アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2020 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for images Senate Trial on January 21, 2019"2020 年1 月 21日:By    C-Span

午後1時から開始された初日の上院議会でのトランプ大統領に対する弾劾裁判は、週末に党派間で対立していた裁判規定に関する論議と投票に長時間が費やされた。少数派リーダーのチャック.シューマーは、多数派リーダーであるミッチ.マコーネルの提案に対して、多数の改正案を提起していた為、一つ一つの改正案に対して、約2時間程度の両側の論議が行われた後に投票を行うというパターンを繰り返した。初日のこの論争に参加したトランプの主な代弁者はホワイトハイスの弁護士パット.シポロン及びワシントン外部のジェイ.セキュローである。民主党検察官は米国民は真実を求めていることを強調したが、上院多数派の共和党は最初からシューマーの改正案を拒絶し、トランプに対する弾劾裁判も完全に党派的に分裂した。上院多数派共和党の今日の決定は近い将来、厳格な教訓に直面するだろう。

マコーネルは週末、上院の裁判は1999年のビル.クリントンの時の裁判に従うと述べ、公平であることを印象づけていたが、マコーネルが提案した裁判規定は非常に論争的であり、上院少数派リーダーのシューマは上院での裁判はアメリカ人に真実を伝える事が意図されていないと反発していた。実際には裁判の時間帯も午後13時から東部地域の人々が眠る深夜1時まで続くというものであり、基本的には追加の証言と書類を全て制限するものであった。従って、下院の弾劾調査で調査官らがトランプ大統領によってブロックされた新たな証拠と証言者をいつ召喚するかという論議で、党派的に分裂した。民主党検察官のゾーイ.ロフグレンが論議中に提供したチャートの情報によると、クリントンは当時90,000ページの書類を提供し、上院の裁判では3人の証言者が参加したことを明白にした。

最初の約二時間半の論議中、下院検察官をリードする下院情報委員会の委員長アダム.シフは、事前の研究と準備、説得力、組織力を含むパフォーマンスにおいて、ホワイトハウスの二人の弁護士より遥かに秀でていた。上院の裁判規定に対する民主党の論議は、下院議会がトランプを弾劾した主要点である権力の濫用と議会への妨害の二つの論争に基づいている。一方、トランプを擁護する主要人物の一人であるセキュローは、特別捜査官ロバート.ミュラーはトランプ大統領が司法妨害を犯していないと結論づけたとの誤情報を語り、トランプは議会を妨害していないと擁護した。ミュラーは司法省が大統領に有罪を科すことを禁じていた為、結論を出さなかった事実を彼は無視したことを示唆した。加えて、トランプ側の弁護士は、証拠をほとんど提示せず、彼ら自身の論議の正当性を裏付ける論争に欠けていた為、視聴者はその違いを明白に識別することが可能でがあったと思われる。

裁判規定に関する論議中、マコーネルが提案した規定を一部変更したことが報告された。最初の提案では、両側の冒頭論議を2日間に定めていたが、3日に延長した。又、証人が必要な場合、投票を認可するという提案には完全な保証が含まれていなかったが、現在、下院議会の証拠書類は上院裁判で利用されることを認めた。しかし、少数派リーダーのシューマーはマコーネルの規定に対して、国務省が議会に提供していない書類を含めて、多数の特定の人物及びイベントに関する書類又はトランプ弾劾の中心となる証言者の召喚を求める改訂案を提出した。上院はその多くの証拠を求めるかどうかを決定するため、4時半過ぎから行われた最初の点呼投票で、上院議会多数派の共和党はシューマーの複数の改正案をそれぞれ拒否し、53対47票の党派ラインに分かれた。複数の民主党の改正案はウクライナ.スキャンダルに関連するホワイトハウス、国務省、管理予算局からの召喚状文書およびその他の記録に関連している。

東部時間午後6時25分から、国務省が下院委員会に提出しなかった欧州連合の米国大使ゴードン.ソンドランドの証言に関する書類の召喚を行うかどうかという投票でも53対47の党派的投票で、上院共和党は国務省の書類の召喚を拒絶した。トランプの弁護士らは、ホワイトハウスがほぼ全ての書類を保持し、証言者に対する召喚さえブロックしていた理由について、憲法は大統領に首脳特権(Executive Privilege)を与えていると主張した。トランプの弁護士らは、民主党が論議している証拠についてほとんど論議せず、下院の弾劾ケースには弾劾可能な理由がないと最初から主張した。しかし、アダム.シフ及び他の検察官は、公聴会での証言のクリップ、記録などを展示することで、議会妨害と、権力の濫用の証拠があることを強調した。午後9時過ぎに行われたホワイトハイスの大統領補佐官代理を務める予算局長ミック.ムルヴァニーに証言を求めるべきかを決定する投票も53対47の党派ラインに割れた。11時半までには6つの改正案がブロックされた。

議会妨害に関する論議で、大統領が全ての書類の提供と証人者の召喚をブロックしたとの批判に対して、シピロンとセキュローはいずれも、大統領による間接及び直接的な弁護士及び顧問とのコミニュケーションは、憲法で保護されている全ての大統領が利用する首脳特権に基づいていると主張した。しかし、民主党検察官、特にヴァル.デミングスはチャートを用い、国務省は合法的な召喚を拒否したと説明した。デミングによると、その書類は ⑴ 9 月9日に下院委員会が提供するよう要請したが、協力はなかったため、 ⑵ 27日に召喚状を送った。⑶ 10月 1日、国務省長官のマイク.ポンペオは応答すると約束したが、 ⑶ 10 月 4 日にその約束を果たさなかった。⑷ 10 月8日、トランプ大統領は召喚を強固に拒否するよう彼の政権に命令したとの記録を表示した。彼女は、国務省に対する召喚が必要な理由を論議する際、公聴会で証言した複数の証言者のビデオ.クリップを利用することで、わかりやすい証拠を提供した。民主党は主に整理されたメモや証言のクリップを利用し、首脳特権とは無関係の多数の書類が提出されていないことを説明した。又、トランプの弁護士は下院委員会がジョン.ボルトンの召喚をしなかったと論議したが、これに対して、アダム.シフは召喚したと反論し、トランプ大統領は下院議会の弾劾調査に対する協力を拒否するよう彼の側近、顧問、閣僚に命令し、召喚状は完全に封鎖されていたと反論した。

初日の上院裁判で行われた数回の投票プロセスは実際にはテーブルへの動議(Motion to Table)と呼ばれるもので、これが採択された場合、提案をテーブルに載せ、その提案を保留し、その後、それぞれの事項に関する別の議論を永久に抹殺することを意味する。従って、共和党は53票でこのような複雑な投票に賛成票を投じ、47票は民主党が反対票に投じた為、完全な党派ラインに分裂したことを意味している。基本的に共和党は、真実を国民に伝えないことを選択したことを示唆した。新たな書類及び証言者が増えるほど、彼らは窮地に追い込まれる可能性が高くなることを認識していることを示唆している。遅かれ早かれ、真実を追求する行為とそれを隠匿する行動は、最終的にどちらが勝利するかとの疑問を提起しており、上院共和党は、いずれ教訓に直面することを示唆している。アダム.シフは、大統領を有罪又は無罪にするかの決定より、もっと重要な事は上院が米国の安全保障と選挙の統合性を基本に、憲法で定められた義務を果たし、米国民に真実を知らせる為、公正な裁判を提供することであると語り、それを否定する場合、裁判の意味はないと述べた。民主党側は、提供されていない書類を見る事なく、判定を下すべきではないと論議したが、民主党が望んでいる特定の証言者に対する投票では、多数派の共和党にほぼ全て敗北する可能性が高いことを示唆したが、投票することが許可された事は、数日前より進歩が見られた。しかし、テーブルへの動議は民主的で正当性のあるシステムではないが、歴史的に両院が利用しているプロセスである。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。