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Image result for images of billboard with 4 democratic womenBy    WDAM-TV

特に黒人に対するトランプ大統領の頻繁な人種差別的表現は引き続き批判の的になっている。米国下院議会の4人の民主党女性議員に対する人種差別的表現で、国際的批判を浴びた後も、改善するどころか悪化している。彼女らは、看板を利用した憎悪メッセージのターゲットにされており、その中の一人はソマリアからの移民であるが、トランプ大統領は、彼女と9.11を同一化したイメージを与える驚異的なビデオをツイートした。憎悪と暴力のレトリックを扇動していると批判されているトランプは不思議なほど偶然にも黒人の著名人ばかりを強烈に攻撃している。遠慮のない人種差別用語を利用するトランプに鼓舞されている人々がいると思われる幾つかの事件が報告されている為、彼は暴力を誘導していると批判されている。暴力の根底にあるものは憎悪であるが、FBIのディレクターは今年、国内テロリズムに関連する個人約100人を逮捕したと報告した。4人の女性議員に対する看板は、憎悪が伴うストキャステック.テロリズムの類であり、この種の脅しは増加している。

下院議会で「分隊」と呼ばれる4人の民主党女性議員に対する約1週間の攻撃が終わった後、次にトランプは下院監視委員会の黒人委員長であるイラジャ.カミングスを攻撃した。7月27日、トランプはカミングスが住むメリーランド州ボルチモアはネズミに汚染された酷く汚い地域であるとし、誰も住みたくないような地域社会であるとツイートした。ボルチモアは偶然にも黒人の人口が多い都市である。その二日後トランプは、公民権活動家、トークショー主催者、政治批評家であるアル.シャープトンを「詐欺師」と呼ぶ驚異的なメッセージをツイートした。シャープトンは「 彼が私を本当に詐欺師であると思ったのなら、彼は私を彼の内閣に推薦するでしょう」と反応し、トランプについて、「彼は黒人と有色人種に特別な毒性があります」と語った。数日前、ノース.キャロライナ州の銃器販売店のオーナーは、下院議会民主党女性議員4人の顔写真と人種差別的表現を記載した看板を展示した。

この看板のメッセージを分析した31日のワシントン.ポストによると、「サインは4人の騎手を警告しており、典型的には地球の終わりを象徴する聖書のイメージへの言及:征服、戦争、飢饉と死」を意味している。しかし、看板は「騎手を描写していない」が、議会の進歩的な民主党員を「馬鹿」と呼び、そして「哀れなもの者達」と呼んでいる。この看板を展示したドック.ワコルズは 看板から1マイル(約1.6 Km)ほど離れたノース.キャロライナ州マーフィーにある「チェロキー.ガンズ」という銃器店の所有者である。28日フェイスブック.ページに共有された4人の写真の当事者と銃の暴力を阻止するための連合は激しく叱責した。29日、連合は看板を「暴力的なレトリック」であると批判した。このグループは「議会議員、特に少数派議員に対する脅威は上昇傾向であり、それは大統領の人種的レトリック(修辞法)によって引き起こされている。これは危険である」との懸念を表明した。4人の女性議員の一人、ラシダ.トライブ(ミシガン州)は「これが暴力を扇動するものではないとはどういうことでしょうか」と尋ねた。

4月、ワシントンの事務所への電話でイルハン.アブラヒ. オマーを殺害すると脅迫したとして、ニューヨークの男性が逮捕され起訴された。電話に出た職員は「あなたはイスラム教徒の同胞団のために働いていますか?なぜあなたは彼女のために働いているのですか。彼女はテロリストです。私は彼女の頭蓋骨に弾丸を入れるでしょう」とその男性は語ったという。その数日後、トランプは9.11の同時多発テロ攻撃中に崩壊しているツイン.タワーの映像とオマーを並置したビデオをツイートした。その投稿は、民主党の指導者たちが議会の「女性議員に対する安全保障を強化するほど深刻な脅迫メッセージの洪水」を引き起こし、独立したサイバー.セキュリティの幹部は脅迫的な投稿があることをソーシャル.ネットワークのモニターに警戒した。先週、2人のルイジアナ州警察官は、オカシオ.コーテツが「銃撃されるべき」であると示唆したメッセージをフェイスブックに投稿した為解雇された。同じ時期にコーテツは「政治的議題に同意しない選出された役人を脅かす事はトランプの目標です。それは権威主義的な行動です。大統領は暴力を蒔いています。彼は人々が傷つく可能性がある環境を作り出しています」とツイートした。

事実、人種関連の暴力は増加している。FBIディレクターのクリストファー.レイは、7月23日に行われた上院司法委員会での公聴会で、過去9ヶ月間で約100人の白人至上主義グループに関与している国内テロリズムの容疑者を逮捕したと語った。ロシアが2020年の選挙を干渉するかどうかについて、パネル.メンバーに再度の確認を促されたレイは「絶対に干渉する」と述べた。また、米国で暴力が増加していることを触れ「言うまでもないが、我々はイデオロギーに関係なく、国内テロや憎悪犯罪を非常に深刻に受け止めている」と述べた。紹介された看板を31日に見た4人の女性議員らは、それは最終的には暴力に繋がると懸念した。この看板の描写の類はストキャステック.テロリズム(stochastic terrorism)の一種である。ストキャステック.テロリズムは、特定の個人またはグループをターゲットにし、巨大な一般公共のコミュニケーションを利用して暴力または憎悪を扇動するような描写又はメッセージを拡大することである。

黒人をターゲットにした最近のトランプのツイートに批判が高まっている中で、トランプ大統領の側近及び顧問は、トランプ大統領は人種差別者ではないと擁護している。しかし、黒人及び有色人種をターゲットにしたトランプのレトリックが人種差別ではない場合、トランプは白人至上主義者であると指摘する批評家もいる。トランプによる白人至上主義と白人国家主義の比喩的用語の使用によって、これらのグループの活動を盛り上げる危険性をトランプ政権の安全保障専門家が懸念している現状は正常ではない。トランプがその酷い人種差別発言を止めない背景には、彼は米国の人種紛争を促進する有利な戦略として意図的に利用している可能性もある。事実、彼が黒人に対するレトリックを増加すればするほどトランプの支持者は増えるとの意見もある。女性議員らに対する最近の陰険な事件は、ホワイトハイスの占領者が人種差別的表現を促進している為、大統領の表現に激励される人種差別者がもはや躊躇する必要はなくなったことを示唆している。

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