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今週26日と27日には、それぞれ10人ずつに分割し、合計20人の民主党候補者が最初の討論会を行う。有権者は民主党の候補者は多すぎると述べている為、最初の討論会では、多くの無名の候補者がふるいにかけられる可能性がある。複数の調査機関が既に公表したこれまでの全国世論調査でトランプ大統領を超過する支持率に基づき、長期的に生存する可能性がある5人の候補者について、立候補の動機や印象、候補者が良く語る主な政策、2020年の総選挙で重要な3つの課題に関するそれぞれの立場についてまとめてみた。

候補者の動機及びまたは印象

ジョー.バイデン: バイデンは死亡した子息の希望もあり、大統領選挙の立候補を考慮している期間が比較的長い。2016年に立候補する予定であったが、子息の死亡に多大な精神的影響を受けたバイデンは候補を断念した。2020年の総選挙では、再選に直面するトランプ大統領を打破いできる可能性が十分あるとの結論に基づき立候補した。バイデンは予備選に敗北することで、政界から完全に引退することは考えていないと報告されている。一方、新しいタイプの民主党とは同調していない、時々表現が適切ではないとの批判もあるようだ。

バーニー.サンダース: サンダースは2016年に立候補した同じ理由で、再度大統領選に挑戦することを選択した。彼は富の再分配や所得不平等との闘いを強調し、労働者を保護するため、社会福祉政策を更に充実させ拡大することで、社会的安全ネットの構築を強く押し出している。

エリザベス.ウォーレン: ウォーレンは2016年の大統領選に立候補を促されたが、ヒラリークリントンが有力候補者であったため、彼女と対抗することを避けた印象を受けた。今年は、そろそろ女性大統領が誕生しても良いと言われている環境下で、その機会に挑戦しない理由はない。現在、キャンペーンでの集会で、経済的不平等の問題に焦点をあてている。彼女は5.000万ドル以上の富のある富裕層に対する「超億万長者税」と住宅政策の大幅な見直しを提案している。

カマラ.ハリス: カリフォルニア出身で54歳の上院議員である元検察官のハリスは、その訓練された技術をアピールし、理論で対抗する能力についての自信をアピールしている。彼女は現在、民主党大統領の候補者として有望であると見られている。ほとんど憲法に関する彼女の基本的な理解は「何を言おうと、それは逆手に取られる」という職業的認識に基づき、用心深い印象を与えているが、法律を無視するトランプ政権に対して、次の大統領には社会正義が重要であると述べている。

ピート.バデェジェッジ: バデェジェッジは全ての世代に自身をアピールしている。市長以上の経験はなく、オープンな同性愛者である個人が大統領選に立候補する前例はないが、その独自性、率直さ、賢い語りは彼が注目を浴びる要因になっている。彼はキャンペーン.サイトに大統領候補として「自由、安全保障、民主主義の米国の最も高い価値観を具体化する」ことを打ち出している。

候補者が推進している主な政策

ジョー.バイデン: バイデンが最も良く語る課題は気候変動である。彼は6月20日の ツイートで「気候変動は、私たちの地域社会、経済、国家安全保障、そして環境に実存的な脅威をもたらします。クリーン.エネルギー革命と環境的正義のための私達の計画は、気候の緊急事態に対処し、将来の世代のために私達の地域社会を守ります」と述べている。21日「トランプ大統領は自身の目前で科学的証拠を否定し続け、気候変動に関して我々が成し遂げた進歩を攻撃し続けている。それは受け入れられない。バイデン政権では、私たちは100%クリーン.エネルギー経済を達成するため、私たちの努力をより速くより強力にする」とツイートした。

バーニー.サンダース: サンダースは頻繁に経済格差を訴えているが、今週最初の民主党候補者の討論会が開催される前の24日、その経済格差を埋める一手段として、全ての学生ローンをキャンセルすることで、4,500万人のアメリカ人のための経済的負担に対処すると述べている。

エリザベス.ウォーレン: ウォーレンも幾分異なる提案により、ローンに悩む学生を援助する政策を掲げているが、彼女のキャンペーンで最も目立つアピールはワシントンの汚職を終えることである。彼女のキャンペーン.サイトによると「ワシントンは裕福で親密な関係者のためにすばらしい働きをするが、それは他の誰のためにも機能していない。企業や裕福な個人は、公共の利益より、議会および連邦機関の利益を優先させるため、毎年数十億ドルを費やしている。これは意図的であり、簡単明瞭にこれを汚職と呼ぶ必要がある。それは、エリザベスがワシントンのビジネスのやり方を根本的に変えるため、ウォーターゲート以来、最も野心的な反汚職改革を提案した理由である」と述べている。

カマラ.ハリス: 元カリフォルニア州の検察官である黒人女性のハリスは、民主党有権者のために広範な政策を打ち出している。共和党の政治評論家さえ、彼女は非常にスマートであると評価している。キャンペーンのスピーチでは、複数の保守州が1973年の最高裁の歴史的判定であるロー対ウェイドを覆す動きがあるため、ハリスはその以前の封建的な時代には「逆戻りしない」と声を高めた。また、多数の課題で非常に迫力のあるスピーチを展開している。

ピート.バデェジェッジ: バデェジェッジのキャッチ.フレーズの一つである「自由」には高等教育が含まれている。それは、無理のない高等教育の教育費、および債務のない大学へのアクセスを意味すると述べ、特に低所得世帯の場合、公立大学の負債をゼロにする必要があると述べている。すべての人に、公共学校の授業料を手頃な価格で提供し、更に低所得の家庭には完全に無料にすることを目指し、それを実現させるためには州と連邦のパートナーシップが重要であると述べている。

次に、2020年で重要な課題であると言われているヘルスケア、経済政策、気候変動の3つの政策について概略的に5人の候補者の立場をそれぞれ明白にした。

ヘルスケア

医療システムについて語っている率が、他の候補者との対比で、最も高い候補者はほとんど無名のジョン.デラニー(42%)である。 2020年も引き続き、医療保険が有権者の重大な課題であると伝えられているが、現在主な候補者が医療保険について語っている率は、ジョー.バイデンが10%、バーニー.サンダースが12%、エリザベス.ウォーレンは22%、カマラ.ハリスが21%、ピート.バデェジェッジは17%である。医療保険に関する彼らの立場はそれぞれ若干異なる。バイデンはオバマケアの改善を支持し、サンダースとバデェジェッジはメディケアを全てのアメリカ人に提供するべきであると述べている。

バデェジェッジは、主な政策の一つにヘルスケアを挙げており「それを望む全ての人々にメディケア」の提供を支持している。彼は「私たちが今日保持しているヘルスケア.システムは不公平であり、非効率的である」とし、特に有色人種の地域社会で、勤勉な家庭に最も大きな負担があり、他の先進国では、アメリカ人が現在支払っている額より少ない金額を普遍的に補償しており、より良い結果が得られている」として、普遍的な医療ケア.システムを支持している。彼は「医療は人権」であり、政府は支払能力に関係なく、全てのアメリカ人に医療保険を提供すべきであると述べている。ウォーレン、ハリス、バジェジェッジは、政府は民間保険の代金を支払えない人々に医療を提供すべきであるが、民間保険を保持したい人はその選択をするべきであると述べている。

経済政策 (税金)

サンダースとウォーレンは大企業や最も裕福な企業への増税を支持している。両氏は、トップ1%がアメリカの経済格差の問題の主要因であり、重い課税が必要であると述べている。バイデン、ハリス、バデェジェッジは、全ての人々が国の進歩を助けるため、自分たちの責任を負う必要があるとして、増税を支持している。

気候変動

バイデン:気候変動は重要であるため、行動を起こすことを支持しているが、緊急に解決する必要がある主な問題ではないため、先に取り組むべき課題があると述べている。サンダース、ウォーレン、ハリス、バデェジェッジはいずれもグリーン.ニューディールを支持している。これは10年後に米国の二酸化炭素の排出量を偏らない方法で達成することを目指し、現在の気候変動の危機に対して、緊急かつ根本的に対処する必要があると主張している。

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