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Image result for images of 4 constitutional scholars at judiciary committeeBy   Fox 5 DC

東部時間4日午前10時から行われた最初の下院司法委員会での公開証言は、4人の憲法学者の意見を聞く公聴会であったと言えるかもしれない。民主党が多数派である同委員会では、3人(左からハーバード大学のノア.フェルドマン、スタンフォード大学のパメラ.カーラン、ノース.キャロライナ大学のマイケル.ゲルハルト)が民主党を代表し、1名(右端:ジョージ.ワシントン大学のジュナサン.ターレイが共和党を代表した。恐らく、質問するパネル側も良く準備された最もプロフェッショナルな公聴会であったと言える。パネルのメンバーが焦点をあてた質問の主要点は、贈収賄であると言えるか?司法妨害があったか?職権の乱用があったか?という観点からトランプ大統領が弾劾可能な罪を犯したかどうかの論争が行われた。

トランプ大統領とウクライナの大統領ヴォロディミール.ゼレンスキーとの7月25日の会話は、大統領が約4億ドルの軍事援助金をウクライナに提供することが、二人のバイデンを調査することの条件であった為、Quid Pro Quoがあったか?個人の政治的利益の為であったか?トランプ大統領がウクライナの腐敗を純粋に懸念していたか?など、重要な論議が展開された。贈収賄で大統領を弾劾できるかどうかは、民主党が憲法学者の意見を最も必要としている疑問の一つである。複数の民主党パネル.メンバーは、大統領の妨害パターンは、自身の利益の為、偶然にも2020年のライバルであるジョー.バイデンの子息が勤務していたウクライナのエネルギー会社を調査するよう求め、その調査の公表が援助金を提供する条件になっていたと公開証言した複数の証言のビデオを紹介した。トランプの行動の根底には個人の政治的利益が動機であったか?これは主な質問であった。フェルドマン教授は潜在的な個人の利益、潜在的な選挙干渉に加えて、潜在的な国家安全保障を危機に晒す行為であると指摘した。民主党パネルはこれが職権の乱用であると指摘している為、ターレイ教授は「職権の乱用は弾劾可能な罪ではない」と述べた。しかし、民主党は外国政府に政敵の調査を依頼することは憲法上で定められた違反であると主張し、少なくとも干渉のない民主体制下での選挙ではないと反論した。カーラン教授は、トランプがゼレンスキーとのホワイトハウスでの会議は、その政敵の調査を発表することが条件であったと語り、それは外国政府に米国の選挙を操作させる行為であり、君主制下で行われていると反論した。

民主党パネルは司法妨害について、トランプ大統領が議会の召喚に断固として対抗し、召喚された全ての書類を提供しなかったという点において、妨害であり、妨害は弾劾可能な罪であると主張した。フェルドマン教授は、ニクソンは議会が召喚した書類を提供した後に辞職したとして、トランプ大統領は議会の調査に対して徹底して戦っている最初の大統領であると述べた。ゲルハルト教授は、大統領が弾劾調査に協力しない場合、彼は「彼自身を法の上に置いている」と述べた。ある民主党は、トランプは「私が望むことは何でもできる」と主張したと指摘し、大統領は何でもできる立場であるかと聞いた。カーランは「誰も法の上にはいない」ことを意味する比喩的表現で対応した。カーランを含む3人の憲法学者は、議会、ホワイトハウス、裁判所は、それぞれが独自の権威と分離された任務を保持している為、チェックとバランスの機能が重視されるべき体制下で、大統領が議会を完全に無視する行為は、司法妨害であり、トランプ大統領は弾劾可能な不当な行為があったと結論づけた。しかし、ターレイはトランプが最高裁を無視するまでは、司法妨害にはならないと述べ、この弾劾調査には、司法部門での監督が欠けていると指摘し、現在民主党が先導した弾劾調査は短絡的で急速であるとし、大統領に対する弾劾は未熟であると主張した。

ほぼ全ての共和党パネル.メンバーは、司法妨害の証拠も、贈収賄の証拠も、トランプ大統領が2020年の選挙で彼自身を有利にする為の行動をしたという証拠はなく、弾劾可能ではないと主張した。ウクライナは歴史的に腐敗している国である為、大統領は国民の税金から来ている資金を送る前に調査することを希望していたと擁護した。しかし、大統領が純粋にウクライナの腐敗を懸念していたと証明できると確信的に語った共和党は一人もいなかった。彼らの一部は問題となった電話での会話にはトランプが2020年の選挙について、ジョー.バイデンを調査してほしいと明白に言っていないと主張した。民主党は、公開証言者の証言ビデオを再度紹介し、更に、トランプ大統領が、ホワイトハウスの南芝で記者団に「バイデンを調査するべきである」と述べているビデオを提供した。加えて、国務省、国防総省、ホワイトハウス、予算局、安全保障部門の15人の顧問および閣僚がウクライナに援助金を提供することを拒否した大統領に従い、彼らは真実が暴露されるまで、隠匿があったことを明白にし、議会が召喚した書類提供も断固拒否する前代未聞の行動があったと反論した。また、これが弾劾可能な罪でない場合、何が弾劾可能であるのかとの論点を抑えた。

結論として、3人の学者は、トランプが軽犯罪と重犯罪を犯した為、弾劾するべきであると主張した。一人はトランプの正当性を主張しなかったが、弾劾は早急すぎると指摘した。パネルの共和党は、民主党の弾劾調査は党派的であり、国を二分していると批判したが、公開証言後70%の国民は大統領が間違ったことをしたと信じていることを示唆する世論を無視した。また、「弾劾は民事訴訟のようなものであり、トランプを投獄するために行っている訳ではない」と指摘した民主党メンバーもいたが、共和党は非常にナーバスになっている印象を受けた。NATOでのサミットに参加しているトランプ大統領は3日、リーダーとの会議中に、民主党の弾劾調査に対して、「愛国的ではない」と批判した。彼はベトナム戦争の英雄と呼ばれた共和党のジョン.マケインを侮辱し、最近辞職に追い込まれた国防省長官の反対にも関わらず、戦争犯罪者を恩赦するなど、非愛国的な行動が目立っている彼が「愛国的」ではないと批判する資格があるだろうか?また、超党派の立場で国に奉仕したウクライナへの米国大使を不当に解雇した大統領に対する弾劾調査は、内部告発者が懸念を表明し、大統領と彼の仲間の隠匿が暴露された為、保留されていた援助金が解放されたという事実を無視してはならない。

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