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歴史的に大統領は独立記念日にホワイトハウスから簡単な祝辞を述べる程度であるが、トランプ大統領は明日4日リンカーン.メモリアルで開催される独立記念日に、彼が2年間切望していた軍隊式イベントを行う計画である。歴史的に米国では国民の祝日に軍隊式の催しを行うことは稀であるが、今回はトランプ自身が軍隊用のタンカーや空軍機などのディスプレイを要請したと言われている。ホワイトハウスは、共和党の献金者と政治的任命者にVIPチケットを無料で配っていることが報告されているため、彼の再選のためのキャンペーンとして利用される可能性があると懸念されている。トランプの独立記念日の計画は何が論争的なのか?

通常、大統領は独立日に仰々しくスポット.ライトを浴びることを慎んでいる。しかし、トランプはリンカーン.メモリアルでスピーチを披露するだけではなく、軍隊パレード的な式典を行う計画を立てている為、それはなぜかと疑問視されている。2017年にパリを訪問したトランプは、フランス革命記念日のパレードに触発され、何らかの記念日に軍事パレードを行う希望を表明していた。例えば、退役軍人の日、または2018年7月4日のいずれかにパレードを行おうとした。その推定費用は最初納税者に 1,000万ドルの負担をかけると推測されていたが、その後9,200万ドルに修正された為、多大な批判を受け実現しなかった。この費用はトランプが韓国との共同軍事演習を「非常に高価である」としてキャンセルした1,400万ドルより遥かに高い。トランプは昨年の8月、2019年に実施する可能性についてツイートした。

経費のかかる独立記念日の催しについて、国防総省はその規模を極度に抑えることで要請に応じ、共和党全国委員会はトランプの要請を許可し、全国パーク.サービス機関は「アメリカに敬意を表する」とのテーマによる「トランプの7月4日の祭典に250万ドルの手数料を転用した」と報告されている。トランプ政権の当局者は、今年の「モールでの拡大されたお祝いのために納税者がどの程度支払わなければならないか」との質問に関しては「一貫して答えていない」という。匿名で語った関係者は2日にパーク.サービスの資金が転送されたことを確認した。転用された250万ドルは、軍用機器の展示、大統領専用機、一連のジェットによる高架飛行、戦車の配備、花火ショーなどに利用されるという。パーク.サービスの元副所長デニス.ガルビンは、これに比較すると、メモリアルでの7月4日の祝典のコストは通常、総計約200万ドルであると述べた。共和党全国委員会(RNC)とトランプの再選キャンペーンは2日、彼らがこのイベントに対処するためのチケットを受理したことを確認した。トランプは、4日メモリアル記念館でスピーチを行うため、ホワイトハウスは、共和党の献金者と政治的任命者にVIPチケットを配っているという。

この状況は論争的である。トランプとホワイトハウスが独自に計画し準備を進めている背景には、議会が認可し予算を提供するという通常のプロセスが欠けている。加えて、トランプは国の歴史的行事を政治化し、米国の毎年恒例の祝賀記念日に大統領の再選キャンペーンの行事に変えられているとの懸念が提起されている。 CNNの政治分析者スティーブン.コリンソンは、7月4日の独立記念日にトランプがナショナル.モールを戦車、戦闘機の高架飛行、彼自身のテレビ演説、通常よりも長い赤、白、青の花火大会で振り付けることの意味は、何世代にもわたって稀な統一の瞬間が「政治的に利用される」と分析した。彼が宣言した「アメリカに敬礼」する代わりに「彼は本当に自分への敬礼を描いているのではないかとトランプの評論家は恐れている。彼の最新の壮大な写真作品は、彼自身の虚栄心、群衆サイズへのこだわり、スポット.ライトへの欲求、軍用機器への好感、そして権威主義への彼の浮ついた感情を反映しているようである」と述べている。3日の2つのツイートで、彼の「アメリカに敬礼」とのテーマは彼の再選メッセージと密接に関連していることをほのめかした。彼は「リンカーン記念館での7月4日のアメリカへの敬礼は本当に大きなものになることを目指しています。それは一生のショーになるでしょう!」と書いた。また、米国は世界の各地に「最大の経済」と「最大の軍事力」があることを自慢した。少なくとも、トランプは独立記念日を国民と共に祝う恒例の習慣から離れて、この機会に自身をアピールすることが目的であるため、これは政治的であると指摘されている。

論争的な問題は、国民の自由の祝福に焦点を当てたものではなく、米国の軍事力とトランプ政権の権力が過度に強調されることである。また、この計画は「個人的および政治的」なものであり、メモリアルでの記念館の前の最善のシートはトランプの「高官、家族、そして友人のためだけに確保」され「私たち国民の予約席については、何も述べられていない」と報告されている。また、重厚な軍用機の展示、軍用機の飛行、首都の路上での戦車や他の装甲軍用車両の配置を要請したトランプの主張は、「世界で最も古い民主主義よりもバナナ共和国と調和している」と批判されている。

バナナ共和国は(Banana Republic)衣料品とアクセサリー小売業を所有する米国の多国籍企業と混同されやすいが、ここでの指摘は政治的な批判に基づいている。つまり、従来バナナや天然資源に限られた製品の輸出に経済を依存し、国民は政治的および経済的な搾取下に置かれ、不安定な中央アメリカに代表される諸国に言及している。米国では、1946年1月第二次世界大戦の終結と連合軍の勝利を記念してニューヨーク市で軍隊パレードが行われた。1953年、共和党大統領アイゼンハワーは軍人であった彼の就任式に軍用タンカーを利用したパレードを展開した。1991年6月にはイラクでの湾岸戦争の終結を祝うため、国民的勝利の祭典として軍事パレードが行われた。今年の独立記念日は批評家が懸念しているような側面で、近年見られなかった非慣例的なイベントになる。軍隊パレードは独裁者および軍事政権のバナナ共和国に見られる傾向であり、米国の軍事能力を政治化する大統領は存在しない。3日、ニューヨーク.タイムスも同じく「アメリカへの敬礼」の行事で、「トランプ大統領の軍隊参加は国家が伝統的に非党派的環境での独立を乾杯する日に、軍隊を政治化するように見える」と伝えている。4日のトランプのスピーチに政治的な内容およびキャンペーン演説が含まれていた場合、それは、通常の独立記念日の祝辞的なメッセージではないため、かなり批判される結果になる。また、独立記念日の前日の今日、ペンタゴンは先週末までタンカーの配備を認可していなかった為、準備が非常に遅れ、参加の規模やメディアの報道は彼の期待にマッチしないとして、ホワイトハウスとトランプの側近らは懸念していると伝えられている。

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