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Image result for images of questions and answers in Senate trial on Jan. 30, 2020"2020年1月30日 上院裁判   By   ABC News

上院裁判は29日から質疑応答を行い、30日には質疑に関して下院検察官とトランプの弁護士チーム間での激しい論争が展開される場面もあった。29日の終わりに近い後半部では、主に刑事弁護士として知られ、憲法の学者でもあると言われているトランプ弁護団の一人であるアラン.デルショウィッツは、誰一人として見識のある学者が述べたことのない非常に驚きのナンセンスな論議を展開したことが注目された。トランプの弁護士らが幾分感情的な論議を展開している中で、単なる進行以上の役目を果たしている最高裁主席判事のジョン.ロバーツは、内部告発者に対する質問を拒否した。又、上院議員らの質問の幾つかは注目に値する。

上院議会の共和党で、証人、特に元国家安全保障のジョン.ボルトンを証人として召喚することに賛成票を投じる可能性があるのはミット.ロムニー(ユタ)、リサ.マーカウスキー(アラスカ)、スーザン.コリンズ(メイン)及びラマー.アレクサンダー(テネシー)の4人である。上院議会多数派のリーダーであるミッチ.マコーネルは28日「証人をブロックするにはまだ投票数がない」と述べたと報告された。しかし、それは素早い無罪投票を望んでいるマコーネルの共和党議員らに対する警告の合図だったようである。同日、ボルトンを含む幾人かの証人又は他の重要な電子メールでの通信も含めて、書類の召喚を求める声は高くなっていると伝えられたが、24時間後には、その勢いは萎んでしまった雰囲気があった。共和党の幾人かは29日の最初の質疑応答で、もう十分聞いたとコメントした。

そのような中で、民主党検察官らはトランプ大統領がウクライナへの安全保障援助金を保留したことが憲法の範囲を超えた権力の濫用であり、下院議会の弾劾調査の権威に対して、憲法の範囲を超える妨害をしたと批判している。これらの行動は完全な腐敗と法律違反であると主張している下院議会と、その行為は弾劾可能な事ではないと主張しているトランプの弁護士との間で、緊迫感が高まっている。29日東部時間11時05まで続いた質問に対する答弁の中で、最も驚いた論争は、憲法学の教授と言われているアラン.デルショウィッツが夜半のある時点で、大統領の政治的利益のためのquid pro quoは弾劾不可能ではないと述べたことである。又、「大統領が公益のために選出されるのを助けると信じている為に行ったことは弾劾をもたらすような事ではない」と主張した。30日、このデルショウィッツのコメントに反論する機会があった下院検察官をリードするアダム.シフは、どの法学者からも聞いたことがない論争であると反応し、デルショウィッツによる議論は「無法性の正常化」であり、上院裁判は過去数日間で「憲法上の狂気への下降」を目撃したと述べた。シフは「貴方のクライアントが有罪であり、権利を失ったことを知っているから、弁護士はそのような議論をするだけです」とし、「それはもがいている議論です」と反論した。

下院検察官らは、トランプ大統領は前副大統領のジョー.バイデンが2019年に2020年の大統領選に立候補した後、突然ウクライナの腐敗とバイデンの子息が勤務していたブリズマに関心を持ち始めたと繰り述べた。共和党上院議員コリンズとマーカウスキー両氏は、29日東部時間午後5時前、トランプ大統領はバイデンが選挙でのライバルになる前からバイデンが前副大統領であった頃の行動に関心を示したかどうかを質問した。しかし、この質問に対応した大統領の弁護士の一人であるパトリック.フィルビンは「記録の何かを指すことはできません」との抽象的な返答で、実際には、彼らが知らないことを示唆した。この二人の女性共和党議員は、証人の召喚を望んでおり、ウクライナの腐敗にトランプが突然、関心を持ち始めたその背後にある政治的動機を強調している非常に重要な質問を提起した。

加えて、ロバーツ最高裁主席判事は30日の東部時間午後13時14分、共和党上院議員ランド.ポール(ケンタッキー)の質問カードを読むことを拒否した。ポールは、内部告発者と思われる人物の名前に関する質問を提出したが、その質問はロバーツ判事によって拒否された。これは、ロバーツ判事が裁判中、決定的な態度を見せた初めてのシーンである。ロバーツ判事はウクライナの内部告発者の名前を声に出して読まないことを明白に伝えた。ポールは、疑わしいと思われる人物の中から真の告発者を明確にする為、公的に内部告発者を召喚することを語っていた。29日から始まった質疑応答では、証人を呼ぶかどうかも白熱した論議の一つである為、複数の共和党及びトランプの個人弁護士ジェイ.セキュローもジョー.バイデンと彼の子息ハンター、内部告発者を召喚したいと述べたが、セキュローを含むトランプ弁護側は、証人を呼べば裁判は延々に続くと述べ、基本的に新たな証言者を召喚することを拒否した。

30日午後2時頃、民主党ジャック.リード(ロードアイランド)はトランプ大統領の個人弁護士であるルディ.ジュリアニが大統領の外交政策に関与していることについて、これはローガン法に違反している可能性がある為、「ジュリアニの旅費は誰が支払っているのか」と質問したが、これに応答したセキュローは答えることができなかった。トランプは彼に支払っていないことは既に知られている。ジュリアニは昨年10月、大統領には支払われていないとワシントン.ポストに語った。ジュリアニは外国の多数のビジネス顧客がいる為、ビジネスマンであるトランプとの利害関係が絡んでいるとの見方もある為、この質問は自然である。

質疑応答形式の裁判プロセスは党派に関係なく、ほぼ全ての上院議員は個人または二人以上のグループによる質問を提起し、最高裁主席判事ロバーツがその質問カードを読み上げる役目を果たしている。共和党議員らは大統領の弁護士に、または民主党は下院議会の検察官(管理者)に質問しているケースもあれば、同じ質問を両側に提起する場合も多々あった。下院の検察官らが証人又は文書の召喚を強調していることに対して、トランプの弁護士らはその召喚に反対し、素早くトランプ大統領を無罪にすることを押している。30日13時10分頃から開始された質疑応答の前半部で、セキュローは、下院検察官をリードしているアダム.シフに対して感情的に反論する場面もあった。上院議員らは非常に多くの疑問を抱えていることを浮き彫りにしている現在、両側の戦いは、新たな証人又は証拠に対する投票を行うかどうかで激しく争っている。新たな世論調査は圧倒的多数の国民が証人から直接聞くことを望んでいる。28日に公開されたクイニピアックの全国世論調査では75%の登録有権者は上院の裁判で「証人が証言することを許可されるべきである」と述べている。これは共和党員の49%、民主党員の95%、無党派の75%が含まれている。しかし、トランプ側の弁護士は、米国の国民は選挙で判断することを望んでいると主張している。

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