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Image result for images of John Kelly and john Bolton"By    The Hill

今日最後の冒頭論議を行ったトランプ大統領の弁護士は三人だけであり、全体的にはわずか二時間以内であっけなく終了した。大統領の弁護士チームはトランプが弾劾可能な犯罪を犯していないとの結論に至った。27日、ニューヨーク.タイムスが元安全保障顧問のジョン.ボルトン(右)による書籍の草稿が公開された事を報道した後、トランプ大統領はボルトンの一部の主張を否定した。一方、27日夜、元大統領補佐官であったジョン.ケリー(左)は、ボルトンを信じると述べた。現在、証人の召喚を求める共和党議員が増えているようであり、その可能性は益々高くなっている。上院議会でのトランプ弾劾裁判は新たな局面を迎えた。

28日、東部時間午後13時3分に最高裁主席判事ジョン.ロバーツが入室した時から始まった最後のトランプ大統領の弁護士チームによる冒頭論議は非常にあっけなく幕を閉じた。二人の弁護士のスピーチが終わると15分間の休憩に入り、その後、ホワイトハウスの弁護士パット.シポロンによる10分程度の論議を含めて、合計二時間以内のパフォーマンスにより午後14時52分に完了した。ホワイトハウスの弁護士らは、下院検察官らが費やした約半分の時間で、検察官らが提起した問題に即した観点からトランプ大統領を強く論理的に擁護できないことを明らかにした。従って、彼らは焦点を逸らし、妨害することに集中した印象を与えた。最初にスピーチを披露したホワイトハウスの弁護士の一人、パトリック.フィルビンは29分間の彼のスピーチで、憲法の弾劾条項、建国の父らによる弾劾の定義、大統領の憲法上の義務、権力、権威などについて講義をしばらく展開した。その後、隠匿があるとの下院検察官らの主張に対して、国家安全保障会議のウクライナ専門家であるアレクサンダー.ビンドマンが隠匿する意図はなかったと思うと公聴会で語ったビデオを紹介した。又、現役の大統領が政治的利益のため、政敵に対する調査を外国政府に要請したとの批判を否定し、トランプは7月25日の会話のコピーを公開したと述べ、そのタイミングについては語らず、隠匿があるとは言えないと述べた。又、援助金を保留した行為は大統領権威の範囲内で行われたと主張した。

次に午後13時35分から14時28分まで、ほとんど原稿は利用せず、エモーショナルな語りを展開したトランプの個人弁護士ジェイ.セキュローは、トランプ大統領が、就任早々からFBIディレクターのジェイムス.コミに調査されていたこと、特別捜査官ロバート.ミュラーの捜査下に置かれたことについて触れ、怒りを表明した。彼は、上院議員は大統領を事務所から除去するよう依頼されていると述べ、選挙年に正式に選出された大統領を除去することが下院の要望である。それは党派的であり、政策に同意できないからであると主張した。彼は「政策の不一致に基づき大統領を除去」しようとしているが、政策の違いを決めるのは国民であり、そのために選挙があると述べ、大統領に対する下院の弾劾は全て正常ではない批判に基づいていると主張した。又、下院民主党は「議会への妨害」記事で行政と議会のチェックとバランスを強調したが、セキュローは、大統領が行った事は全て憲法上の権威に基づいていると主張し、「大統領は外交政策と外交問題を実施する憲法上の権限がある」と述べた。下院の「職権の濫用」の記事も「憲法的に失敗」したと主張し、「権力の分離も意味をなさない」と述べた。弾劾調査中、複数の下院委員会は、書類及び個人に対する召喚状を送ったが、トランプは完全にその要請をブロックしていたことが「議会への妨害」記事を発行した下院弾劾による一部の理由である。セキュローは「大統領は常に完全な法的権限を持って行動した」というのが彼らの立場であると述べた。セキュローはスピーチの後半部で、ウクライナに対する軍事援助の保留は、政治的ライバルの調査に直接結び付いていたとのジョン.ボルトンの原稿からの啓示は「裁判では認められない」と言い、未発表の書籍についてメディアが述べている事には確実性がないと主張した。

要するにトランプの弁護士らは、トランプ政権下でウクライナの援助は強化され、トランプ大統領はウクライナの腐敗を懸念し、同国だけに限らず、他の国の財務状況にも関心を持ち、全て憲法の権限内で行い、ウクライナの大統領はプレッシャーはなかったと言っている述べ、党派的、政策の違いに基づき弾劾した下院が要求している大統領の除去に上院が同意してはならないと訴えた。一方、28日ホワイトハウスの元大統領補佐官ジョン.ケリーは、上院議会にボルトンを召喚するよう奨励している。ボルトンの原稿の一部は、軍事援助を利用してウクライナに圧力をかけ、ジョー.バイデン前副大統領や他の民主党の反対派を調査するよう促していないと繰り返し否定したトランプの主張と矛盾している。28日のビジネス.インサイダーによると、ケリーは、「ジョン.ボルトンが本の中でそのように言っているなら、私はジョン.ボルトンを信じます」と27日夜フロリダの聴衆に語ったことをサラソタ.ヘラルド.トリビューンが報じた。ホワイトハウスの同僚と「一緒にいるたびに、彼(ボルトン)は常に濁りのない真実を大統領に伝えた」とケリーは語ったという。

ケリーは公的場所で多くを語っていないが、ボルトンに代わって、彼が真実を伝える人であることを伝えている為、これはある意味で、ボルトンに対抗する構えを見せた大統領に対する挑戦であり、上院はボルトンの話を直接聞くべきであると提案した。上院議員らは29日に質問を提起することが可能である。その後、ある時点で議員らは証人を召喚することに関して投票する可能性がある。トランプの支持者であるリンジィ.グレイアムやミット.ロムニーを含む複数の共和党主要人物はボルトンの原稿または彼から話を聴くことを望んでいると公的に語っている為、ボルトンを証人として召喚する可能性が高くなっている。28日のCNNニュースによると、上院多数派のリーダーであるミッチ.マコーネルは、証人をブロックする為の投票数がないことを明白にした。6日間の冒頭論議中、意図的に証人を呼ばない裁判は公平ではないとのメッセージ、及び論議が始まる前の祈りのメッセージは上院の正義と勇気を強調していた為、多数の共和党議員らの心の琴線に触れたかもしれない。しかし、大統領をホワイトハウスから追放するには上院議員の67票が必要である為、ボルトンが何を述べても、トランプが追放される可能性は低い。少なくとも、最初のステップである冒頭論議が終わった現在、裁判前とは雰囲気が変わり、トランプ裁判は新たな局面を迎えた。

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