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Image result for images of clean water rule under ObamaBy     Inhabitat

トランプ大統領は、オバマ政権時代のクリーン.ウォーター保護の規定を撤廃する為の大統領令に12日署名した。清浄水保護の規定は論争的であり、オバマ政権下で規定された環境保護政策は、ほぼ全て抹殺される運命にあるが、清浄水保護の規定が大胆に廃止される理由は何か?加えて、その結果として伴う潜在的危険性は何か?

清浄な水の利用は人類にとって益々重要な時代になっている。しかし、トランプ政権はクリーン.ウォーターの保護規定を撤廃した。12日のニューヨーク.タイムス(NYT)によると、2015年に規定された清浄水保護措置は小川、湿地、その他の水域の近くで使用可能な汚染化学物質を制限したものであり、トランプ政権はオバマ時代の主要な清浄水規制を廃止すると発表した。過去2年半、トランプ政権の環境保護庁(EPA)は、環境規定を廃止または弱体化することに従事し、石炭火力発電所、自動車の排気管、石油やガスの漏れなどの化石燃料汚染、アスベストや農薬の制限を削減または撤廃することに重点を置いてきた。数週間後に有効化されると予測されている清浄水規則の撤廃は、結果的に「農場、鉱山、工場から小川や湿地に自由に流入する汚染」の規模は今後大幅に増加することを意味する。環境保護庁の12日の発表は「清浄水法下で米国の水に関する更なる厳格な法的定義を確立することを目指しており、将来の政権が水路を保護するための行動を取ることを困難にする前例」である。

オバマ政権時代の環境保護政策は、一部の保守派州で批判されていた為、その傾向は政権交替後も続いていた。NYTによると、バーモント大学の環境法の教授パトリック.パレントーは、クリーン.ウォーター法は農民や産業にとって「重荷である」と見ている保守派州や指導者には「これが連邦の水保護の核心を完全に抹殺する機会」になると述べた。 12日の記者会見で、清浄水保護措置の廃止を発表したEPAの管理者であるアンドリュー.ウィーラーは「今日の最終規則は権力奪取に終止符を打つ」と述べた。ウィーラーは「農民、不動産所有者、および企業が、連邦許可とインフラストラクチャーの構築に、更に多くの時間を必要とするかどうかを判断する時間と費用を削減する」ことを意味すると述べた。農業関係者は大統領令署名によるトランプの行政行動を賞賛した。アメリカ農務局連盟のジッピー.デュバル会長は、水の規則が全国の何千人もの農民や牧場主から怒りを引き起こし、彼の組織の歴史の中で規制を削減する最大の努力を促したと述べた。デュバルは「全人生を働いた男性から私有財産権を取得する時、それは彼にとって非常に邪魔であり、それは彼がただ我慢できないものです」と批判した。

しかし、環境保護論者はトランプ政権の動きを批判した。水を癒す五大湖連合のディレクターであるローラ.ルービンは安全でない飲料水で生活している多くの都市や町では今、清浄水の実施を削減する時ではありません」と述べた。オバマ政権の規定は1972年のクリーン.ウォーター法の権限下で開発されたものであり、米国水域の約60%の汚染を制限し、米国の約1/3の飲料水源を保護する為に設計されたものである。既存の連邦権限を拡大して、チェサピーク湾やピュージェット湾などの大きな水域の汚染を支流、小川、湿地などの小さな水域に制限した。弁護士らは、オバマ政権の法的な廃止完了から、今年新たなトランプ規則の実施までの暫定期間は、農民と地主にとって規制上の混乱の一つになるかもしれないと述べている。

加えて、清浄水保護規定の撤廃は、環境的にも多大な影響があることを意味する。EPA水局の科学技術の元ディレクターであるベッツィー.サザーランドは「これは、鉱山労働者が山頂の除去を行って河川を埋めることができ、パイプラインが湿地を横断し、土地開発者は許可なく湿地に建設できることを意味します」と述べた。30年以上の経歴があり2017年に辞職した彼女は、この廃止によって 恩恵を受けるのは農民ではなく産業であるとし、「彼らがこの撤廃でやっていることは、州にそれに対処させることです。それを行うことを許可し、強制するプログラムを持っている州は非常に少ないと言うことができます。 彼らは常にEPAに依存してきました」と述べた。

気候変動を重視しないトランプは、清浄水を望んでいると述べたことがある。しかし、彼のEPAは、農民が彼らの所有地に農薬、家畜排泄物、その他の汚染を飲料水源および水域に流すことを禁じているオバマ政権下の清浄水法を廃止した。規定、制限、監督がない状況下で、農家や工場が化学物質および汚染物を無制限に流出した場合、その土地の所有者も含めて、近辺の隣人、隣接する地域の住民は汚染度が増加した水の影響を受ける危険性が高くなる。世界的に清浄な水が不足し、水不足は今後も加速する可能性がある現状で、清浄水の保護規定法に違反した例は多数ある。例えば、ハワイのマウイ郡は、下水処理施設から処理された下水を地下水に注入し、地下水の一部は太平洋に流入した。サウス.キャロライナ州では2014年に地下パイプラインが破裂し、数十万ガロンのガソリンを流出させた。ケンタッキー州では、石炭灰貯留池からの汚染物質が地元の供給水源である地下水に染み込んだ。従って、清浄水法の規定が廃棄された場合、違反の罰則が無くなる為、水が汚染される頻度はもっと高くなることを意味する。結局、トランプの清浄水保護規定の撤廃は、コストの側面でも合理的になっている再生クリーン.エネルギーを促進することより、衰退し始めた化石燃料産業を救済しようとする路線に沿って、2020年の再選のため、 支持基盤に公約した彼の政策を追求している側面もある。いずれにしても、長期的視点での人類の健康または短期的視点での負担のどちらかを選択することが懸命であるかはリーダーの判断次第である。

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