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Image result for images of Mitch McConnell on Mar. 17, 2020By    Newsweek

コロナウイルス感染の試験の取り組みに失敗した為、米国で感染の確定症例は激増した現在、トランプ政権は17日、コロナウイルスからアメリカ人を如何に救おうとしているかをアピールした。同時に、上院議会の多数派リーダーであるミッチ.マコーネルは午後からの記者会見で、下院議会が先週通過した法案も含めて、複数の巨大な援助資金に関する法案の投票に取り組む為、上院議会は休暇も議会に留まると述べた。この劇的な動きは何を示唆しているか?

世界保健機関(WHO)の事務局長テドロス.アドハノム.ゲブレエサスは2020年3月11日にジュネーブのWHO本部で開催されたCOVID-19に関する記者会見で「すべての国に簡単なメッセージがあります。テスト、テスト、テスト。疑わしいすべてのケースをテストします。検査結果が陽性の場合はそれらを隔離し、症状が発現する2日前に誰と接触したかを調べ、それらの人も検査します」と述べた。又、テドロスは「どの国にとっても、最も重要なことの一つは、最高レベルでの政治的義務です。全ての国は、全ての疑わしいケースをテストできるはずです。目隠しされたこのパンデミックと戦うことはできません。彼らは症例がどこにあるかを知る必要があります」と述べた。トランプ政権を名指しで批判することはなかったが、米国を含めて十分に試験を実施していない国に向けられた声明であることを示唆した。

この危機にようやく気づいたトランプ政権は17日、今後2〜3週間以内にアメリカ人に財政的な援助をすると述べた。同日のワシントン.ポストによると、財務省長官のスティーブン.マヌーチンは「我々はすぐに小切手をアメリカ人に送ることを検討しています。次の2週間であることを意味します」と言った。「現金支払いは、元々議会で発案された」ものであるが、ホワイトハウスは可能な限り早く法を施行」しようとしており、それは「約1兆ドルの刺激策の一部」である。直接的な現金支払いに加えて、「ホワイトハウスは企業への支援、航空業界への援助、およびその他のさまざまな措置が法案に含まれていることを望んでいる。経済をさらに安定化させるために、財務省と連邦準備制度は17日に企業が資金を借りやすくするための措置を講じたが、ホワイトハウスは納税者に柔軟性を与え、来月の税支払いをさらに90日間延期」できるよう計らっている。現金支払いの考えは議会両院の民主党と幾人かの共和党によって支持されたものであり、ホワイトハウスはこれを支持している。ミット.ロムニー上院共和党議員(ユタ州)を含む一部の議員は、アメリカ人に直接1,000ドルの現金を支払う事について議論している。もちろん、これには高所得者は含まれていない。マヌーチンは「年間100万ドルの小切手を受ける人に送る必要がないことは明らかだと思います」と言った。ホワイトハウスの新しい1兆ドル計画は「経済を効果的に現金で溢れ」させ、約500億ドルは相次ぐ「キャンセルで動揺している航空業界の支援」に向けられるという。

東部時間午後3時から、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは記者会見で、上院議会は複数のコロナウイルスで経済的ダメージを解消する為、複数の法案に取り組む為、議会の休暇中も上院は議会に留まると述べた。その最初の超党派の法案は、コロナウイルスに対処するため、先週下院民主党が財務省と交渉を行い、同意に達し、幾つかの修正が行われた後に下院議会での圧倒的支持により14日に通過したものである。マコーネルは、次に「それより大きい金額の法案」に取り組むと述べた。これは恐らく約1兆ドルの刺激策であると思われる。彼はこの記者会見で、これらの動きは「二院制で超党派的に迅速に運営できることを全国の人々に保証する」と述べた。しかし「私の多くのメンバーは、下院法案にはかなりの欠陥があると考えています。彼らに対する私の助言は….とにかく投票する事である」と述べた。つまり、彼は下院民主党の着想である病気有給休暇が含まれる法案に投票することを示唆した。彼は短いスピーチの中で、上院は下院の法案に投票するが、コロナウイルスに戦うためには「もっと大きな」金額の法案が必要であると述べ、現在「通常の時ではなく、これは極度の措置を必要としています」と述べた。

WHOの事務局長テドロスはコロナウイルスの拡大を防ぐためには「試験、試験、試験」が基本であると語った。感染した可能性が疑われる個人が試験を受け、陽性であることが判明した場合、隔離するというパターンを最初から繰り返していた場合、拡大は防ぐことが可能であると示唆した。しかし、そのテストの費用には個人差及び地域差があり、保険でカバーされていない個人は、地域よって3,000ドル以上も請求されるというケースもあれば、900ドル以上が請求されたケースがある。加えて、テストを受ける体制が整っていなかった為、多くの人々がテストを受けることができない状況が続いていた。トランプ政権の中でNIH国立アレルギー感染症研究所の所長アンソニー.ファウチ博士はトランプが米国には拡大しないと主張し、死亡率も楽観的に語っていた時、COVID-19は急速に拡大し、非常に危険であると全く逆のことを公的に語っていた。政権内で一貫性がなく、試験の強化に失敗し、米国の確定症例は脅威的に拡大している。13日、米国で確定症例が最も多いニューヨーク州の知事アンドリュー.クオモは、州全体でコロナウイルス検査の実施を開始できるように連邦政府の承認を受けた研究所は28箇所だけであり、同州は「来週から1日に6,000件を処理できるべき」であるが、これまでにわずか3,000件のテストを実施した」だけである述べた。

非常に緊迫した現状で、マコーネルは、彼の共和党の仲間が下院議会の法案には減税は含まれていないため、彼らが反対することを知っているが、投票することを保証すると公表した。これは、通常の時にはありえない動きである。2020年11月の選挙では再選に直面している彼を含む共和党は、もはや多数派を維持できない危機に直面していることを十分認識している状況がある事を示唆した。全米の裁判所を共和党多数派で埋めることがマコーネルの最優先の目標であるが、マコーネルは最近、高齢者の判事ら(二人のブッシュ大統領に指名された)に対して、現在共和党大統領が在職中に辞職するよう促したという稀な行動を取った。なぜなら、次期民主党大統領下で、退職されるより、選挙前に古参の判事らが辞職した場合、トランプが共和党の若い保守派の判事と入れ替えることを可能にするからである。マコーネルは今後も引き続き、上院多数派リーダーとして居残るチャンスはないことを彼自身が悟っているからであると言われた。マコーネルは、17日下院の法案に投票すると述べたが、コロナウイルスに対処するため14日下院で通過した法案にはすぐ投票する機会があったにもかかわらず、彼は週末を地元州のケンタッキーで過ごしたと伝えられた。下院議会で可決したコロナウイルス救済法案は363対40票差の圧倒的支持で、大幅に超党派的法案であるため、マコーネルは投票をためらう余地はないことも注目に値する。

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