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NASA considering extended Crew Dragon test flight to ISS ...By     Space News

2020年5月27日予定されていたSpaceXの宇宙探査用カプセルの打ち上げはトランプ大統領がフロリダにあるNASAケネディ宇宙センターに到着した後、幾つかの理由により延期された。米国でのロケット打ち上げは2011年以来であるが、これが成功するとどのような意義があるのか?

SpaceXとはSpace Exploration Technologies Corpの取引名であり、カリフォルニアのホーソーンに本社を置くアメリカの民間航空宇宙メーカーおよび宇宙輸送サービス会社である。火星の植民地化を可能にするために宇宙輸送コストを削減することを目的として、2002年にエロン.ムスクによって設立された。SpaceXの所有者はエンジニア、工業デザイナー、テクノロジーの分野での起業家であるエロン.ムスク(1971年6月28日誕生)である。彼は、カナダ、米国の市民であり、SpaceXの創設者、最高経営責任者、エンジニア/デザイナーの主任であり、テスラ社の製品建築家である。

フロリダ州ブレバード郡にあるケネディ宇宙センターではSpaceXが開発したカプセルの発射が27日の東部時間午後4時半に予定されていたが、天候が良くないとの理由で延期になった。悪天候及び技術的問題による障害があった場合、NASAは5月30日と31日を別のスケジュールとして指定している。現地から取材しているCNNの記者によると、予定時間の寸前に延期になった理由は晴天ではなかった為である。視界が完全にクリアでない場合は発射の条件に適切ではないと判断したという。しかし、天候の他にも、延期になった重要な理由もある。26日のCNBCによると、COVID-19のパンデミックが影響している。何千人もの人々がNASAの打ち上げクルーを見るため、フロリダのスペース.コーストに集まったが、コロナウイルスの危機を考え、当局は「前例のない要求」をした。NASAの責任者は、大勢の人が高速道路やビーチに集まり、打ち上げを見守るための「時ではない」と述べた。NASAが希望していたことは、群衆がケネディ宇宙センターに旅行し、打ち上げの現場近くに集合するのではなく、「自宅から参加する」事を求めていた。

宇宙ステーションへの特命飛行を遂行する宇宙飛行士は、ダグラス.ハーレー(右: 1966年10月21日)とロバート.ベンケン(左: 1970年7月28日)である。ハーレーは元海兵隊パイロットであり、現在NASAの宇宙飛行士であり、2009年7月と2011年7月の最終飛行でスペースシャトル.プログラムを操縦した経験がある。ロバート.ベンケンは米空軍の大佐で、機械工学の博士号を取得し、2000年からNASAの宇宙飛行士、エンジニア、宇宙飛行士事務所の元所長である。彼は2008年と2010年にスペースシャトルの特命飛行を達成した熟練者である。今日SpaceXによる初日の発射は中止されたが、この二人の宇宙飛行士を運ぶSpaceXのカプセルの名前はクルー.ドラゴンと呼ばれている。このカプセルには最大7人を軌道に乗せることが可能な設計になっている。

この投資はある意味で有意義かもしれない。その一つは、スペースシャトル.プログラムが2011年に終わって以来、米国は宇宙飛行士を宇宙に送っていないだけでなく、NASAの宇宙飛行士はロシアに旅行し、同国のソユーズ宇宙船で訓練を受けていた。NASAはその訓練プログラムで、宇宙飛行士一人あたりの席を確保する為、多額の支払いをしていた。従って、このコストの無駄を無くすという点で経済的なメリットがある。2011年には宇宙ステーションへの12回の往復で7.5億ドルの新規契約を結んだという。2016年9月のビジネス.インサイダーによると、NASAがこれまでに支払った最も安いソユーズ一人あたりの座席は、2007年と2008年に2,180万ドルであった。しかし、宇宙機関が恒久的にスペースシャトルを接地した直後、ロシアは一座席あたりのコストを大幅に引き上げた。2018年までに、NASAとそのパートナーは、ソユーズの座席に1人あたり約8,100万ドルを支払う必要があり、ロシアはNASAの宇宙飛行士を打ち上げるために10年間で372%多くを請求した。12年間にわたるNASAの総コストは約33億7,000万ドルであった。

この宇宙飛行プログラムはDemo-2と呼ばれている。2011年以来の、最初の宇宙特命飛行は米国の将来を見る上で重要である。26日のCNBCによると、NASAは、SpaceXとボーイングにそれぞれ31億ドルと48億ドル相当の契約を結び、コマーシャル.クルーというプログラム下で新しい宇宙船を開発した。Demo-2の歴史的な重要性は、ウォール.ストリートからシリコンバレー、米国の首都まで、幅広い聴衆を魅了していることである。トランプ大統領と副大統領マイク.ペンスは27日、NASAのケネディ宇宙センターを訪問した。SpaceXの創設者エロン.ムスクは、打ち上げサイトからわずか数マイルのミッション.コントロール.ルーム内から視聴する予定であった。モーガン.スタンレーは、民間の宇宙飛行の未来と、未来の特命飛行を支援するテクノロジーに取り組んでいる多くの企業にとって意味があるため、27日の発射を見逃さないよう投資家に伝えたという。又、SpaceXの人間による宇宙探査用カプセルであるクルー.ドラゴンには多額が投資されている。ムスクは昨年、クルー.ドラゴンの開発に資金を供給するために数億ドル規模で投資したと語った。NASAはソユーズに1人あたり約8,000万ドル以上の契約費をロシアに支払うより、米国で開発されたクルー.ドラゴンと一緒に飛行するために、宇宙飛行士一人当たり5,500万ドルを支払うと予想している。

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