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Image result for Images of Alex M. Azar and Coronavirus on Feb. 26, 2020アレックス.アザール     By    Washington Post

ヨーロッパおよび中東を含めて、世界的に拡大し始めたコロナウイルスの危機により、株式市場は今週早々2日間で急落した。グローバル的に懸念が拡大した健康危機の中で、米国議会は蔓延する前に準備する為、動き出している。26日、下院歳出予算小委員会は公聴会を行ったが、トランプ政権のコロナウイルスの蔓延を防ぐための予算は、超党派の議員が推進している議会と対立している。過去の政権と異なり、米国優先主義のトランプ大統領下の政権は、既に2018年から多種の世界保健機関プログラムの予算を削減し、コロナウイルスのグローバル的蔓延を食い止める計画の予算も歴史的に少ないため、批判に直面している。

コロナウイルスは、米国が蔓延を防ぐ為の準備を開始している時、ヨーロッパと中東で感染者が増加していると報告されている。イタリアでの産業中心地に感染者がいると報告された後に世界最大の自動車メーカーの工場が閉鎖されたと伝えられている。これは経済的損害でヨーロッパを脅かす要因である。イランでは数十件の感染者が出たとして制御されていない状況下で、恐怖が拡大していると言われている。ブラジルでは最近イタリアからサンパウロに旅行した61歳の男性がコロナウイルスに感染したことが、ラテン.アメリカでの最初の症例であると保健当局者によって報告された。ウクライナの保健当局者は、コロナウイルスの隔離下にある人々に対する恐怖が誇張されている状況に対抗する為、自分自身を隔離したという。中国ではコロナウイルスの蔓延は鈍化しているものの、中国以外の国で感染が拡大し始めた為、米国当局はワクチンが利用出来ないと警告している中で恐怖が高まり、これまで、ほとんど対策をしていなかったトランプ政権は批判されている。コロナウイルスの恐怖がグローバル的に拡大している状況下で、株は24日と25日に大幅に下落した。

一方、米国議会は準備を開始し始めた。26日のワシントン.ポスト(W.P)によると、この日、議会のリーダーらは「新コロナウイルスの蔓延に対処するための大規模な緊急支出包括案」に関する計画について論議を開始した。しかし、問題は政府当局者の間で「対応方法」について意見が対立していることである。例えば、「一部の保健当局者はより多くの公衆の準備が必要である」と述べているが、ホワイトハウスの「トランプの任命者はリスクを軽視しようとしている」という。26日、議会公聴会に出席した保健福祉省の長官アレックス.アザールは現在、大統領のコロナウイルス.タスクフォースの責任者である。彼はこの公聴会で「アメリカ人に対する短期的なリスクは低い」と述べたが、症例数は増加する可能性があることを認識していることを示唆した。彼は「今のところアメリカ人にとってリスクは非常に低いです。公衆衛生の観点から、私たちは技術的には米国で封じ込める状態にあります。それは急速に変化する可能性があることを私たちは常に明白にしています。米国でより多くの症例が見られることを十分に予期しています」と述べた。

又、問題は「何が必要なのかをしっかりと評価していない」ため緊急支出包括案の制定には時間がかかる可能性があると議会関係者は述べている。ホワイトハウスは月曜日の夜、18億ドルをコロナウイルスに対処するよう要求し、そのうち5億3,500万ドルはエボラに対処するために指定されたアカウントから移動させるという。しかし、トランプ政権は火曜日に上院議員に、彼らの要求は増大すると述べた。より強固なパッケージを目指している民主党と多くの共和党議員は、ホワイトハウスの要請は不十分であると非難しているが、どのレベルの資金が必要かを調査している状況である。これまでに、ホワイトハウスは、新コロナウイルス(covid-19)と戦うため、より多くの資金をどのように使用するかについての情報を幾つか発表しただけである。ホワイトハウスの関係者は彼らが要求した金額には、この病気を治療するワクチンを開発するための10億ドルが含まれており、保健当局者は、1か月半以内に早期の安全性試験の準備を整えるつもりであるが、今後1年から1年半の期間で広範な利用は不可能であると述べた。

民主党と一部の共和党議員は、ホワイトハウスがより積極的に動いて、対応を支援するための資金を追求するべきだと述べている。つまり、超党派の議員らはトランプ政権の予算に同意できない点で意見が対立している。ホワイトハウスの予算ディレクターであるラッセル.ヴォートは24日、「大統領の優先事項は母国の保護であり、政権はウイルスが米国に拡散するリスクを最小限に抑えるために積極的に取り組んでいます」と声明文で述べた。つまり、ホワイトハウスの予算は、議会が求めている予算と一致していないのである。26日の下院歳出予算小委員会での公聴会で、民主党のロサ.デラウロは行政の18億ドルに加えた緊急支出要求は「受け入れられない」とアザールに言った。デラウロは、要求額が不十分であり、行政はお金がどこから来たのかを説明するための追加情報を提供していないと述べた。アザールは、支出要求は「私が完全に支持している」と述べ、ホワイトハウスまたは管理予算局との内部の不一致があったかどうかについては開示しないと述べた。アザールは、政府はウイルスへの対応に利用できる最初の資金であった感染症迅速対応基金に1億500万ドルを費やしたか又は義務を負い、以前に発表された他のプログラムから1億3,600万ドルを現在動かしていると公聴会で語った。議会は2015年に54億ドルをエボラ出血熱に対処し、2009年にH1N1ウイルスに70億ドルを割り当てたため、政権の要求は「歴史的な基準より低い」ことから、彼は「予算要求について超党派の懐疑心」に直面したとW.Pは説明している。

米国は実際には新たな症例が増加している。26日のニューヨーク.タイムスによると、同日午後、下院小委員会の公聴会で、アザールは米国で感染した新たな症例は合計60人に至ったと証言し、保健当局はまだ新たな人々がどのように感染したかを解明していると述べた。トランプ政権が人員の削減に取り組んでいる時、米国ではウイルスが拡散する可能性が高くなっているため、批評家はそのような「健康危機に対処するためのシステムを弱体化した」と非難した。2018年、ホワイトハウスはトランプ政権がその疫学活動を49か国から10に劇的に減少し、同年世界的に拡大する伝染病の対応を調整するための国家安全保障理事会の専任の地位を廃止した。11月には5人の現役および元共和党の上院議員と下院議員を含む戦略国際問題研究センターのタスクフォースは、「米国は世界の健康安全保障の脅威に対応するためにひどく準備が整っていない」と警告し、復職、資金の再生、グローバルな健康プログラムへの注意を勧告した。しかし、それどころか、今月の大統領の予算要求は、CDCの予算をほぼ16%削減し、保健福祉省の予算をほぼ10%削減することを提案している。この提案には、世界保健プログラムへの30億ドルの削減、世界保健機関への53%の削減、及びパンアメリカン保健機関への75%の削減が含まれている。そして、現在、世界中で80,000人以上の人々が感染し、3,000近くの人々が死亡したウイルスを封じ込めるという仕事は、アザールの手に委ねられている。経済専門家は、コロナウイルス蔓延の懸念の拡大が米国と世界を景気後退に導くと予測しているため、それが株式市場を揺さぶっているようである。

トランプ大統領は今日東部時間午後6時半過ぎから行われたホワイトハウスの記者会見で10分間のスピーチを行い、米国は非常に感染者が少なく、ウイルスによるアメリカ国民へのリスクは「非常に低い」と述べた。又、米国がこの病気と戦うため「私たちは適応する準備ができており、病気が広まったとしても、私たちがしなければならないことは何でもします」と述べた。トランプは、米国人が健康を維持することに焦点を当てることを優先すると示唆した。手にした資料を紹介し、米国は世界で最も準備している国であると語った。トランプはコロナウイルスの危機に対処するため、マイク.ペンス副大統領がホワイトハウスのコロナウイルスのタスクフォースを引き継ぐと発表した。

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