タイム誌は最悪の発明品50のひとつにオレストラを選んだ。これは、カロリー、脂肪 、コレステロールを含まない化学薬品で、ダイエット食品に分類されているチップやフローズン.ヨーグルトなどに含まれている。しかし、オレストラは、子供の胃腸疾患、成人のひどい下痢に関連しており、食欲を増進させ、その潜在的な除脂肪効果を完全に無効にすることが判明している。オレストラはブランド名オレアン(Olean)として、米国の食品の中に見られるが、人工的に作られたもので自然な食品ではない為、カナダやヨーロッパ諸国では禁止されている。

ジフェニルアミン(DPA:DPAは果物を長持ちさせるため、及び食料品店で売っている新鮮なりんごなど外観に光沢を出すための化学物質の混合物である。これは余分なワックス状の無色の固体で質感があり、光沢の外観はアニリンの化合物誘導体の結果である。欧州食品安全局(EFSA)はDPAで処理された米国のりんごの販売を最近禁止した。DPAはさまざまな癌と関連しているためである。危険性の程度を判断するには、さらに多くの研究が必要であるが、 ヨーロッパは化学物質で処理された食品を受け入れる前にDPAの安全性が証明されるまで待っている。もちろん、アメリカには独自の風変わりな法律や規制がある。

上記リストは、ヨーロッパでは厳しく排除され、米国では安全食品研究家が懸念する添加物および化学品の例の一部である。FDAは、少量であれば安全であるという共通の見解を維持している。問題は、テストされていない成分が含まれている場合もあるという。懸念が表明されている一定の添加物が含まれる食品の許容摂取量はどのくらいであるかを具体的に表記してしないという点も問題である。米国の食品添加物に関する規制方針は経時的に変わり、法廷での争い、法律の改正、正式な規則作成、年度報告を通して進歩した。1889年、米国農務省(USDA)はすべての食品の規制を行っており、USDAの化学者ハーヴェイ.ワシントン.ワイリーは、初めて化学防止剤の評価を発表した。彼は年次報告書の中で「食品中の防腐剤の使用を絶対的に禁止することは懸命であるとは見なされていないが、パッケージのラベルに防腐剤を含む食品には、それが明記されることが不可欠である」と述べた。1958年に議会が食品中の化学物質の安全性を保証する権限をFDAに与えた時代以降、米国には莫大な量の化学物質が食物システムに導入されるようになった為、米国人の食生活は劇的に変化した。食品の安全性または健康のリスクを適切に評価するには、あまりにも食品が多すぎるようになった為、FDAの研究は怠慢になったという側面もあるが、明らかに、ヨーロッパと米国は、食品の安全性に関する基準に多大な相違があることを示唆している。

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