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4日の今日は、全国の飲食業労働者による最低賃金引き上げ要求の大規模なデモが行われている。平和的なデモ活動であるが、正午を過ぎた頃には既に多数の参加者が逮捕されている。この運動は、労働組合が数ヶ月前から計画した「15ドルの戦い」 の草の根運動である。多くの州では、最低賃金も今年11月の投票課題であるが、オバマ大統領は2日、2年間続いているこの運動を支持すると表明した。

ニューヨーク、シカゴ、デトロイトを含む約150の都市で、マクドナルド、ウェンディ、バーガー.キング、タコ.ベルなどのファースト.フード.レストランの労働者による非暴力的デモ抗議は、歴史的に大きいイベントであると言われている。平和的なデモ抗議であるが、道路で座り込みをしている抗議者は交通を遮断するとして、全国で430人以上が逮捕されている。4日のシカゴ.トリビューンによると、シカゴだけでも 昼間に50人が逮捕された。ニューヨークで19人、デトロイトで42人、リトルロックで11人、ラスベガスで10人が逮捕された。警察は道路から移動するよう要請したが、彼らは拒否したため手錠をかけられ拘束された。未来のアメリカを開く為、$7.25から$15に上げる要求は厳しい戦いであるが、逮捕も覚悟して参加しているようである。道路上のデモ抗議で交通を遮断した場合、軽犯罪の容疑で逮捕されることになる。しかし「15ドルの戦い」の主催者は「市民不服従の行為も含めて道路での抗議を今年初めに計画していた」という。

労働組合の支援を受けて開始された飲食業労働者の15ドルを勝ち取る戦いは2年間続いているが、ストライキに参加した労働者に対して、労働時間を削減するなどの報復があったとして、全国労働関係委員会に多数報告されている。オバマ氏は2日、ミルウォーキーの集会で、様々な挑戦に直面しても生活苦を克服する為、真剣勝負に挑んでいる草の根の「2歳の運動」を支持すると表明し「現在全国的な規模で、家族のために誇りと尊厳のある生活ができる賃金を上げる為、ファースト.フード労働者で構成された全国的な国民運動が展開されている」と語った。また、「単純な真理を否定することはない。アメリカ人は昇給に値する。人々はウォール街で非常にうまくやっている。彼らは企業の会議室で非常によくやっている。アメリカに昇給を与えなさい」と述べた。

オバマ氏は今年 1 月27日の一般教書演説でも、連邦政府の$7.25の最低賃金上昇を提起した。その理由の一つとして、今日の最低賃金はレーガンの時代より20%少ないと指摘した。現在のインフレーションに適応した最低時給は少なくとも10ドルであると言われている。この様な観点から、生活賃金として、莫大な利益があると言われるファースト.フード産業は時給を上げるべきである。ワシントン州のように草の根運動で成功した州もあると言われている為、いずれ企業は無視できなくなる。なぜなら、最低賃金引き上げは 11月の中間選挙の熱狂的な課題である。多くの州では、州議会が考慮している議題について、州の有権者の同意を求める投票が行われる。それらの議題には同性結婚、マリファナ娯楽使用の合法化、最低賃金の値上げなどが含まれている。このような課題は有権者に投票する動機を与える為、少なくとも70%以上の有権者が支持している最低賃金は民主党の選挙キャンペーンの優先課題である。

 

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