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「福島第一原発」タグがついた投稿

福島原発の放射線漏れによる国際問題

東日本大震災および福島原発事故による前代未聞の壊滅的な災害から丁度3年が経過した。福島原発から漏れた汚染は太平洋に流れていることは懸念されていたが、放射線で汚染された水はカナダ海岸に漂流し、4月には米国との国境近辺に到達することが判明した。米国の科学者は米国人の不安を解消するため、一般市民の協力を得てモニターを開始した。また、「友達作戦」の救済活動に貢献し、放射線汚染が原因と思われる疾病で苦しむ多くの海軍兵は、今年東京電力を告訴することに踏み切った。 (さらに…)

『2:46: 余震』のメッセージ

2011年 3 月11 日午後2:46分に震度9.3の大地震が日本の太平洋三陸沖を襲い、其の後、壊滅的な津波、そして、福島第一原発問題の恐怖による前代未聞の三重苦を経験した日本では、その記憶がまだ脳裏に焼き付いている方も多いはずである。 地球の裏側に住んでいる筆者もほとんど1週間は悲痛な思いで被災地を見守っていたが、ふと、自分にできることは何かと考え、米国の家族や知人に義援金の協力を求めようと決心した。8,000人以上の日本人が死亡し、40万人が家を失い、この瞬間にも十分な食べ物も水もない過酷な状況に遭遇しながらも冷静さと威厳を失わない日本人に多くの外国人ジャーナリストは感動していることをメールで20人以上の知人に訴えた。このメールの反応は確実にあって、 詳しい情報を知らせてくれたことに感謝し、送金したとの連絡を複数から受けた。あれから2年が経過した日本では、今日原発反対のデモが行われ、世界の各地で様々な催しが開かれているようだ。 (さらに…)

米国民が抱く放射線汚染の不安に答えたFDA

福島第一原発事故以後、1年が経過した今日でも、多くの米国民が日本から輸入される食品および米国領海で捕獲される海産物の安全性に著しい不安を抱いています。米国食品医薬品局〔FDA〕は、日本政府と綿密な連携をとりながら、日本の状況をしっかり把握するとともに、米国のモニター・システムも万全の体制であるとアピールしています。

FDAが5月23日更新した『放射線の安全性』の報告書によると、米国は、アメリカの食品供給を保護するため、特に輸入食品に厳密な検査システムを導入しています。例えば、FDA  は900人の調査官と450人の分析員がサンプルを集めて分析していて、毎年31,000の日本からの輸入品のサンプルを検査しています。更に、FDA は輸入品が市場に出回る前にサンプル検査を行っていて、これらの業務はアメリカ合衆国税関・国境警備局〔US Customs and Border Protection〕と協力体制で行っています。

更に、FDA は日本から輸入される製品の安全性を明確にするため、国境でのスクーリニング・テストを徹底して行っているようです。また、検査には、(分類1)日本の政府が販売または輸出を制限している製品、(分類2)日本政府が現在販売または輸出を禁じていない製品、(分類3)福島、茨城、栃木の3県から輸入されている食品または飼料で、FDA の輸入警戒に含まれていない製品、(分類4)FDA が基準を定めた食品の全ての中で、他の分類に属さず、輸入警戒品にリストされていない製品。この分類には日本から事前にモニターの情報を受けているものも含まれる、など4つのカテゴリー〔分類〕による検査工程を設定しています。

FDA は、放射線の影響を受けた地域の輸入会社から輸入される製品には特に注意を払っているようです。日本は出荷の情報を事前にFDA の事前通知センター(FDA’s Prior Notice Center)に知らせるシステムになっているため、米国国境での検査で安全性に不審のある食品または製品は市場に入荷しないシステムになっています。アメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)は、放射線検波装置を利用し、毎日、輸入食品、貨物、旅行者にたいする放射線検査のスクーリニング・テストを行っています。

FDA が実施したスクーリニング・テストの結果について:FDAの輸入調査官は5月23日までに、放射線同位体汚染検査で、約32、000のフィールド・テストを行った。その際、1299のサンプルを採集し、その内199品目は海産物であった。1299のサンプル中、1298のサンプルにはヨウ素131、セシウム134、セシウム137などの放射線同位体は検出されなかった。

食品中に含まれる放射線同位体の中で最も懸念される物質は、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137などである。これらの他にFDA は、ストロンチウム90、ルテニウム103、およびルテニウム106のモニターも行っている。

日本から輸入される製品でFDA が規制している製品は、人間および動物の食糧、医療品、放射線を放出する医療器具、化粧品、人間および動物の薬品、ダイエット食品、動物の餌などが含まれている。日本から輸入される製品は全輸入品の4%にすぎない。その中の60%は全て食品で、魚介類、スナック菓子類、柑橘類の加工品、および野菜類などである。日本から輸入する食品は全体の4%である。乳製品は、FDAが規定した全ての製品のわずか0.1%であり、ほとんどの乳製品は国内生産である。

放射線物質で汚染された水が及ぼす海産物の安全性の影響についてFDA は、下記の理由により、海産物が人体の健康を害するとは考えていないようです。

1.日本から輸入してアメリカで消費される海産物は1%以下であるが、福島第一原発の近辺で捕獲された海産物はほとんど、あるいは全く輸入されていない。

2.水は本来シールド(遮断)し、濃度が希釈する性質を持つ。太平洋の大海の水は急速に希釈される。また、空中の放射線粒子は水の表面に漂うため、水中を泳ぐ魚と放射線粒子との間には水の体積があるため、それがシールドして保護する役目がある。

3.放射線同位体は急速に衰退する。例えば、ヨウ素131の半減期は約8日である。つまり、放射線レベルは8日ごとに半減する。

4.FDAは、トリプル・テスト〔三重検査〕を明白にしている。(1)日本が輸出する前に日本でも検査する。(2)市場に入荷する前にFDAの税関・国境警備局が検査する。(3)FDAが放射線測定器で検査し、不審なものは直ちにサンプル採集するなどのフィールド・テストを行っている。

最後に、福島原発近辺からアメリカの魚業沿岸に遊泳する魚の汚染に関して、FDAは魚が日本から米国の沿岸沿いに遊泳するには、ベスト・コンディションで数日を要するとしている。高度なレベルの放射線で汚染された魚が福島原発近辺からアメリカの沿岸に遊泳し、漁船に捕獲される可能性はほとんどない。仮に、そのようなありえない遊泳があっても、ヨウ素131のような寿命の短い放射線同位体は、遊泳する期間に放射線の自然的な衰退により、その汚染レベルは著しく低下する。日本は長期寿命のセシウム137でさえ、放射線汚染度はFDA の基準を下回ることを確認している。日本沿岸から約30キロ離れた飲料水の放射線は急速に消散しており、福島第一原発から離れた場所で捕獲された海産物には影響がない。

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参考資料: Radiation Safety:U.S Food & Drug Administration

福島第一原発事故が米国人に与える食生活の影響

先週末、西海岸のカリフォルニア州で、捕獲されたブルーフィン・ツナ(マグロ)が放射線物質に汚染されていたことが判明した。昨年、ニューヨークでは、海産物を含めて、日本の輸入食材を使うレストランは客の目前で、調理したメニューの安全性をアピールするため、客のテーブルの前で放射線汚染度の測定を行い、客が納得してから、テーブルにその皿を置くという話や、当地での海産物輸入業者がかなり痛手を負った話を頻繁に聞いた。ブルーフィン・ツナは日本沿岸のみならず、太平洋北部、大西洋の西部や東部でも捕獲されているため、福島第一原発の放射線漏れが、広域に及んで海産物に影響を与えることになると不安の声があがっている。今度は、約9600キロ離れた、カリフォルニア海域で水揚げされるマグロは放射線物質に汚染されていると知った寿司好きのアメリカ人に何らかの心理的影響が出ていることは否定できない。私の友人は早速、「当分、マグロの寿司は食べない方がいいのかな」と言った。

29日の『ブルンバーグ』紙によると、米国科学アカデミーの研究者らは昨年8月サンディエゴで捕獲された、黒マグロ(Pacific blue fin)は、2010年に捕獲された魚類に比較すると10倍のレベルの放射線セシウムを含んでいたため、福島第一原発から海上に漏れた汚染水が原因だとみている。しかし、現在のところ汚染の安全基準を下回るため、今回捕獲されたマグロを食べても健康に支障はないという。生態系の原理から言えば、マグロのような大きな魚は小さな魚を食べるため、マグロの汚染度は上昇する。更にマグロは、水中で排泄するが、そのセシウムで汚染された海水を含む「放射線物質は海洋で経時的に希釈される」と科学者らは予測している。いずれ海中の汚染物質濃度が低下すれば、マグロの汚染度も低下するということである。その過程にどのくらいの時間を要するのか、その規模と速度を国民は判断できないため、日米協力体制で海産物の国際的安全性基準を明白にする必要がある。今や日本の放射線汚染問題は、日本のみならず、米国人の食生活にもある程度影響を与えていることは間違いない。