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As president's coronavirus approval drops, Biden's lead over Trump ...By    Fox News

今月公開された二つの世論調査はいずれも比較的に規模の大きい調査である。その最初の調査で、アメリカ人は急速に開発されたワクチンを拒否している事を示唆した。トランプ大統領は今年末までには利用可能になるかもしれないと述べたが、皮肉にも多くの人々は早期開発のワクチンを望んでいない。トランプが奨励する場合、特に高度教育を受けた白人女性が拒絶反応を示している。又、別の機関による社会、政治、経済に関する広範な世論調査で、有権者は経済の再開が有意であるとの信頼を失っており、COVID-19蔓延の抑制についてはトランプ大統領より、対抗者の前副大統領ジョー.バイデンを信頼している事を示唆した。二つの世論調査は何を明らかにしている?

21日のロイター/イプソス世論調査を解説したロイターによると、5月 13 日から19日まで、比較的規模の大きい4,428 人の米国成人を対象にしたオンライン調査で、4人中1人は、ワクチンを受けることには興味がないと答えた。回答者の約36%は「トランプ大統領が安全であると述べた場合、ワクチン接種の意欲を低下させる」と答え、回答者の10%は「非常に関心がある」と答え、11%は「わからない」と述べた。党派的には共和党のほぼ5人に1人は、「ワクチンに関心がない」と言っており、これは民主党の2倍以上である。共和党の回答者は「時々パンデミックの深刻さを軽視し、ウイルスの蔓延を遅らせることを目的とした政府の自宅滞在に関するガイドラインに反して、大統領自身が国民の抗議を奨励した」ことに影響されている可能性があるとロイターは指摘している。人口動態的には、不均等にCOVID-19疾患による死亡率が最も高い黒人の50%はワクチン摂取に「幾らか又は非常に興味がある」と答えた。「トランプ時代に共和党から急激に離れた」大学教育を受けた白人女性は、特にワクチンがどれほど早く開発されるかについて懸念しており、彼女達の40%以上は「トランプが安全であると言う場合、それを受け入れる意欲は低くなるだろう」と述べた。

コロナウイルスのワクチンにほとんど又は全く関心を示さなかった回答者の約50%は、開発が急速すぎる事を心配し、40%以上は、「ワクチンは病気自体よりも危険であると信じている」と答えた。総体的には回答者の84%は、はしかなどの病気のワクチンは成人と子供の両方に安全であるが、コロナウイルスのワクチン接種をためらう人は、それが「どれほど安全であるかに依る」事を示唆しているという。ワクチンの接種に「あまり関心がない」と答えた人の29%は、FDAがそのワクチンを承認した場合、関心は高まると答えた。ワクチン利用を早急に進めるホワイトハウスの努力を「オペレーション.ワープ.スピード」と呼んでいるが、人々は「迅速性のために安全性が犠牲にされている」ことを懸念しているという。

ロイターによると、専門家は少なくとも70%以上の米国民が感染を拡大しない「集団免疫」を達成する為にはワクチンの摂取を重視しているが、今週初め、米国のバイオテクノロジー.モデルナ社は、安全性試験に参加し、潜在的に有望な予備結果があったのは8人である。安全性がスピードのために犠牲にされているとの懸念に加えて、調査はパンデミック時にしばしば相反する安全ガイドラインのために既に批判されている「トランプ政権の潜在的な信頼問題」を指摘している。加えて、パンデミックの最中、ワクチンに関する誤った情報、脅威的なメッセージがソーシャル.メディアで拡大している。ワクチンに関するコミュニケーション計画の欠如、非常に積極的な反ワクチン運動が多くのアメリカ人のワクチン否定を促進していると学術研究者は述べている。

毎週何千もの調査を実施し、ウイルスの蔓延が政治、経済、文化、日常生活にどのような影響を与えているかを追跡し、21日に公開したモーニング.コンサルトの世論調査によると、コロナウイルスの拡散を阻止することに関して、バイデンはトランプに対して7%ポイントのリードを示した。この点で、どちらを信頼するかとの質問ではバイデンをもっと信頼している率は42%で、トランプに対しては35%である。又、このパンデミックで最も重要な課題は健康であり、この観点でどちらを信頼するかとの質問に対して、バイデンは46%、トランプが35%であった。次に国を団結させるかとの質問でもバイデンは44%、トランプが33%で同じくバイデンはいずれも11%ポイントもリードした。コロナウイルスの蔓延を封鎖するとの挑戦課題においてもバイデンは42%、トランプが35%であった。米国が危機下に置かれている時のリーダーシップにおいてはバイデンは44%、トランプが38%でバイデンが6%ポイント有利である。次に国家安全保障においてはいずれも42%で同率の評価を示した。パンデミック後の経済回復(40%対43%)、一般的な経済(41%対44%)、雇用(40%対44%)などの経済的課題において、トランプは最初の二つの質問で3%リードし、最後の質問では4%ポイントの差でバイデンをリードした。

公衆衛生への影響より、コロナウイルスの「蔓延による経済への影響を懸念している」と答えた米国成人の割合を今年3月と5月、及び党派的に比較したチャートは以下の通りである。

党派別/時期 2020/3/26 2020/5/17
有権者全体 29% 36%
民主党 19% 18%
独立派 31% 38%
共和党 39% 57%

共和党は最も経済の悪影響を懸念しており、その傾向は今月益々増加している。経済再開を求めて、自宅滞在に強く反対するための抗議活動に参加しているグループはほとんど共和党である状況と一貫性がある。抗議グループの中には銃保持権利をアピールする共和党支持者がライフル銃を持参していたことで注目された。又、米国、グローバル、地域の経済を懸念する米国成人を対象にした2月と5月の比較では、総体的に懸念が増加した。2月にはグローバル経済を懸念する率が最も高かったが、5月には地元の経済を懸念する率は2倍に拡大した。

懸念 2020/2/2 2020/5/17
米国経済 58% 88%
グローバル経済 64% 78%
地域の経済 42% 84%

この世論調査で、モーニング.コンサルトが学んだ他の要点は次の通りである。⑴ 米国成人の73%は、現在COVID-19で多数の人々が「死亡した責任」をある程度中国政府が負っており、最も非難された団体として、「社会的に距離を置かなかったアメリカ人」と結びついていると米国の成人は述べている。⑵ 有権者の50%は、米国が再開するには速すぎると述べている。 ⑶ 蔓延前に比較して、消費者の確信は20倍低下し、株価に関しては6倍減少した。⑷ 有権者は引き続き、社会的距離を置くことが「潜在的な経済的コストに見合う価値がある」と信じている。これは全ての党派で大多数を占めている。例えば、全体の有権者で70%、民主党88%、独立派64%、共和党の55%が社会的距離の重要性を認識している。⑸ 彼らの地域社会に深刻な健康リスクがあると信じているアメリカ人の割合は減少している。⑹ 有権者の79%はCOVID-19蔓延の第2の波が来年になる可能性が高いと考えている。⑺ アメリカ人の64%はCOVID-19のワクチンがコロナウイルスから人々を保護する場合、利用すると述べている。⑻ アメリカ人の10人中8人以上は地域経済への影響を懸念している。

同時に米国政府は先月臨床実験に入っていたオックスフォード大学の潜在的なコロナウイルス.ワクチンも年内に準備ができる可能性があるとして、供給を確保することに同意したと報告されている。要するに、ワクチンを最初に提供する企業は国立衛生研究所と提携しているモデルナ社であるかどうか不明な状況である。トランプ大統領は、来年早期または今年末までに利用可能になるかもしれないと語っているが、期待に反し、一般的に多くの有権者は、スピードよりワクチンの安全性を重視しているため、通常の開発基準より早急に市場に出回るワクチンには飛びつかない可能性がある事を示唆している。モデルナ社のワクチンは最近、最初の臨床試験が好ましい結果であった事を発表した時、次の段階では試験参加の人数を増加し、三段階での臨床実験では更に拡大すると述べているため、実際にはまだ1年以上かかる可能性がある。少なくとも、政府認可のワクチンの「広範な利用は早くて2021年の中頃」である。ワクチンの利用性に関する二つの世論はいずれも、大半のアメリカ人は、保護することが保証された場合、その利用を考慮する意思がある事を示唆している。又、モーニング.コンサルトの世論調査は、有権者がCOVID-19の蔓延を封じ込める事ではトランプより、バイデンを信頼している事を示唆した。全米50州が経済を再開するにあたり、その再開が有意義で安全な方法で行われるとの確信は大幅に欠如している事を示唆した。コロナウイルスの蔓延に起因する景気後退は11月の選挙で、地域の経済から世界の経済に至るまで、圧倒的多数の米国民は総体的に経済問題に最大の関心を寄せている事を明白にしている。

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