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Image result for images of Mike Pompeo, Rudy GiulianiBy    The Boston Globe

金曜日(22日)夜に公開証言が完了した後、トランプの支持者である上院議員の一人はバイデンを調査すると発表した。米国監視組織のウォッチドッグはトランプ大統領、国務省の長官マイク.ポンペオ(左)、トランプの個人弁護士であるルディ.ジュリアニ(右)が弾劾調査のカウンター調査としてウクライナに対する圧力計画を推進した事を証明する電子メールを含む多数の書類を公開した。これは、弾劾調査での公開証言で、全ての証言者が語ったことを実証する物的証拠になった。下院議会での弾劾は確実になりそうな現在、共和党はオカルト党になっているとして、共和党のジャーナリストから批判されるほど、公開証言後の彼らの反応は混沌たる状況である。

合計12人の公開証言による5日間の公聴会は22日の夜に全てを終えたが、トランプ政権の他多数の証言を得ることは出来なかった。全てを知っていると言われたホワイトハウスの元安全保障顧問ジョン.ボルトンは裁判所が証言するべきであるとの命令を下せば、公開証言を行うと述べていた。彼は書籍を出版する予定であり、本が出版される前に公的に語ることを避けたと言われている。公開証言はむしろ、大統領の行動が問題であると認めているものの、トランプをホワイトハウスから除去するほどのことではないとして、共和党が反発する結果になっている。下院少数派のリーダーであるケビン.マッカシーは、2020年の大統領選で勝利できない為、弾劾調査を通して、トランプの評価を落とすことで、彼の大統領職を奪おうとしていると批判した。大多数の共和党は、ウクライナが援助金を受け取った為、Quid Pro Quoはないと主張している為、一部の批評家は銀行強盗を試み、現金を盗むことに失敗すれば、犯罪ではないと主張しているとアナロジー的批判をした。しかし、12人の証言者が証言したことに対して、公然と論理的に否定する共和党メンバーは存在しない。22日夜、最後の証言者となった学者のフィオナ.ヒルは、2016年大統領選で干渉したのはロシアではなくウクライナであるとの「フィクション」は、2020年の選挙も干渉するロシアに多大な利益を与えると警告した。キャピタル.ヒル内でのトランプの強固な支持者は、彼らの証言に対して曖昧な感情があったようであるが、国務省のウォッチドッグは、ヒル及び他の証言者が正しかったことを証明する文書を22日遅く公開したことが報告された。

23日のニューヨーク.タイムスによると、22日遅く公開された国務省の電子メールと文書はトランプ大統領と彼の弁護士ジュリアニがウクライナに「政治的恩恵を要求する」圧力キャンペーンで「更に国務長官マイク.ポンペオを巻き込んだ」ことを示している。電子メールは、ジュリアニが腐敗防止の取り組みを推進していたウクライナにトランプの2020年の政敵である元副大統領ジョー.バイデンと彼の子息ハンター.バイデンを調査するよう促し、「尊敬されているウクライナのアメリカ大使であるマリー.ヨバノヴィッチを解雇しようとしていた時、ポンペオは3月にジュリアニと少なくとも2回電話で話したことを示し、翌月ヨバノヴィッチの退去を命じた。ジュリアニとポンペオとのある電話は、トランプの個人弁護士の指導下で行われた事を示唆している。加えて、文書は議会メンバーがヨヴァノヴィッチに対する圧力について尋ねた後、国務省が彼女の解雇について「故意に誤解を招くような返答を送った」ことを示している。 彼女を追放する努力の一環として、ジュリアニと彼の仲間は、ヨバノヴィッチのトランプに対する不忠について、「根拠のない主張を公表するよう大統領に有利な報道機関」にそのプロパガンダを推進した。

電子メールを含む公開された文書及び最近の12人の議会証言はトランプとジュリアニがウクライナ政府に説得し、トランプを政治的に援助する可能性のある調査を発表するよう促した努力にポンペオが密接に結び付けている証拠を提供した。それらは、民主党の大統領候補であるバイデンの家族に対する調査及び2016年の大統領選でウクライナ当局が介入したという「根拠のない主張」が含まれている。トランプはこれらの調査を求めた為、彼と彼のチームは「ロシアに支援された分離主義者」との戦争に直面しているウクライナ政府への議会承認による3億9,100万ドルの軍事援助を保留し、ウクライナ大統領ゼレンスキーが切望したホワイトハウスでの会議をその調査の条件にしたことを12人の証言者が明白にした。リベラル系のグループは、下院議会調査委員会がウクライナに関する書類の召喚後に国務省長官ポンペオが書類の提供を拒否した為、公開記録を求めて訴訟を提起していた。

この報告書が公開される直前、公開証言に絶望的なトランプの仲間の一人である上院司法委員会の委員長で、自称トランプの友人であるリンジィ.グレイアムは、バイデンを調査すると発表し、彼は国務省に手紙を送ったことが23日に報告された。ウォッチドッグの文書公開後、証拠を提起せず、そのような調査を行うことが有効であるかどうか不明である。「ウォーターゲート式の調査の妨害」に従事していると下院情報委員会に批判されたポンぺオは、上院議会のカンザス州の席に立候補する意図があり、トランプは同意していると週末に報告された。加えて、二人のバイデンに対する調査を推進したジュリアニの協力者はいずれもロシア生まれであるが、彼らは先月選挙財政法違反で逮捕され、現在拘留されている。下院情報委員会の共和党トップ.メンバーであるデビン. ヌニェズはバイデンと彼の息子に関する情報を入手する為、元ウクライナの役人と会った。同委員会の委員長であるアダム.シフは23日MSNBCのMeet the Pressでのインタビューで、ヌニェズは間違いなく調査の対象になると語った。

ワシントン.ポストによると、ジュリアニの仲間の一人であるレフ.パルナスの弁護士ジョセフ.ボンディは、ウクライナの元トップ検察官ヴィクトル.ショーキンが、2018年12月にウィーンでヌニェズと会ったことをパルナスに伝えたと語った。また、ヌニェズの最高補佐官であるデレク.ハーベイは、ワシントンDCのトランプ.インターナショナル.ホテルで2019年春にグループに頻繁に会い、バイデンや他の課題について話し合うこともあった。そのグループはトランプの個人弁護士であるジュリアニによって招集され、パルナス、彼のビジネス関係者イゴア.フルマン、ジャーナリストのジョン.ソロモン、ジョー.ディジェノヴァとビクトリア.トーニング夫婦の法務チームが含まれていた事をボンディが明らかにした。

トランプが下院議会での弾劾調査の対象になり、上院で裁判が行われる状況がほぼ確実になった公開証言終了後の余波は、カウンター調査と呼ばれる強烈なトランプ支持者による一握りのグープによる必死な抵抗を浮き彫りにしている。既に、昨年からバイデンに対する調査をし、証拠を発見したのであれば、今頃はその証拠を提示し、弾劾調査を潰すことが可能なはずである。しかし、下院情報委員会での弾劾調査の進行中も、それを提示することはなく、フィオナ.ヒルが「フィクション」を推進している一部の共和党を警告した時、ヌニェズは腐敗のあるどの国に対しても調査することが正当であると反論した。2017年1月の就任後から、トランプはロシア、北朝鮮、サウジアラビア、トルコ、イスラエルなど指導者が腐敗している国を公的に非難または調査を要請したことは一度もなく、むしろ彼らを支持している。トランプの忠犬と呼ばれたヌニェズはトランプの為に怪しげな行動を取っていたことを疑問視されたが、トランプが当時特別捜査官ロバート.ミュラーの調査の対象下に置かれた時から、既に2020年の大統領選での政敵に対する調査を行っていたことは特に驚くことではない。加えて、上院議会共和党は公開証言が終了した後、何の反応も示していない。下院議会で弾劾記事への投票が行われた場合、共和党は両院でトランプの弾劾に反対する可能性が益々高くなっている。下院の弾劾調査に対して、議会は党派ラインに分裂し、上院裁判では共和党が弾劾に同意する可能性はないと予測されている為、大統領は無罪になるというのが一般的なシナリオである。そのような状況下で、トランプは上院で裁判が行われることを望んでいると述べた。ワシントン.ポストの共和党のジャーナリストであるジェニファー.ルビンは、米国の評価や安全保障より党派に固執し、善悪の判断を見失った共和党を「カルト党」と呼んでいるが、米国はその「カルト党」の大統領と上院多数派の共和党によって支配されている。ニューヨーク市の元市長マイケル.ブルンバークは24日、「価値に対する実存的な脅威」があると表明し、米国は更に4年間の余裕はないとの理由で大統領選の立候補を公式に表明した。公開証言後の余波は高波の警告模様である。

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