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Image result for images of Trump and uninsured health careBy    Washington Post

10日に公開された国勢調査局によると、2017年から2018年の間に、全労働者の実質所得中央値は3.4%増加した。一方、2018年中に2,750万人または人口の8.5%が健康保険に加入していていなかったことが判明した。 これは、2010年3月にオバマ政権下で制定されたアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)の全面撤廃を目指した共和党と引き続きトランプ政権下で極度に弱体化させる努力のあった結果である。専門家は国勢調査局の報告をどのように解釈しているだろうか?これは選挙の関連性から何を示唆しているだろうか?

全労働者の実質所得中央値は3.4%増加し40,247ドルになり、世帯収入の中央値は63,179ドルである。世帯収入は3年連続して増加していた為、2017年の中央値と統計的には変化がなかったと国勢調査局は報告している。平均的アメリカ人の所得は強く伸びることはなく、停滞気味であることを示唆している。また、2018年の公式貧困率は11.8%であり、2017年から0.5%ポイント減少した。全国の貧困率は4年連続で減少しており、2018年に11年ぶりの公式貧困率低下が見られた。しかも、これは最近の不況の前年である2007年よりも大幅に低かった。2018年の貧困者数は3,810万人で、2017年よりも140万人減少した。

一方、全体または一部の健康保険の加入者の割合は2017年には92.1%であったが、2018年には 91.5%に減少した。2017年から2018年の間に、公的保険の加入者は0.4%ポイント減少し、個人保険の対象者の割合は統計的に変化がなかった。この状況はACAの加入者が保険を失ったか又は加入人口が減少したことを意味する。国勢調査局によると、アラバマ、アリゾナ、アイダホ、オハイオ、ミシガン、テネシー、テキサス、ワシントンの8つの州で無保険率が増加し、ニューヨーク、サウス.キャロライナ、ワイオミングで減少した。

貧困率が減少したことは経済的に良いニュースである為、トランプ大統領はこのニュースをキャンペーンで利用することは可能である。しかし、2016年9月、バラク.オバマ政権の最後の年であったちょうど3年前に報告された2015年の数値は現在より良好である。2015年の世帯収入の中央値は56,500ドルで、前年から5.2%増加し、国勢調査局記録が開始された1967年以来、貧困家庭の割合も「最も急激に減少」した。一方今日10日の報告では年間を通してフルタイムで働いていた男女の2017年から2018年の間の世帯収入の中央値はそれぞれ3.4%および3.3%増加しているだけである。この経済指標は2015年に比較すると、新たな進歩ではないことを示唆している。

貧困率は減少したものの、米国人の所得はさほど進歩がなく、有権者が最も大事であると述べている医療保険のない人々が増えているとの報告は、さほどトランプの再選に有利な現状ではない。10日のロスアンゼルス.タイムスによると、ジョージタウン大学の公共政策教授であるハリー.ホルツァーは、収入の中央値が失速状況を「厄介である」と述べた。彼は、フルタイム労働者の増加は中間所得の労働者を代表しなかったか、又は他の何かが彼らの収入を低下させている可能性があると言った。また、理由がどうであれ、国勢調査のデータは経済全体が順調に推移している時、中産階級の世帯では収入の改善はほとんど見られないことを示唆していると述べた。また、少なくとも一部の従業員は雇用主がカバーする健康保険を取得するはずであったフルタイム労働者の大幅な増加があったにもかかわらず、医療保険の加入率が減少した矛盾を指摘した。

医療保険は2020年の重要な課題の一つである為、医療保険を保持する人口が減少しているとの報告は12日にテキサス州ヒューストンで開催される10人の民主党候補者の討議課題になることは間違いない。三回目の9月の民主党討論会は、最初の20名から討論資格者が50%減少したことを受けて、グループを二分する必要はなくなった為一夜だけの開催になった。10名の候補者は米国人が常に医療システムにアクセスすることを強調している為、共和党によって約12年間撤廃の努力が行われ、トランプ大統領によって驚異的な破壊活動に直面したACAの改善またはそれに勝る新たな医療保険の構想に関しても論議を展開することはほぼ確実である。加えて、中産階級世帯の収入増加は低迷している状況も所得格差を強調する複数の民主党にとっては無視できない問題である。

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