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Image result for image of impeachment against Trump protests throughout U.SBy    USA Today

全国および地方の新聞社編集委員会はトランプ大統領をホワイトハウスから追放することを先週公式に支持した。主要な保守系メディアであるフォックス.ニュースの最新の世論は、トランプを弾劾し、大統領執務室から除去する支持率が二ヶ月前より幾分増加し、初めて半数に達した。トランプ.キャンペーンおよび大統領は長期的な弾劾プロセスが彼の再選に有利であると主張している。これに関する世論と選挙専門家の分析は何を示唆している?

複数の新聞社の編集委員会は最初から弾劾を支持していた訳ではない。14日のワシントン.ポストによると、つい最近まで、弾劾を否定していたUSA Todayは最初、弾劾に反対していた。同紙は、その声明で「最近まで、弾劾プロセスは来年11月に単にトランプの運命を有権者に任せるよりも、すでに二極化した国にとって不健康だと考えていた」と書いている。ロスアンゼルス.タイムスの編集者であるニコラス.ゴールドバーグは「数か月間弾劾の呼びかけを検討した」と語った。同紙の職員は弾劾に進むことはアメリカの分裂に火をつけるだけであり、結果がどうであれ、恐らくトランプを除去することには繋がらないだろうと心配していた。弾劾の公聴会および論議を集中的に見たゴールドバーグと彼の同僚は「私たちは十分に見てきました」と述べた。弾劾に対する見方を変えた同紙の懸念に関して、それらはトランプが米国を保護することより、「彼自身の政治的利益のための外交政策を優先したという圧倒的な証拠に屈する必要があります。この種の不正行為は、とんでもないことであり、民主主義を侵食します」と編集委員会は述べた。

一方、2016年のロシア関連調査では、圧倒的にトランプを調査し、多数の記事を公開したウォール.ストリート.ジャーナルは11日民主党のケースを「弱い」と批判し、大統領の批評家がそれを曖昧にしているとして「権力の濫用」に基づく弾劾を進めることは全政党の将来の弾劾による「新しい低水準を生み出すだろう」と述べた。ニューヨーク.デイリー.ニュースは「煙が出ている銃はないかもしれないが、ホワイトハウスからは多量の刺激的な黒いものが立ち上がっている」と書いている。現在弾劾を重視している全国の主要紙はニューヨーク.タイムス、ワシントン.ポスト、USA Todayである。地方紙ではロスアンゼルス.タイムス、ソルトレイク.トリビューン、ホノルル.スター、タンパ.ベイ.タイムス、オーランド.センチネル、ボストン.グローブ、ニューヨーク.デイリー.ニュース、シカゴ.サン.タイムス、フィラデルフィア.インクワイアラー、サンフランシスコ.クロニクルが挙げられる。

保守系フォックス.ニュースの最新の世論調査は、トランプを事務所から除去することを希望する有権者の率がわずかに増加したことを示唆した。弾劾と大統領執務室からの除去を同時に支持する率は10月の49%から今月最新の調査で50%に増加した。弾劾に反対する率は10月の41%から今月も変化はない。又、弾劾および除去のいずれも反対している率はわずか4%で、これも10月から変化はない。フォックス.ニュースはこれまで、トランプ大統領を支持しているテレビ局であるが、当局が主催する世論調査では、弾劾と除去の支持傾向は多数派になったと伝えている。

保守派系のメディアによる世論調査は、トランプ大統領が弾劾が長引くほど彼の再選には有利であるとの主張を裏付けていないことを示唆した。16日のロイターによると、トランプ大統領のキャンペーンは、彼の2020年再選キャンペーンの主要な資産として彼を弾劾する民主党主導の努力を受け入れており、彼の支持者と不満を抱いている政治的に独立した有権者が来年11月に彼に投票する動機になるとの賭けをしている」という。トランプ.キャンペーンのマネージャーであるブラッド.パースケールは12日、「共和党の将来のモデルは1998年のクリントン弾劾である可能性があります」と記者団に語った。しかし、ビル.クリントン大統領に対する弾劾で「民主党が公的な反発していたような当時と同様の状況をトランプが望んでいる場合、これまでのところうまくいっていないことを過去数か月にわたるロイター/イプソスの世論調査のデーターが示唆」している。当時ギャラップの世論調査は、クリントンの人気が超党派的に成長し、下院議会での弾劾投票の時点で73%に達した。一方、「トランプの認可率は年間を通して40%台である。彼の支持は過去数ヶ月、大学の学位を持たない白人(彼の核である政治的基盤)の間で横ばい」の状態であった。ロイター/イプソスの世論調査は「民主党が今年早期よりも現在トランプを弾劾することに更に集中しており、2020年の選挙に与える影響について、さほど心配していない」ことを示している。

弾劾に対する総支援は過去数週間で約45%で安定していたが、9月下旬以降、民主党員間で12%ポイント上昇しており、12月9日と10日に実施した最新の世論調査では78%がトランプは弾劾されるべきである述べている。さらに、11月の選挙でトランプを破る可能性が弱まる為、弾劾を止めるべきであると答えた民主党は12月に27%であり、10月初旬に実施された同様の世論調査から7%ポイント減少した。つまり、ロイターは、弾劾に対する民主党有権者の傾向は弾劾がトランプの再選を活気づけることにはならないと分析している。加えて、弾劾を支持する側も反対する側も、投票の動機は高まる為、ミックスした状況にさほど変化はないものの、この弾劾プロセスが上院議会に移動し裁判が長引くほど、トランプに有利であるとの推測が必ずしも正しいと言えない状況があることを示唆した。

もちろん、民主党による弾劾の努力はトランプにとって、2016年の選挙での「勝利を覆す為の党派的な恥の魔女狩り」であると多様な広告で長期的に対抗することが可能になる。2016年にトランプがわずかな票差で勝利し、大統領への「推進力」となったウィスコンシン州ワウケシャ郡の共和党議長であるテリー.ディトリッヒは長引く裁判は共和党に有利な「強い経済」などの良い側面が無意味になると警告した。彼はこの弾劾プロセスを「閉じて、先に進みたい。トランプ大統領の業績、響きのある経済、低金利、そしてアフリカ系アメリカ人の最低失業率をウィスコンシンに思い出させることができる」と語り、地元の有権者は、弾劾プロセスが早く終わることを望んでいると伝えた。

そのような意味では、早急に裁判を終える戦略を打ち出している上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルはある意味では賢いと言えるかもしれない。トランプが彼を擁護しない下院情報委員会の委員長アダム.シフを上院での裁判に招待することを望んでいる時、上院議会少数派のリーダーであるチャック.シューマーは、上院での裁判にホワイトハイスの大統領補佐官代理を務めているミック.ムルヴァニー及び辞職した安全保障顧問のジョン.ボルトンを証言者として招待することを希望している。これは、マコーネルの戦略に反するが、ホワイトハウスの弁護士と調整している彼が、上院民主党リーダーの声を完全に無視することは不可能であると言われている。なぜなら、証人を参加させることを強く希望しているのは、トランプ本人であるからである。弾劾をカバーするメディア報道は大幅に増加し、弾劾を支持するデモ抗議が全国で拡大している現状下で、長引く裁判が実際にトランプの再選を有利にするという証拠はなく、選挙専門家の意見や、トランプを大統領執務室から追い出すことを希望する有権者の支持傾向は、トランプ.キャンペーンの推測に一致していないことを示唆している。

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