アメリカの最新課題 Contemporary American Issues © 2020 Yuko’s Blog. All Rights Reserved.  

Image result for Images of 96-0 result of the senate vote on Mar. 25, 20202020年3 月25日     By   The Herald-Mail

近代史上、グローバル的に前代未聞の苦境に直面し、米国は新規コロナウイルスの確定症例が世界で最大に到達したことが報告されている現状下で、上院議会は昨夜東部時間午後11 時 20分頃から始まった投票で2兆ドルを超える前代未聞の救済法案を可決した。驚くことに4人の自己隔離で議会を訪問できなかったミット.ロムニーを含む4人の共和党議員を除く96人全員が賛成票に投じた。この満場一致の圧倒的支持は、初めて上院共和党及び民主党が一体となり、議会指導者らが、特に公衆衛生に関してトランプ大統領に代ってリーダーシップを発揮したことを示唆した。一方、トランプ大統領は致命的なコロナウイルスの最も重要な公共衛生に関しても、引き続きリーダーとしての責任と義務感に欠けている。

昨夜上院議会は、実際には2.2兆ドルの前代未聞の巨額の新規コロナウイルス救済法案を96対0で可決した。昨夜の投票には4人の上院議員が参加できなかった。その中の一人は2016年の大統領候補者の一人であったリバタリアン共和党のランド.ポール(ケンタッキー)である。彼は数日前に新規コロナウイルスのテストで陽性と診断された最初の上院議員である。先週までにポールを含めて少なくとも二人が陽性の診断を受けたようである。自己隔離で投票に参加できなかった他3人の共和党上院議員はミット.ロムニー(ユタ)、マイク.リー及び投票の数分前に自己隔離を行っていると発表したリーダー.クラスのジョン.スーンである。自己隔離を行なっている上院議員は全て共和党であり、ウイルスの蔓延は議員らにとって身近な脅威であることを示唆している。

加えて、共和党多数派の上院議会は、長年見られなかった超党派の法案、つまり、労働者やアメリカの家庭を保護することを目的にした多くの融資が含まれる法案に満場一致で賛成票に投じたことは非常に驚きである。この夜ほど、彼らを含めて、米国民が健康と生命維持の脅威に晒されている最も重大な時、いざとなれば、上院共和党議員及び民主党は党派を超えた行動を取ることを鮮明に国民に表示した。つまり、議会は国民の生命維持を先に行い、その後に経済を回復させるという選択をしたのである。総体的に米国民が自己待機を命じられているか又はソーシャル.ディスタンス(社会隔離)を行なっている中で、蔓延を防ぐためには、まず、ビジネス活動を含む人との接触を断ち、全てを閉さなくてはならない。その為には国民は現金を含む最低限の資源が必要である。上院議員は全員党派を超えて、餓死する可能性があるアメリカ人にそのお金を提供することで、人々の生命を先に保護し、次に経済を回復させるという結果になる方法を満場一致で選択したことを示唆した。今まで、あまりにも長い間、党派の分裂を見てきただけに、これはもっとも感動的及び劇的な歴史の瞬間であった。

上院議員の団結と行動は、米国での死者が1,000人を超えた状況下で、経済活動を開始すると主張している大統領とは無関係にリーダーシップを発揮したことを示唆している。通常、政府のトップに立つ大統領には公衆衛生を含めて人々の健康を守る義務があるが、まだ、感染者と死亡者の増加が減速していない状況下で、ビジネスを開始すると公表したことは、彼の政府の関係者又は専門家に脅威を与えている。トランプは24日、ホワイトハウスのローズ.ガーデンでフォックス.ニュースが主催した「バーチャル.タウンホール」でのインタビューで4月12日の感謝祭までに「国を開放する」準備ができており、コロナウイルスの最悪の影響はそれまでには緩和すると述べた。彼は「インフルエンザで多くの人々を失うでしょうが、国を大規模な景気後退又は不況に陥らせることによって、より多くの人々を失うでしょう。何千もの自殺を経験するでしょう。あらゆる類のことが起こるでしょう。貴方は不安定になるでしょう。世界の中で最大かつ最も成功した国であるアメリカ合衆国を閉じてみましょうとは言えないです」と「ウイルスを誤認して言った」とニューヨーク.タイムスは伝えた

25日夜の投票結果は上院議会及び彼の政権の専門家がトランプの誤認識に同意していないことを示唆している。トランプはCOVID-19によるパンデミックの「責任は取らない」と先日宣言したが、上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルは、満場一致で法案が通過した後、「最も党派的で分裂的」な上院議会はこの課題に対処する為、「違いを脇に置いて、国のために本当に重要な何かをする」ことを可能にしたと語った。ワシントン.ポストのコラムニストであるダナ.ミルバンクはウイルスが「国を荒廃させ続ける中で、ドナルド.トランプはドナルド.トランプであり続けている。しかし、国の指導者たちは彼なしで集まっている」とし、今、議会のリーダーたちは、トランプを抜きにして米国を救おうをしている「朗報がある」と述べた。

現在もっとも重要なウイルスとの戦いはソーシャル.ディスタンス(社会隔離)という作戦である。ホワイトハウスの新規コロナウイルスのタスクホースのメンバーには責任者の副大統領マイク.ペンスに加えて、二人の博士が日々の記者会見に対応している。一人は国立衛生アレルギー感染症研究所の所長アンソニー.ファウチ及び別の博士はデブラ.バークスである。トランプが「多くのアメリカ人を公共広場に送り返す」と言ったため、「公衆衛生当局者は恐怖を感じ」ており、タスクフォースの1人であるファウチ博士は、記者会見で「明白な蔓延がない国のこれらの地域で何が起こっているかを知る必要があります」と言った。又、博士は、国が5月1日頃に症例数のピークを迎える可能性があると述べ、4月上旬に米国を解放することは時期が早いことを示唆した。

感染者の確定症例数は、まだ三日ごとに二倍増加しているため、研究者らはソーシャル.ディスタンスが非常に効果があると述べている。それは既に米国が実施しているような自宅勤務、学校を閉鎖し、オンライン.クラスに切り替え、人の訪問は電子機器を利用し、大規模な集会をキャンセルまたは延期することが含まれる。ホップキンス医学によると、現在研究者はこのソーシャル.ディスタンスにどのような効果があるかを知る為、モデルのグラフを見ている。現在米国では、感染数が急増し、グラフ線は上昇している時である為、ソーシャル.ディスタンスの解禁はまだ危険な状態であることを示唆している。例えば、数日間で重病になる多数の人々は、病院または介護施設を圧倒する可能性がある。COVID-19で、ほぼ同時に重症になる人が多すぎると、病院のベッド、設備、または医師が不足する可能性があり、それは現在ニューヨークで起きている。短時間で、突然患者が急増するとグラフは高くて狭い曲線として描写することができる。一方、同じ数の患者が数週間の経過で病院に到着するような遅い速度の場合、グラフ線は平坦なラインになり、次に下降曲線のようになる。その場合、毎日病院に到着する患者数は低下する為、病院は適切な物資、ベッド、医療提供者に対応し、患者の世話が可能になる。従って、ある時点で線がフラットになり、下降線になり始めると感染症例は減少していることを意味する。しかし、26日、ジョン.ホップキンスの掲示板はCOVID-19の感染症例は米国で82,404件、中国で81,782 、イタリアで  80,589件になり、WHOが予測した通り、米国が新たなエピセンターになった。これは致命的なコロナウイルスに関してもトランプが現実に即した対応ができない為、彼がリーダーシップを失う理由を示唆している。

日々行われている記者会見は前半部でトランプ大統領が記者団の前で、彼の支持基盤のみに向けたメッセージを送り、蔓延を軽視する発言を繰り返している。彼と同席するアンソニー.ファウチとバークスの両博士はトランプが発言する度に表情が曇り、トランプの前での発言には非常に慎重である印象を与えている。しかし、最近記者会見の前半部が終わり、トランプが部屋を去った後に副大統領ペンスが記者会見を引き継いだ後、ファウチとバークスは記者団の前で語る場合も多くなった。トランプの前で発言する必要がある時、特にファウチは解雇される危険性がある為、彼を刺激させないよう慎重に語っている。過去の政権から引き続き、国立衛生研究所で重要な立場にあり、知識と経験のあるファウチのような博士を現在米国は失う余裕はない。米国を含む世界が経済の打撃を受けているだけでなく、深刻な生命の脅威に直面している時、又、最も必要としている最高指揮官のリーダーシップが欠けている時、議会のリーダーらは、その役目を果たす為、党派を超えて共に働いている状況を見ている。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。