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Image result for images of Trump and Saudi Arabia's princeBy    Daily Express

ワシントン.ポスト(W.P)の記者であったジャマル.カショギが昨年10月に殺害された約二週間後、トランプ政権はサウジアラビアに多大な恩恵を与えた事実があったことが6月初旬に報告された。この殺人を命令したと言われているサウジアラビアの王子に対する報復措置として、議会両院は圧倒的な支持により、同国との武器取引を停止する法案を可決した。しかし、合法的な理由もなく、トランプ大統領は拒否権を行使したため、上院議会は先週その拒否権を覆す為の投票を行なったが、成功しなかった。議会はサウジアラビア政府を罰することを放棄せず、31日超党派による同様の法案を紹介した。驚異的に議会とは異なるトランプの行動は何を示唆している?

ワシントン.ポスト(W.P)のジャーナリスト、カショギを殺害したサウジアラビアに対する処罰を検討している上院議会では、共和党上院議員のリンジー.グレイアム(サウス.キャロライナ)と民主党上院議員クリストファー.クーンズは31日超党派の法案を紹介した。その法案は、今月初めに下院で圧倒的に可決されたものと同様に、サウジアラビア当局の誰がカショギを殺害したのか、国家情報部のディレクターが特定することを要求し、それらの個人にトランプ政権がビザ制裁を科すこと、及び米国への入国を禁止することを求めている。通常トランプの支持者であるグレイアムは「この法案は、ジャマル.カショギ殺害の罰から免れることは出来ないという別の重要なメッセージです。貴方が殺人の役割を果たしたなら、アメリカに出張するビジネスはありません。この法案はその目的を達成します」と声明で述べた。

先日、両院はサウジアラビアとアラブ首長国連邦に「有利な武器取引を阻止」することも含めて3つの法案を通過した。これはサウジアラビアの指導者たちにカショギの殺害とイエメンで進行中の人道的危機に対する責任を問う方法を上院議員らが模索した結果である。超党派の議員らが両院で大幅に支持し、通過したにも関わらずトランプが拒否権を行使したため、上院議会は先週その拒否権を覆すため、投票を行ったが2/3の投票数に至らず、両院で可決した法案は無効になった。上院でのサウジアラビアに対する今日(31日)の動きはトランプ大統領の行動と完全に異なることを示唆している。

トランプはサウジアラビアを処罰することを拒否するだけでなく、逆に同国と顕著な利害関係を維持している。6月4日のポリティコによると、上院議会の民主党議員ティム.ケイン(バージニア)は、トランプ政権はカショギ殺害以来、核技術専門知識の譲渡をサウジアラビアに7回承認したと語った。ケインによると、カショギがイスタンブールのサウジアラビア領事館内で残虐に殺害されたわずか16日後、サウジアラビアの王子モハメッド.ビン.サルマンに指揮されたと信じているCIAは、2018年10月18日その譲渡を承認した。2回目の転送は2月18日に承認された。ケインは声明で「超党派の議会の反対意見を超えて、サウジアラビア人が望むことを何でも与えようとするトランプ大統領の熱意は、アメリカの国家安全保障上の利益を損い、地域での緊張をエスカレートする危険に油を注ぎ、それは政権が取っている多くのステップの1つである」と述べた。

大統領の職務にありながら、過去二年間で引き続きトランプは憲法に違反し、ビジネスを拡大している。CNNによると、トランプと彼の娘婿はサウジアラビアにビジネスを構築する意図があるため、「サウジアラビア人との冷たい関係になることは、王宮で財産を得ようとして、かなり投資した後のトランプと彼の義理の息子ジャレッド.クシュナーにとっては、かなり政治的に面目を失うことを意味する」と述べている。また、先月政府倫理局が発表した大統領の最近の年次個人財務開示に関するOpen Secretsの分析によると、トランプは就任2年目が終わった時点で、取り消し不能な信託で1億3,000万ドルを超える外国資産を保有し続けた。トランプのビジネス上の絡み合いは、30カ国以上の国々で、資産、商標およびその他の事業上の利益を彼に残し続けている。それらの国は、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、中国、ジョージア、インド、アイルランド、イスラエル、メキシコ、パナマ、フィリピン、カタール、ロシア、サウジアラビア、スコットランド、韓国、トルコなどが含まれており、トランプの外国事業の関心は就任後も公然と維持されていたことを示唆している。

トランプのサウジアラビアとの利害関係は、彼が就任する前から始まっている。トランプ就任の4ヶ月後、トランプ.インターナショナル.ホテルに滞在したサウジアラビア政府当局者はトランプ組織全体の年間の外国利益をカバーするため寄付した金額より遥かに多額のお金を使った。トランプは2016年のキャンペーン集会で「私はサウジアラビア、彼ら全員と仲良くしています。彼らは私からアパートを買います。彼らは4,000万ドル、5,000万ドルを費やしています。私は彼らを嫌うべきですか」と語った。同日トランプはサウジアラビアの不動産に対する支出について好意的に話し、サウジアラビアで2番目に大きな都市ジェッダに広大なビジネス帝国の拡大に関連すると見られる複数の新しい有限責任会社を設立した。政府倫理局の財務開示はトランプが選挙後の11月15日までに、少なくとも2社の企業との地位を保持していたことを示している。サウジアラビア王子による1分間の訪問で、過去2年間で減少したトランプのマンハッタンの部屋の収入は、2018年の最初の3ヶ月で13%増加した。外国および米国の顧客に関するトランプ.ホテル.シカゴの投資家への2018年の報告は、2016年以来、サウジアラビア関連の顧客が169%増加したことを示した。サウジアラビアとは特別な利害関係があり、2016年の大統領選挙の数週間前、サウジアラビア政府の外国人代理人として登録したリチャード.ホルトは、43万ドルを支払う契約下で「立法上および公務上の戦略に関する助言」による任務のため、ホワイトハウス.フェローシップ委員会に任命された。ホルトはトランプの任務に従事しながら、サウジアラビアの利益を代表するため何十万ドルもの利上げを続けた。ホルトは常勤の従業員とは見なされない為、行政部での終身雇用を禁じる規定から外れることが可能である。これは、他の外国のエージェントが彼らの外国政府の利益の促進に努める一方で、米国政府の任命を同時に行うことを可能にする為のドアを開いていることを意味する。

なぜトランプは武器取引を停止するサウジアラビアに対する制裁的な法案に拒否権を行使したのか?サウジアラビアを処罰することを拒否しているだけではなく、トランプは公然と利益相反の憲法に違反している。これらの記録はトランプが一般的に、彼個人の利益に基づいて行動していると批判されている理由を裏付けている。少なくとも、トランプのように、莫大な規模で利益相反の憲法に違反した大統領は過去に存在しない事実に加えて、トランプには法律と規範の概念が全くない為、米国民は異常性と特異性が正常化しつつあるという前代未聞の状況に直面している。従って、トランプは彼個人の利益を妨害する可能性がある二つ目の法案にも署名しないことは明白である。

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