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Image result for images of Amazon fire and President Bolsonaroジェイル.ボルソナロ大統領:By   Daily Express

アマゾン熱帯雨林の火災の原因について、NASAは干ばつと人間の活動が要因であると述べているが、不法伐採が増加している近年、ブラジル連邦当局は公式調査を開始している状況になっている。アマゾン熱帯雨林の火災は、ブラジル政府の経済政策にも一部関連性があるため、ブラジルの大統領は気候変動対策に取り組む世界のリーダーの批判の対象になっている。アマゾンで今何が起きているのか?惑星の肺と呼ばれるアマゾン熱帯雨林が失われることは、グローバル的にどのような影響があるだろうか?

通常アマゾン熱帯雨林は自然の湿気のため、歴史的に耐火性であるが、今回火災の規模は記録的であり、急速な勢いで燃えているため、科学者は気候変動との戦いに壊滅的な打撃を与える可能性があると警告している。地球の大気中の酸素20%を生成しているアマゾンは頻繁に惑星の肺と呼ばれている。山火事を引き起こしている原因については調査中であるが、森林破壊の要因になる不法伐採が増加していると伝えられている。また、アマゾンの森林火災で、自然的原因によるものはないと言われているが、ブラジルのボルソナロ政権は予算を削減するため、環境のパトロールを弱体化したとの批判もある。

アマゾンで今何が起きているのか? 27日のニューヨーク.タイムス(NYT)によると、今年これまでにアマゾン地域の機関が特定した火災の発生回数は40,341で、2010年以降の各年の最初8か月の平均よりも約35%頻度が高い。2018年の同時期からアマゾンの火災は79%増加している。火災はどのようにして始まったのか?これらの火災の大部分は、来年の作物と牧草地のためにアマゾンに隣接する農地を準備する農民によってもたらされた。燃えている土地の多くは老齢の熱帯雨林ではなく、既に樹木が伐採されて農業用に設定された土地からである。アマゾンの火災は世界的にどのような影響を与えるか? 森林破壊が広範囲に及ぶほど懸念は拡大する。メリーランド大学のデータでは、昨年世界はベルギーの広さである890万エーカーの原生雨林を含めて、樹木に覆われた約3,000万エーカーを失った。アマゾン熱帯雨林の破壊は、ブラジルで新しい極右大統領が引き継いだ後に急速に増加し、政府は違法伐採、牧場、採掘と戦う努力を縮小した。昨年の大統領選のキャンペーン中、ジェイル.ボルソナロはブラジルの保護された広大な土地は経済成長の障害であると宣言し、「商業的搾取」に開放することを公約した。そして一年以内にそれは現実のものになった。NYTの公的記録の分析では、ブラジルの主要な環境機関による罰金や機器の押収などにより、違法な森林伐採を阻止することを目的とした執行措置は2019年上半期に20%減少したことが判明している。加えて、森林伐採を追跡している政府機関の記録は2019年上半期にアマゾンの一部である1,330平方マイル以上の森林面積を失った。これは昨年同期比で39%増加している。

広大な森林が酸素を放出する役目を果たす「惑星の肺」は地球温暖化の主な原因である二酸化炭素を貯蔵する役目をする。しかし、熱帯雨林が十分失われているため、その機能を復元できない場合、その地域はサバンナになる。サバンナは炭素をほとんど貯蔵しないため、惑星の「肺容量」は減少する。これらの火災は気候変動によるものではなく、それらは概して「人間による」ものである。ただし、気候変動は火災を悪化させ、 火災はより暖かく乾燥した条件下で更に高温で燃え、更に速く広がる可能性がある。樹木は二酸化炭素を貯える価値があるが、木が燃えるとその価値は失われ、同時に炭素を大気に送り込み、その活動で気候変動を促進するという悪循環がある。

このような状況は、南アメリカの人々だけでなく「世界中の全人類に壊滅的な結果 」をもたらす可能性がある。26日のロスアンゼルス.タイムスによると、今年の夏、アマゾンの熱帯雨林に拡大した火災で、毎日何百万トンもの二酸化炭素が大気中に噴出しているが、それは科学者の最大の関心事ではなく、違法な森林伐採が劇的に増加することで気候変動に対する重要な緩衝機能を世界から奪う可能性があることを懸念している。科学者たちは、アマゾンの炎が森林破壊に関係していることは間違いないと述べた。ブラジルのサンパウロ大学の気候科学者カルロス.ノブレは「私たちは転換点に非常に近いかもしれません。そして、我々がそれを越えるなら、それは不可逆的です」と言った。この傾向は、世界最大の熱帯雨林の保全に向けて10年以上の進歩を遂げてきた為、特に憂慮すべきものである。多くの人々は、ブラジルの大統領ボルソナロの反環境的なレトリックを非難し、世界的な気候変動への取り組みが危険に晒されることを恐れている。ボルソナロの環境および経済政策により、ブラジルの「農業生産は増加し続け、開発と保全は連動する可能性がある」と35年間アマゾンを研究しているノブレは述べている。

アマゾンの記録的な火災で危機に直面しているのはブラジルだけではなく、南アメリカ大陸全体に豊かな緑と水路を供給するネットワークにも影響がある。専門家は、アマゾンの植生が継続的に失われた場合、気候変動に影響があるだけでなく、米国中西部を含む世界中の降雨パターンに影響を与え、食料生産を脅かし、生態系を不安定化するという累積的な影響を与える可能性があると 述べている。米国のアマゾンの世界野生生物基金のシニア.ディレクターであるメグ.シミントンは「天候パターンが南アメリカの穀倉地帯の降雨量に影響を与えることはよく知られているが、米国中部の穀倉地帯にも影響するという証拠がある」と述べている。2014年の研究では「アマゾンの完全な森林伐採により、農業シーズン中に米国中西部、北西部、南部一部で降雨量が減少する」ことが判明している。その研究は、アマゾンの森林破壊は同様に中央アフリカの様々な地域にも影響を与えると述べている。木を切り倒すことで、空気を冷却する水分が失われ、暖かい空気が上層大気に上昇し、外向きに流れるパターンを作り出し、他の地域の気候を変える可能性がある。

フランスの大統領エマニェル.マルコンはG7でのリーダーシップによって、ブラジルを支援するための助成金にメンバー国が合意したものの、マルコンはボルソナロ政権を批判していた一人である。ブラジル大統領のボルソナロはG7の助成金を受理するが、マルコンに謝罪を求めていると27日報告されている。科学者は大気を汚染する二酸化炭素の排出量が増えることより、不法伐採が世界的に拡大する危険性を恐れている。

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